どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
田中泰延さんの「読みたいことを、書けばいい。」を読みました。
この本では、「自分が読みたいものを書く」という文章を書く本質をさまざまな切り口で伝えてくれていて、よく語られるテクニック論ではなく「ライターマインド」が学べます。
✅ ライティングの本質を知りたい
✅ 将来的にライターを目指したい
✅ 文書を書くマインドを学びたい
という人の必読書とも言える一冊です。
✔︎ 「読みたいことを、書けばいい。」の概要を解説
✔︎ 本書のポイントを抜き出し紹介
✔︎ 本書を読んだ個人的な感想
田中泰延さんの「読みたいことを、書けばいい。」ってどんな本?【概要】
「読みたいことを、書けばいい。」は、2019年6月13日に発売された書籍です。
全272ページの本ですが、文章量は多くないので、集中して読めば【約2時間】ほどで読み終えることができます。
ザックリと内容を紹介すると、
・「文章を書く考え方」を示している
・読者としての文章術を解説している
・文字が少なく非常に読みやすい構成
という感じかなと。
わかりやすいテクニックが紹介されているわけではないですが、ライターとして大事なことが散りばめられている印象でした。
著者の「田中泰延さん」ってどんな人?
著者の「田中泰延さん」のプロフィールも紹介しておきます。
田中泰延(たなかひろのぶ)
・1969年生まれ 大阪出身
・早稲田大学 第二文学部 卒業
・学生時代に 6,000冊 の本を乱読
・1993年 株式会社電通 入社
・24年間 コピーライター&CMプランナーとして活動
・2016年 退職して「青年失業家」を自称してフリーランスになる
・インターネット上で執筆活動を始めて人気コラムなどを執筆する
・西島知宏主催「明日のライターゼミ」の講師
ツイッター:@hironobutnk
本書が初の著書になります。
「読みたいことを、書けばいい。」の目次は?
「読みたいことを、書けばいい。」の目次は下記の通りです。
はじめに 自分のために書くということ
序章 なんのために書いたか
付録1 田中泰延が書いた記事10選
第1章 なにを書くのか — ブログやSNSで書いているあなたへ
その1 文書と文章は違うことを知っておく
その2 ネットで読まれている文章の9割は「随筆」
その3 書く文章の「分野」を知っておく
その4 定義をはっきりさせよう
その5 ことばを疑うことから始める
文章術コラム❶ 広告の書き方
第2章 だれに書くのか —「読者を想定」しているあなたへ
その1 ターゲットなど想定しなくていい
その2 だれかがもう書いているなら読み手でいよう
その3 承認欲求を満たすのに「書く」は割に合わない
その4 何を書いたかよりも誰が書いたか
その5 他人の人生を生きてはいけない
文章術コラム❷ 履歴書の書き方
第3章 どう書くのか —「つまらない人間」のあなたへ
その1 つまらない人間とは「自分の内面を語る人」
その2 物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛
その3 一次資料に当たる
その4 どこで調べるか
その5 巨人の肩に乗る
その6 感動が中心になければ書く意味がない
その7 思考の過程を披露する
その8 「起承転結」でいい
文章術コラム❸ 書くために読むといい本
第4章 なぜ書くのか — 生き方を変えたいあなたへ
その1 書くことは世界を狭くすることだ
その2 貨幣と言語は同じもの
その3 書くことはたった一人のベンチャー起業
その4 文字がそこへ連れてゆく
その5 書くことは生き方の問題である
付録2 田中泰延について書かれた記事5選+おまけ
おわりに いつ書くのか。どこで書くのか。
わかりやすくまとめると、
第1章 なにを書くか(=What)
第2章 だれに書くか(=Who)
第3章 どう書くか(=How)
第4章 なぜ書くか(=Why)
おわりに
いつ書くか(=When)
どこで書くか(=Where)
という「5W1H」に沿った構成になっています。
「読みたいことを、書けばいい。」のポイント【紹介】
「読みたいことを、書けばいい。」に書かれていた大事なポイントは、厳選すると下記の6点かなと。
・ネットで読まれる文章の9割は「随筆」である
・ライターの仕事の9割は「調べること」である
・筆者の考えなど文章全体の「1%以下」で良い
・調べる際には「一次資料」に当たることが大事
・文章の中心に「愛と敬意」が絶対に必要である
・随筆には「起承転結」を使うのが効率的である
これらのポイントの本質を詳しく伝えるようとしても、結局は『本書を読むのが一番』という結論に至ってしまうので、これ以上の言及は避けます。
ライターとして必要なマインドを学び取れるので、ぜひ「読みたいことを、書けばいい。」を読んでみてください!
「読みたいことを、書けばいい。」を読んだ感想【書評まとめ】
この記事では、「【書評】田中泰延さんの「読みたいことを、書けばいい。」はライターを目指す人全員が読むべき本!」について書いてきました。
アマゾンのレビューを読むと、
「読者目線で書かれた文を、読まされる相手は辛い」
「うわっつらだけを楽しむ人向け」
「内容が値段に釣り合っていない」
「ユーモアのある(?)言い回しが多すぎて煩わしい」
などの辛辣なコメントも多数見受けられます。
そして、ぶっちゃけ「これらの感想も真っ当だな〜w」と感じる部分も多いです(笑)
が、この辛辣レビューで興味を失う人は読まなくても良いのかなと。
僕自身の読んだ感想を正直に書くと、
というもの。
(実は書かれているんだけど)文章を書くための明瞭なテクニックは書かれていないですし、万人にウケる内容でもないのは事実だと思います。ですが、息長くライターとして活躍するために必要なマインドが学べる一冊だなと。
それでも、
「WEBでバズる記事を書きたい」
「人の心に刺さる文章を書きたい」
「自分の想いをたくさん伝えたい」
と思い、そのための方法を学びたい人には、最後のページに描かれたこちらの言葉を贈ります。
✔︎ 文章を書くための考え方が載っている
✔︎ 読者としての文章術が解説されている
✔︎ 文章が少なくて読みやすい構成である
というわけで、今回の記事は以上です。
では、また!