インタビュー - 尾道移住者特集 PR

「人は楽しそうなところに集まる。尾道はその密度が凄い高い」 濱田裕次郎が語る尾道の魅力とは?

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どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。

現在滞在中の尾道は、移住してきた人が街中に溢れている特殊な街です。この1年ほど日本のいろんな街を見てきましたが、これほど移住者が街に溢れてる街は本当に珍しいです。

尾道の何が移住者の心を惹き付けてるのか、尾道に滞在している間に実際尾道に移住して来た人に何人かインタビューをしてみようと思います。他の街にも参考になる点があるかもしれません。インタビュー人数が増えていく毎に、少しずつでも核心に迫っていけたらと思います。

まず第一弾は、あくびカフェーのスタッフの濱田裕次郎さん!

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濱田 裕次郎
2014年6月に広島市から尾道に移住。
シャアハウスとして再生中の旧堅山医院在住。
尾道ゲストハウス あなごのねどこ併設の「あくびカフェー」スタッフ。

役職は『パーティ長および賄い担当料理長』!?

良寛 最初に簡単に自己紹介お願いしてもいいですか?

濱田 濱田裕次郎、33歳、今年の6月1日に広島県広島市南区から移住してきました。

良寛 尾道に来る前は、何をされてたんですか?

濱田 ゲストハウスのスタッフと、フィットネスインストラクターをしてました。その前には、料理人をやってた時期もありました。

良寛 ざっくりしてますね(笑) 今は尾道で何をされてるんですか?

濱田 役職名が長いんですが…(笑) 一応、あなごのねどこ併設のカフェのスタッフとして働いていて、それと兼ねて『あなごのねどこのパーティ長および寝床長&良寛の賄い担当料理長』をしてます(笑)

良寛 たぶんこれ、他の人が聞いても意味わかんないと思いますけどね(笑)

濱田 長い役職名付けとけばカッコいいじゃん!

 

移住しようと思ったのは今年の4月

良寛 尾道に移住してきて約5ヶ月。尾道の暮らしはどうですか?

濱田 尾道の暮らしは……ゆっくりしてますね。時間が。

良寛 そもそも尾道に来るきっかけはなんだったのか気になるんですけど、まず最初に尾道に来たのはいつだったんですか?

濱田 たぶん始めて来たのは……18歳の時。大体15年ぐらい前かな。高校生の時に友達とみんなで日帰りで来たのが最初かな。もしかしたらそれより前にも来とるんかもしれんけど、それが最初の記憶ですね。

良寛 で、次に来たのが……

濱田 いや、もう何回来とるかわからんのよ。しまなみ海道渡ったり、ラーメン食べに来たりとか。だから、10回以上は絶対来てる。

良寛 10回以上来てる中で、「よし、移住しよう」と思ったのはいつなんですか?最初から?

濱田 移住しようと思ったのは……今年の4月ぐらいかな。

良寛 今年の話なんですね。急にそう思ったのは今まで来た時と何か違いがあったんですかね? 元々移住はしたかったんですか?

濱田 最初は「尾道住んでみたいな〜」ぐらいにしか思ってなくて、移住なんて考えてなかったよ。しかも、『空き家再生プロジェクト※1』の存在も、こんなにいろいろイベントやったりしてるんだってのも知らんかったし。で、今年の3月にあなごのねどこに泊まって色々知ったわけ。だから、ここがきっかけだね。

※1 空き家再生プロジェクト
 尾道の山手地区に増加していた空き家を再生して新たな活用を模索しているNPO法人
 尾道ゲストハウス「あなごのねどこ」の運営も手がける 詳細

↓詳しくはこちらに載っています↓

 

自分達の意志で住むところを探す人が尾道にはいた

良寛 尾道に来るまではずっと広島市に住んでたんですか?

濱田 ずっと広島だね。ゲストハウスも、フィットネスインストラクターも、料理人の時も、全部広島。その間はずっと実家暮らしだった。

良寛 そう思うと本当に急な決断ですよね! そんないきなり「よっしゃ、尾道だ!」って思ったのは何でなんですか?

濱田 いや〜、やっぱりここに泊まって移住者の人達に会ってしまったってのが。今までそんな人に会ったことがなかったから。

良寛 あ〜、ずっと実家だと会う機会ないですもんね。

濱田 しかも広島ってそんなに移住者って人がいなくて。南区ってわりと中心地じゃけぇさ。移住っていうか、マツダの工場があるから仕事で転勤してくる人は割りと多いけど。でも、そういう人ってある意味仕方なく来てる人で、自分達の意思で住むところを探す人ってのにあまり会ったことがなくて。だから、ほんと衝撃的で。

良寛 なるほど。

濱田 ほほ〜ん、ってなって。何やってんだこの人達は!?って。

良寛 (笑)

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移住に不安はなかった

良寛 そういう人に会って自分も移住してきたわけですけど、不安とかなかったんですか? ずっと実家暮らしだったのが、急に環境も変わるわけじゃないですか。

濱田 不安は正直、何もなかった(笑)

良寛 さすがだ(笑)

濱田 ほんまに何もなかった。不思議と。

良寛 元々移住してくる時には、仕事や住むところは決まってたんですか?

