【関係者必見】街を再生するために必要な3つの仕組み。

まちづくり

どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。

大学院休学中から数えると、「まちづくり」の現場に関わるようになり5年目になります。

地方創生ブームも終焉を迎えてきた雰囲気が漂っていますが、僕が感じた「街を再生するために必要な3つの仕組み」をまとめておこうと思います。

まあ、当たり前っちゃ当たり前の話なんですけどね〜

街を再生するために必要な3つの仕組み


1.地域外貨を入れる仕組み
2.地域内経済を回す仕組み
3.地域にお金を残す仕組み

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1.地域外貨を入れる仕組み

まず真っ先に取り組むべきは「外貨を獲得する仕組み」です。

ホテルやお土産物屋、ツアーガイドなどの「観光業」を思い浮かべる人も多いでしょうが、外貨を得る業態はそれだけではありません。

顧客の大半が地域外の企業なIT企業も地域外からのお金を域内に引っ張っていると言えますし、国から大きな予算を持ってくるのも外貨を得る仕組みと言えるでしょう。

街単位でうまくいっている地域は、必ず「外貨を獲得する仕組み」が存在しています

2.地域内経済を回す仕組み

そして、外貨を得るだけでは意味がありません。「お金を地域内で回す仕組み」が必要となります。

「自分たちが楽しい街を目指そう!」と語る人のアイデアは、この仕組みのひとつであることが多いです。そして、失速している地方創生地域はこの罠にハマってしまっている恐れがあります。

特に、「起業促進」「空き家活用」を叫び、空き家を使ったスモールビジネスの立ち上げに多大な予算を計上しているような地域では、地域内で回す仕組みだけが量産されていく。

ここで大事なのは、外貨を獲得した上で、地域内の経済を回すことです。どちらか片方に偏ってもダメ。

3.地域にお金を残す仕組み

また、意外と忘れられているのが「域内に留まるお金を確保する仕組み」です。

わかりやすい例を挙げておきましょう。

国から予算を引っ張り、地元の野菜と魚をたっぷり使ったレストランを始めたいという企業に予算をつけました。数年後、大人気店となり、雇用もたくさん生まれ、大きなフィーバーとなったとします。

しかし、このレストランの経営母体は域外企業だと、利益は本社に全て吸い上げられ域内には残りません。さらに最悪のパターンだと、上昇機運が落ち着いた頃に、経営者は「これ以上は費用対効果が悪い」と判断。この地に見切りをつけて撤退を決めてしまう。完全なる勝ち逃げです。

三歩進んで三歩下がる、ということにならないよう最初の段階から利益が域外に流出しないような仕組みで始めることを念頭に入れておきましょう。

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まとめ

いかがだったでしょうか。

一般論として「当たり前じゃ!!」と思われた方もいるかもしれません。しかし、「まちづくり」「地方創生」の現場に近しいところにいると、この当たり前が当たり前として共有されていない場面に度々出くわします。

地域再生を『事業』と捉えて実行するという意識が薄いことが原因なのではないかと最近は感じていますが、この記事が業界関係者の中で何かの気づきに繋がると嬉しいです

街を再生するために必要な3つの仕組み


1.地域外貨を入れる仕組み
2.地域内経済を回す仕組み
3.地域にお金を残す仕組み

 

[追記]
僕の活動する「鳥取」の周辺でいえば、鳥取県智頭町に拠点を置くパン屋さん「タルマーリー」は理想形に近いのかもしれません。
県外から多くのお客さんを連日呼ぶほどの集客力に加えて、都市部へのパンの卸業もかなりの量をしているそう。そして材料をすべて地域内でそろえたり地元雇用を生むことで地域経済を回し、智頭にしっかりとお金を残している。

タルマーリーの考え方の詳細を知りたい方は、下記の「腐る経済」を読んでみてください。2013年に発売されてベストセラーとなった本なのでご存知の方も多いかもしれませんが、智頭町に移ったその後の話も掲載されているので、再読の価値があると思います。

 

おすすめ記事&おすすめ書籍

IT企業、ブロガーとして地域外貨をしっかりと稼いで地域に投資している「イケダハヤト氏」と「アラタナ」と比較して、鳥取の課題を書いた記事。

地方再生の方法は稼ぐことからしか達成しえないことを初めて学んだ一冊です。高校生時代から地域活性化事業に携わってきた木下斉氏の著書はどれも学び多き本です。

基礎的な内容から次のステップに進みたい人は、実際の成長プロセスに応じた具体的な手法がまとめられている木下斉氏の「まちで闘う方法論」もオススメです。リアルな手法も言及されていて僕も頻繁に見返す一冊。

 

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Posted by りょうかん