2014.09.28 昇り龍

2017年5月27日旅の記録

どうも、りょうかんです。

前回の日記で書いたように、この日は熱海時代のインターン同期の実家に泊まりました。どこなのか、お気づきの方もいるでしょう。そう、S坂さんの地元、宮崎です! 2度目の宿泊を快く承諾してくださったお母様、本当にありがとうございました。

そんなS坂さんの実家を11時前に出発し、近くの国道10号線でヒッチハイクを開始したところ、3分で1台の車が停まりました。中から30代の女性とそのお母さんと思わしき60代の女性。「少しだけどいいかな?」ととても優しい声をかけてくださり、20分ほど乗せていただきました。車内では、ヒッチハイクのノウハウや体験談などをとても興味深そうに聞いてくださり、楽しいドライブになりました。

その方の目的地付近のコンビニで降ろしてもらい、さあ次のヒッチハイクを開始だ!とボードを掲げた次の瞬間。目の前には1台の車が。今までのヒッチハイクの中でも最速の1秒! これにはさすがにビックリしました。停まってくださったのは、20代後半ぐらいの男性で、自宅のある日向市に帰るところだったみたいです。ちょうど日向市にある大御神社に寄りたかったので、そこまで乗せてもらうことに。昼ご飯を食べてないだろうと気を使ってくださり、行きつけのパン屋さんでオススメのパンを奢ってくれました! 本当に助かりました。

ということで、大御神社へ。

大御神社になぜ来たかったかと言うと、昇り龍を拝みたかったから

洞窟の奥から入り口を見ると、浮かび上がる白い昇り龍。この洞窟自体、人工の洞窟らしく、昔の人はこの龍が見えるように計算して掘ったのでしょうか? 不思議です。

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この昇り龍をドラゴンボールのシェンロンに見立てて、1つお願いをしてきました。何を願ったのかは、内緒です。

この昇り龍を拝むまでに海のすぐ横の崖を下るんですが、台風が近づいて来ていた影響か少し波が荒く、カナヅチな私はびびってしまっていたのは、ここだけの秘密です。

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気を取り直して、ヒッチハイクを再スタート。Pennyで国道10号線まで戻り、大きめなバス停の前で「延岡」と書いたボードを掲げること5分。後ろの駐車場からこちらを呼ぶ声がしました。振り返ると、先ほど通り過ぎた車の方が「乗りますか?」と言っているではありませんか。断る理由なんてありません。ささっと乗り込み、宮崎県民の優しい人の多さに、感無量になってました。

この車の方、29歳の男性だったんですが、去年の今頃にヒッチハイクをしたことがあったらしいです。そのときは、旅というより、半分夜逃げ的な感じで無一文で大分から日向まで帰って来たらしいです。しかも、紙もペンも持たずに。ほぼ歩いて帰るつもりだったけど、あまりの遠さにコンビニとかで交渉したみたいです。なかなかハードな経験をしてますよね。びっくりです。

この方に乗せていただいたのが14時頃だったんですが、18時から美容室の予約をしており、それまでの時間を持て余してるから行ける所まで行ってあげる!と、約2時間、乗せてくれました。結局、この日の目的地の大分県佐伯市のちょっと手前まで。面白半分でまだ山間部の辺りで降ろされたんですが、それもまたご愛嬌ということで。笑

そして、その山間部でヒッチハイクを開始して3分後。目の前のアパートから出て来た方が、「佐伯のどこまで行きたいん?」と停まってくれました。佐伯港に行きたいと伝えたところ、そこまでは行けないけど途中までなら、と乗せてくれました。年齢を聞くと、22歳と年下。仕事は車の整備士で、今日は休日にも関わらずお客さんに塗装を頼まれて休日出勤していたらしく、家に工具を忘れて取りに帰ってたところだったみたいです。

そんな感じで、この日は運に恵まれ、夜遅くまでに着ければいいと思っていた佐伯市に17時過ぎには到着し、完全に暇を持て余す感じになりました。当初は朝4時10分発のフェリーに乗ろうと思ってたんですが、この時間だと20時50分発のフェリーにも間に合うということで予定変更。

ただ、予定を変更したものの、それでも時間が余っているので、大きめの本屋で立ち読みして時間を潰し、フェリー乗り場に近い辺りのFamily Martで更に時間を潰しました。そのFamily Martで夜食を買ってフェリー乗り場に向かおうとした時、おそらくヒッチハイクと書かれたボードを見たであろう店員さんが声をかけてきました。「お兄ちゃん、どこから来たの?」 そんな質問から話が盛り上がり、帰り際にはファミチキをサービスでつけてくれました。

今日は運がついてる!

