どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
山口周さんの「知的戦闘力を高める 独学の技法」を読みました。
この本では、知識を持つことの価値が無くなってきた時代において、知識をいかに戦える武器にするかという「知的生産術(=独学術)」がまとめられています。
✅ 情報を自分の使える形でインプットしたい
✅ リベラルアーツの必要性がよくわからない
✅ 量ではなく質を求める読書の方法が知りたい
という人におすすめな一冊です。
✔︎ 「知的戦闘力を高める 独学の技法」の概要を解説
✔︎ 独学が必要な4つの理由と4つのモジュールの説明
✔︎ 本書を読んだ個人的な感想
山口周さんの「知的戦闘力を高める 独学の技法」ってどんな本?【概要】
「知的戦闘力を高める 独学の技法」は、2017年11月16日に発売された書籍です。
全312ページの本なので、読むのに【約4時間】ぐらいはかかります。
ザックリと内容を紹介すると、
・知識を使いこなすための最強の知的生産システムが解説されている
・限られた時間の中で「戦える武器」を手に入れて実践するステップ
・著者厳選の「武器になる教養書」が11ジャンルで計99冊紹介されている
という感じ。
著者の「山口周さん」ってどんな人?
著者の「山口周さん」のプロフィールも紹介しておきます。
・1970年生まれ 東京都出身
・慶應義塾大学 文学部 哲学科 卒業
・同校大学院 文学研究科 美学美術史学専攻 修了
・電通を退社後、独学で外資系コンサルになる
・専門は イノベーション, 組織開発, 人材/リーダーシップ育成
著書には、ベストセラーの「ニュータイプの時代」や「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」などがあります。
ちなみに、山口周さんの書籍は多くが『オーディブル』で聴けるので、登録していない人はぜひこの機会に30日間の無料体験をしてみてください。
「知的戦闘力を高める 独学の技法」の目次は?
目次は下記の通りです。
はじめに
序章 知的戦闘力をどう上げるか?
第1章 戦う武器をどう集めるか?
第2章 生産性の高いインプットの技法
第3章 知識を使える武器に変える
第4章 創造性を高める知的生産システム
第5章 なぜ教育が「知の武器」になるのか?
独学が必要な4つの理由と4つのモジュールの説明
いま「独学」が必要な4つの理由
そもそも、なぜ「独学」が必要なのでしょう?
「独学の技法」には、下記の4つの理由が書かれています。
① 知識の不良資産化
学んだ知識が富を生み出す期間がどんどん短くなっている
② 産業蒸発の時代
イノベーションが起きることで企業や事業が大量に消える
③ 人生三毛作
総労働期間は長くなるのに企業の「旬の寿命」は短くなる
④ クロスオーバー人材
複数の領域を越境して結合できる広範な知識が必要となる
個人的には「企業(事業)や知識の旬が短くなってきている」という内容が心に残りました。
だからこそ、横断的な知識を独学で増やしておく必要があるのかなと。
独学を効果的に行う4つのモジュール
さらに、「独学の技法」では、独学を効果的に実施するステップを4つのモジュールに分けて考えています。それが下記の4つです。
❶ 戦略
→ 何をインプットしないかを明確にすることが重要(情報の遮断)
❷ インプット
→ 本だけに限定せずにさまざまなソースを経由して情報を入れるべき
❸ 抽象化・構造化
→ 洞察に繋がる「問い」をえるために抽象化や構造化をしておくのが大事
❹ ストック
→ 効率的に知識を引き出せるようにデジタルデータとして記録しておこう
各モジュールのポイントも一言で書いておきました。
それぞれのより詳しいポイントは、ぜひ書籍を読んで確認してみてください!
「知的戦闘力を高める 独学の技法」を読んだ感想【書評まとめ】
この記事では、「【書評】山口周さんの「知的戦闘力を高める 独学の技法」は情報過多な時代を乗り越えていくための必読書!」について書いてきました。
正直、100日連続書評にチャレンジしている僕にとっては、耳の痛い内容がたくさん書かれていました・・・(苦笑)
自分の読書法は、はたして知的戦闘力を高める読書になっているのかな・・・と。
読んだ本の感想や気になったポイントをブログに書く(アウトプットする)ことで満足していましたが、その内容を抽象化して検索のできるデジタルデータにして記録することは足りてないように感じます。
ネットでいくらでもインプットができる「情報過多な時代」だからこそ、その情報(知識)をどう活かすのかという部分に真の価値が出てくるんだろうなと。
ぜひ読んでみてください!
というわけで、今回の記事は以上です。
では、また!