濱田 チャイダー※2でヤドカーリ※3の作業をしとった時に、新田君と神田君※4とかがおって「ちょうどカフェのスタッフ空いてますよ」「シェアハウスも空いてますよ」って。

良寛 それで来てしまおうかと。じゃあ、最初から仕事もあって住むところも決まってる状態だったわけですね。何も当てがないわけじゃなく。※5

濱田 でも、何もなくても来とったかもしれんけどね。

※2 チャイダー
 お茶とサイダーが奇跡のハーモニーを奏でるチャイサロンドラゴンの人気ドリンク
 本来は商品名だが、多くの人がチャイサロンドラゴンというお店を”チャイダー”と呼んでいる

※3 ヤドカーリ
 現在OPEN準備中のゲストハウス(正式名称:YADO CURLY)
 チャイダーことチャイサロンドラゴン横 詳細

※4 新田君と神田君
 NPO法人空き家再生プロジェクトのメンバー

※5 仕事も家も、宛てなく移住してくる強者もいる

 

尾道を選んだ理由は”人”

良寛 尾道以外の場所に「ここいいな〜」って思う場所はなかったんですか?

濱田 あ〜、神戸とかはけっこう好きかな。

良寛 港町の雰囲気とか。

濱田 港町で、坂もあって。規模的に言うと、まあ俺が勝手に思ってるだけだけど、尾道をちょっと大きくしたら神戸かな、みたいな。ちょっと規模を大きくしたら。

良寛 じゃあもしかしたら神戸に移住することもあったかもしれないんですかね。

濱田 ん〜、まあタイミングが合えば、行っとったかもしれんけどね。

良寛 海があって、坂があって、みたいな感じが好きなんですか?

濱田 別にそういうわけじゃないんだけど……。雰囲気なんだよね。平地よりは、坂とか高低差がある方が好きなんだよね。

良寛 神戸みたいに他にも魅力的な街がある中で、尾道を選んだのは何が1番大きな要因なんですかね?

濱田 それは圧倒的に、”人”ですよ。

良寛 ほう。

濱田 いろんな人がいて、楽しいことやってるな〜って(笑)

良寛 それは広島にはなかったんですか?

濱田 広島ってそういう所じゃないのかもしれん。尾道みたいに横の繋がりがあるわけじゃなくて、一般的には”街”じゃけぇ繋がりは希薄というか。尾道みたいな感じにはたぶんなれんと。広いしね。

良寛 尾道は逆に繋がりがとても強いですもんね。なんでこんな強いんだろうって、疑問なんですけど。

濱田 いや〜、珍しいと思うよ。なかなかないよ。

良寛 ここまで繋がりが強い街は僕もあまり知らないですもん。

濱田 まあ良い面もあるんじゃろうし、悪い面もあるけどね。

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楽しいことをやってる人の密度が違う

良寛 尾道って今めっちゃ移住者が増えて、もはや飽和状態じゃないですか。何がここまで移住者を惹き付けてるんだと思います?

濱田 それがね……なんなんじゃろうね……。んー

良寛 僕的には、最近移住してきてる人は”人”に惹かれて来てるのかな、とは思うんです。僕自身もそうですし。

濱田 みんな楽しいことやってるから、それに勝手に引き寄せられるのかな。楽しいことしてると、人って集まってくるんじゃないんかなと。

良寛 なるほど。楽しいことをやっている所に、楽しいことも求めてる人が集まると。

濱田 まあでも結局、”まち”ってそういうもんだと思うよ。何もない所には集まらんじゃん。なんか楽しそうなところに集まるわけで。それが尾道だったら、この街の広さで楽しいことやってる人達の規模が広島の非じゃないぐらいあるから。

良寛 楽しいことをやってる人の密度というか。

濱田 そうそう。密度が凄い高いと思う。

良寛 やっぱりそこが1番の魅力なのかな〜。

濱田 いろんな人が来るけぇ飽きない。街は狭いけど。

 

当分は『賄い担当料理長』として

良寛 今後、尾道で何かしたいことはあるんですか?

濱田 いや、まだ何も考えてない(笑)

良寛 (笑) 尾道には定住しようと思ってるんですか?

濱田 今のところはずっと住もうと思っとるよ。別にどっかに行きたいってわけでもないし。尾道を出る理由が全くもってないけぇ。

良寛 じゃあ当分はここで『賄い担当料理長』として?(笑)

濱田 (笑) たぶんおると思うよ。

良寛 今日はありがとうございました!

濱田 こんなんで良かった?(笑)

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ABOUT ME
りょうかん
1990年11月 鳥取市生まれ / ブロガー兼WEBライター / 鳥取と熱海の二拠点生活中 / ✍毎日noteを書いてます / Amazonほしいものリスト / お仕事のご依頼は こちら を参照ください