「発酵文化人類学」の著者・小倉ヒラク氏は、久々に出会った「カロリーの高い方」でした。

オススメ本, ホンバコ

どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。

発酵デザイナーの小倉ヒラクさんが、僕の経営する「Book Cafe ホンバコ」に来てくださり、ご自身の著書の出版記念イベントを開催してくださいました。

身分不相応ながらも出版記念トークショーの進行役を務めさせていただきましたが、どんな話をしたかのかは当日参加された方々だけの大切な思い出とさせていただいて、今回はヒラクさんに出会って感じたことを書いてみようと思います。

(当日のトークの内容は、書き起こし出来たら有料記事に公開するかも! 誰か書き起こしして〜!)

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発酵デザイナー・小倉ヒラク

「発酵デザイナー」と聞いて頭に「?」が浮かんだ人も多いのではないですか?

ヒラクさん曰く、発酵デザイナーとは「見えない発酵菌たちのはたらきを、デザインを通して見えるようにする」仕事で、世界にただひとりしかいません!(超絶ブルーオーシャンw)

全国の醸造家さん達と商品開発や絵本・アニメの制作、麹作りや味噌作りのワークショップなどを開催されてきました。デザイナーとして活躍していた中で「発酵学」に興味を抱き、東京農業大学に研究生として通い、現在は山梨県甲州市の山の上につくった「発酵ラボ」で日々菌を育てながら微生物の世界を探求しています

2014年のグッドデザイン賞を受賞した絵本&アニメ『てまえみそのうた(リンク先YouTube)や、連載を務めている雑誌『ソトコト』でご存知の人もいるかもしれませんね。

カロリーの高い2日間

これまでも何度かあったんですが、このようなパワーの強い人がイベントをすると、参加者の人たちもキャラの濃い人が集まってきます

今回もまさしくそんな回で、「巨石ハンター」や「酒造屋さん」などなかなかにハイカロリーな方々が参加しており、ヒラクさん自身も少しクタクタになってました。思わず「鳥取はカロリーの高い人が多すぎじゃないか?」と言葉に出てしまっていたほど…。w

確かに鳥取自体にハイカロリーな人が多いのは否めませんが、ヒラクさん自身の持つ独特な空気感と、手前味噌ですが「ホンバコ」の持つ不思議な求心力によって、引き寄せられてきてるのかもしれないな〜と思った次第です。

しかし、僕自身もこの日ほどのカロリーの高さは久しぶりでした。旅をしている時に味わったことのある「自分の知らない世界を一気に覗き見すぎた時の疲労感」のような感じ。

そんな感覚を抱いたのは、おそらく前日の出来事もあったからでしょう。実はイベントの前日の夜も、ヒラクさんとご飯の時間を一緒に過ごさせてもらっていたんです。

僕はこの時がヒラクさんとの初対面だったんですが、もう目からウロコな話が次から次へと出てきて頭が強制的にフル回転している気分でした

ちなみにですが、約2時間ちょっとの間に「発酵」の話は一切無し!
代わりに「人間の業」についての話を永遠と繰り広げました。ww

「話を聞いてもらえるおじさん」と「元才女おばさん」

その中でも、「話を聞いてもらえるおじさん」「元才女おばさん」の話は、聞いてて心から納得するほど鋭い視点で、これまでモヤモヤしていたものが全てクリアになった気分さえしたほどでした。

男の僕自身は、やはり「話を聞いてもらえるおじさん」の話に興味をそそられます。

「話を聞いてもらえるおじさん」を簡単に説明すると、『一定のコアなファンがつき、何を話しても「わーすごい!」と聞いてもらえてしまうので、気づかず挑戦者の立場を降りてしまっている系のおじさん』のことなんですが、自分自身もそうなり兼ねないと思ったんですよね。

周りを見ても「話を聞いてもらえるおじさん」になってしまってると感じる人も何人かいますし、今の自分自身も客観的に見れば、知らず知らずに挑戦者の立場から降りてしまっているのかもしれない。そんな恐怖を感じてしまいました。

ヒラクさんも同じだったようで、「僕らも話を聞いてもらえるおじさんにならないように、いつまでも挑戦者でいようね」というメッセージを残してくださいました。ありがたきお言葉ー!

(「元才女おばさん」については今回は割愛させていただきますが、たまたまその席をご一緒していた「恭子センセイ」とヒラクさんは、深夜2時過ぎまでこの件で話し込んでいたみたい…。)

ヒラクさんの鳥取感想

そんなカロリー高めな鳥取滞在期間を過ごしたヒラクさんは、鳥取にどんな印象感想を抱いたのでしょうか。翌日早朝5時発で長野(7月5日にして7月5回目のイベント開催地)に向けて出発したヒラクさんがツイッターに書いていた内容をまとめてみました。

定有堂書店にかなり食いついてますね。w

ヒラクさんがこの春に発売した著書発酵文化人類学は定有堂書店でも取り扱っているみたいです!

ちなみにですが、僕の経営する『Book Cafe ホンバコ』でも購入可能です! 鳥取市内で買えるのは、今のところ「定有堂書店」と「ホンバコ」だけだと思われます!

買いに行けないけど読んでみたい!、という方はamazonでも買えますよ〜

最後に、この『発酵文化人類学』について紹介して終わりにしようと思います〜

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『発酵文化人類学』ってどんな本?

大豆に麹菌がつくと美味しい味噌に、ブドウにイーストがつくとワインに、牛乳に乳酸菌がつくとヨーグルトに………。
発酵とは、微生物が人間に役立つ働きをしてくれること。そして微生物のちからを使いこなすことで、人類は社会をつくってきた。
「発酵デザイナー」が「文化人類学」の方法論を駆使して、ミクロの視点から社会のカタチを見つける旅へ出発!

と、内容説明には書かれていますが、この本を一言で表すとこうなります。

発酵を通して人類の文化を掘り下げる
世にも珍しい「発酵カルチャー本」

発酵にまつわる入門書のようでそうでもなく、かといって文化人類学の専門書と言われればちょっと違う。
本書の「まえがき」に書かれている、【期待していいこと】【期待しちゃダメなこと】を記載しておくで、気になる方は手に取るかどうするのかの判断材料にしてみてください。

【期待していいこと】

・発酵文化の面白さがわかる
・同時に文化人類学における主要トピックスがなんとなくわかる
・人類の起源や認知構造についてそれとなく見識が深まる

【期待しちゃダメなこと】

・発酵について体型的に学ぶ
・文化人類学について体型的に学ぶ
・発酵食品の健康機能や美容効果がわかる

P.S.
何気に「まちづくり」と「文化人類学」って非常に関連性があるのだと気づいた。
そう思って大島芳彦さんの本箱を見ると『文化人類学入門/祖父江孝男』という本がちゃっかり置かれてる。
こういうところから着眼点が広がる。我ながらホンバコの仕組みは素敵だ。

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オススメ本, ホンバコ

Posted by りょうかん