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観光地の熱海が、年に1度だけ観光客を無視する日。

どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。

毎年7月15日&16日に開催されている、熱海の來宮神社例大祭(通称:こがし祭り)に参加してきました。

今年は第50回目の記念すべき年であり、珍しく連休と重なった(日付が決まってるので平日になる年も多い)ので、例年以上に大いに盛り上がっていたように思います。

祭りの雰囲気は、ツイッターで「こがし祭り」とエゴサするとたくさん投稿が出てくるのでそちらで感じてみてください。

個人的なハイライトは、2日間の祭りの最後の最後。

山車を引き歩き続けたあと、このハイテンションで20分以上騒げるスゴさですよ…。驚愕です。

というわけで、今回は、熱海こがし祭りに参加して感じたことを書き残しておこうかと思います。

熱海の人が、観光客を無視する日。

熱海は言わずと知れた観光地です。人口4万人に満たない街に、年間300万人以上の人が宿泊するそうで、メイン産業が『観光業』であることは疑いようがありません。

そんな熱海の人が、こがし祭りの2日間だけは観光客を無視するんですよね。

いや、語弊を生まないように伝えるならば、優先順位が「観光客<祭り」になっている感じでしょうか。そう感じるくらいに、祭りに対するコミットがすごい。

中には祭りの期間だけは店舗の営業を休むような人もいるぐらいです。

「○○フェスティバル」や「△△祭り」のような催しが年間300件近く開催される熱海において、街の人がフルコミットする唯一のイベントではないかと思います。

若手が積極的に参加するカッコよさ。

さらに。

本当にすごいと思うのが、この2日間だけは熱海出身の若手(20代〜30代)がわざわざ帰ってくるんですよ。

地元出身の若者が県外に出て行ったまま帰ってこないという状況は熱海も同じですが、他の地域で生活していてもこがし祭りの日だけはしっかり帰って参加している。

大学生の頃に期末テストの日を休んで(単位を落として)まで参加した人もいるとかいないとか、そんなエピソードもあるぐらいです。

以前の記事で祭りに積極的に参加する若者こそがカッコいいということを書いたんですが、熱海出身の若者はこのことを本能レベルで理解しているような気がします。

また、衰退の一途を辿っていた熱海の街がここ数年で劇的に復活を遂げている要因も、きっと小さい頃から祭り文化を注入されてきたことで刷り込まれている街への愛があるからなのだろうなと思ったりしています。

まとめ:地方創生のスタートは祭りの再興から。

第50回の記念開催でもあることに加え、灼熱の気温と連休による人混みも相まったことで、今年の熱海こがし祭りを支えた方々の疲労感はものすごいものがあると思います。

ですが、まちづくり視点で見たときに、街の人がこれだけ全力で取り組む祭りが50年も続いていること自体、熱海の猛烈なポテンシャルの高さを表しているんじゃないかなと感じたりもします。

地域活性化や地方創生などの施策に取り組むことももちろん重要だと思いますが、本当に街の底力をつけるためにはまず地元の祭りに全力で取り組むこと。それもひとつの考え方なのかもしれません。

この記事を読んでくださった方にとって、何かしらの参考になれば幸いです。

 

余談①:熱海こがし祭りに参加する方法

この記事を読むと、観光客を無視して地元の人たちが盛り上がる祭り、というイメージになったかもしれませんが、地元の人以外でも祭りに参加する方法も用意され始めています。

そのひとつは、「ゲストハウスMARUYA」(もしくは運営している株式会社machimori)を経由して銀座町の一員として参加させてもらう方法。

もしくは、和田浜南町もFacebookのイベントページで参加を募っていたりもするので、こちらもチェックしてみてください。

余談②:ローカルな祭りに参加する方法

また、熱海以外のローカルな祭りに参加する方法もご紹介しておきます。

今回の熱海こがし祭りでもプログラムが実施されていましたが、一般社団法人マツリズム(Matsurism)が様々な街の祭りへのツアープログラムを企画されています。

このツアーに参加することで、その街の人とも自然な交流もできるので、興味がある人がぜひチェックしてみてください!(プログラムはFacebookの方がまとまっているようです)

余談③:熱海の復活した要因が気になる人へ

また、熱海の観光客数がV字回復してきた要因は、(当然ですが)祭り以外にもあります。

そのひとつとして挙げたいのが、先述の株式会社machimoriの代表でもある「市来広一郎」の存在です。

彼のこれまでの取り組みは、2018年6月に発売された著書「熱海の奇跡」にまとめられていますので、興味のある方は読んでみてください!

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では、また!

ABOUT ME
りょうかん
りょうかん
1990.11.23、鳥取生まれ。 NPO法人atamistaゲストハウスあなごのねどこホンバコ(オーナー)を経て、今。 全国を巡りながらブログで生活中。 / 仕事の依頼は【料金表】を参照ください / ✍noteも書いてます / 支援大歓迎