そう思っていたのも束の間、時計を見ると、20時25分。フェリー乗り場まで15分ぐらいかかるので、けっこうギリギリです。「のんびりしすぎた!!」と慌ててPennyに乗り、フェリー乗り場に急ぐ。そんな焦りが冷静な判断をさせてくれなかったのでしょう。暗い夜道でPennyに乗ることが如何に危険な行為か……。

案の定、ちょっとした段差に気づかず、Pennyのタイヤが引っかかり、私の体は勢いよく吹っ飛ばされました

右側の顔からアスファルトに突っ込み、起き上がると目の前には血が垂れてました。「やっちまったー」という後悔と、「フェリーの時間が!」という焦りが交わって、冷静ではいられませんでした。

とりあえず、Pennyを拾いに戻り、右目の上から流れてくる血を手で拭いて、フェリー乗り場に急ごうとしました。そこで異変に気づきます。視界がボヤけてました。そうです、メガネがありません。

事故現場に戻り、目を凝らして地面を探しました。もしメガネを無くせば、これからの旅は今までより5倍はハードなものになるのは目に見えてます。間違えて踏まないように、且つ、急いで探すと、なんとかメガネらしき物体を見つけることが出来ました。ただ……右側のテンプルと呼ばれる耳にかける部位が取れてました。これではメガネとしてかけることができません。

そんなことを考えている暇はないので、壊れたメガネを拾い上げ、急いでフェリー乗り場に向かいました。なんとか出航5分前に乗り場に辿り着き、急いで手続きを済ませ、滑り込むようにフェリーに乗り込みました。

そして、荷物を置くとすぐにトイレに向かい、流血の状態を確認しました。

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まあ、予想していたよりは幾分か軽傷だと感じました。体感では、かなりの重傷だと思っていたので。

水で傷口を洗い、トイレットペーパーを片手に仮眠スペースに戻って横になり、止血をしました。その頃になって少し右ひじにも若干の痛みを感じていましたが、流血のショック、メガネ破損のショック、視界が悪いことでのストレスなどで、頭は混乱状態です。右ひじについては、起きてから考えることとして、仮眠を取ることにしました。

23時40分頃に目が覚め、下船の準備をします。夜になり寒くなってきていたため、長ズボンとストールをカバンから取り出そうとすると、右ひじの違和感に気づきました。明らかにひん曲がってました。バレーのレシーブの形を作ろうにも、全く作れないほどに。「折れてる…!?」とびびりながらも、ひじを触ると骨が折れているような痛みはありませんでした。ひとまず安心して、下船の準備を進めました。

0時10分。無事に下船を終え、今日の寝床を探しました。場所は、高知県宿毛市。超田舎町です。もちろんネットカフェは無く、ファミレスも離れた場所まで行かないとありません。あまり電池残量に余裕の無いスマホをフル活用しながら、宿毛駅に辿り着き、諦めてここのベンチで寝ることにしました。

その頃になると、右ひじの痛みがかなり増してきていました。折れてはないものの、これはかなり重傷だな、と感じました。防寒のために服を着込もうとする時も、痛みで上手く着れないほど。

寒さと痛みに耐えながら、宿毛駅のベンチ(外)で、朝を迎えるのでした。

 

壊れたメガネ、痛めた右ひじ、流血する目の上。

急に訪れたこの旅最大のピンチに、どう立ち向かって行くのでしょう。そして、私はどこに向かって旅を続けるのでしょう。

まだ旅は、続く。。。

 

では、また!

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2017年5月27日旅の記録

Posted by りょうかん