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【書評】挑戦と失敗の感動物語!全米ベストセラー「サードドア(The Third Door)」は20代で読むべき書籍No.1!(アレックス・バナヤン)

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どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。

アレックス・バナヤンさん(翻訳:大田黒奉之)の「サードドア:精神的資産のふやし方」を読みました。

この本には、何者でもなかった大学生(著者自身)が、各界著名人に「キャリアの始まり」をインタビューし、書籍(本書)を出版するまでの軌跡をまとめた成長物語が書かれています

大学卒業後のキャリア選択が悩み
✅ チャレンジに失敗した経験がある
✅ これから新たな挑戦に挑み始める

という人が読むと、心震えて背中を押してもらえる一冊です。

逆に、

✔︎ 著名人の人生の始まりを知りたい
✔︎ わかりやすい答えを期待している
✔︎ 成功への裏技を学べると思ってる

という人にとっては期待に添えない書籍ですので、購入の際には注意をしてください。

 

ぶっちゃけ僕自身は「全米ベストセラーの書籍だからちょっと読んでみようかな〜」という感覚で読み始めたんですが、、、

りょうかん
りょうかん
今年もっとも感情が揺さぶられた一冊になりました!

特にラスト50ページはのめり込むように読んでしまい、最後には思わず涙腺が崩壊して・・・

 

というわけで、この記事では【書評】挑戦と失敗の感動物語!全米ベストセラー「サードドア(The Third Door)」は20代で読むべき書籍No.1!について書いていきます。

2019年に読んだ書籍の中でも屈指のオススメ度なので、ぜひ読んでみてください!

当記事の内容

✔︎ 「サードドア」の概要を解説
✔︎ 本書の中で書いてある名言紹介
✔︎ 実際に読んで感じた個人的感想

アレックス・バナヤンさんの「サードドア:精神的資産のふやし方」ってどんな本?【概要】

サードドア:精神的資産のふやし方」は、2019年8月23日に発売された書籍です。

全456ページと割と分厚い本なので、読み終えるまでに【約4〜5時間】はかかるかなと。

ザックリと内容を紹介すると、

・大学1年生だった筆者が本を出版するまでの数年間の成長物語
・著名人とのインタビューに至るまでの苦悩と葛藤を垣間見える
・様々な成功者の格言をストーリー形式で学び取ることができる

という感じ。

特に『各界の成功者たちのキャリア形成をするきっかけが知れると同時に、最年少ベンチャーキャピタリストになった筆者がどんな風にキャリアを歩み始めたのかを知れる』という部分がポイントかなと。

ちなみに、筆者のアレックス・バナヤンがインタビューした著名人には、下記のような人たちが挙げられています。

✔︎ ビル・ゲイツ(Microsoft創業者)
✔︎ ウォーレン・バフェット(投資の神様)
✔︎ スティーブ・ウォズニアック(Apple共同設立者)
✔︎ レディー・ガガ(世界的歌手)
✔︎ ラリー・キング(トークの帝王)
✔︎ ジェシカ・アルバ(女優&実業家)
✔︎ ティモシー・フェリス(「週4時間だけ働く」の著者)
・・・など

りょうかん
りょうかん
特に「ウォーレン・バフェット」にインタビューをするシーンはマジで感涙です…!!

著者「アレックス・バナヤン(Alex Banayan)」がスゴい!

こんなスゴい人たちにインタビューができた「アレックス・バナヤン」とは何者なのでしょうか??

ザッとプロフィールを書いていくと、

・1992年 ロサンゼルス生まれ
・南カリフォルニア大学(USC)に在籍
・19歳でシリコンバレーの投資家になる
・世界最年少のベンチャーキャピタリスト
・米国出版社クラウンパブリッシャーズに史上最年少契約
・フォーブス誌の「30歳未満の最も優れた30人」に選出
・ビジネスインサイダー誌「30歳未満の最もパワフルな人物」に選出

という感じ。この一覧を見るだけでも半端なくスゴい人に思えますね。

ですが、実は大学1年生のときまでは平凡な学生のひとりだったと言います。

そんな大学1年のバナヤンが、「成功者たちがどうやってキャリアの一歩目を踏み出したのかを知りたいけど書いてある本がない」「だったら自分でインタビューをして本を出せばいいんだ」と行動し始めるところから物語が始まり、出版するまでの軌跡をまとめたのが本書です。

最初は失敗の連続ですが、その失敗の中にも多くの学びが隠されており、彼の成長物語こそが「サードドア:精神的資産のふやし方」で学べる真髄かなと。

 

「サードドア(The Third Door)」に書かれた名言【紹介】

サードドア:精神的資産のふやし方」の中で登場する名言たちをいくつか紹介していきます。

アマゾンをまねてもアマゾンには勝てない

色々な人にインタビューのオファーを出すものの断られ続けていたバナヤン。そんな彼がメンターにかけられた言葉がこちらです。

アマゾンをまねてもアマゾンには勝てない

そして、その言葉を受けてバナヤンはこう思います。

他人のやり方を研究する時間も大事だけど、自分の個性を磨く時間も必要なんだ。

この言葉は、ブロガーとして活動する僕の心に強く響きました

スタートしたときには「徹底的に真似る」という戦略は大事ですが、ずっと真似を続ているだけではある段階から先に突破をすることはできません。そのことを痛感させられる言葉でした。

りょうかん
りょうかん
このあと送る「午前3時に考えたこと」というタイトルのメールにも感動します・・・

リスクを取るときに難しいのはタイミングの判断

そして、ビル・ゲイツが大学を中退する際のエピソードも、心にグサッと刺さりました。

ビル・ゲイツは、大学3年のときに会社(Microsoft)に専念するために1学期休学しますが、十分にうまくいかず復学しています。そして翌年もう1学期休学。さらにもう1学期休学をした上で、大学を中退する選択をしたと言います。

つまり、勢い任せに大学を中退したわけではないということです。

リスクを取るときには難しいのは、「リスクを取る判断」ではなく、「いつリスクを取るのか」のタイミングの判断なんだ。(略)機が熟したのかの判断なんてはっきりわかるわけない。あとで振り返ってみて初めてわかること。(略)だから、僕らにできることは、できるだけ慎重に一歩を踏み出すことだ。

この部分を読んだとき、僕の心に浮かんだのは

りょうかん
りょうかん
(この言葉を、大学4年時の僕に届けてあげたい・・・)

でした。

当時の僕は、親や担当教授に対して、「スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグなど、みんな大学を中退してる。だから僕も中退しても問題ないはずだ!」と力説していました。

いま振り返ると無謀なリスクを取りたがっているだけの愚かな説得だったと思います。

結果的に「大学院進学後に2年間休学」&「個人事業(カフェ)の開業時に大学院退学」という選択をしましたが、まさにリスクを取るタイミングの判断が大事だったなと。

りょうかん
りょうかん
何かにチャレンジする大学生は本当に読んだ方がいいですよ!!

 

投資の神様「ウォーレン・バフェット」の金言

サードドア:精神的資産のふやし方」のハイライトのひとつが、著者のバナヤンが投資の神様のウォーレン・バフェットにインタビューするシーンです。

そこで語られたバフェットの金言の中から、特に刺さった言葉を引用して紹介します。

私は大学生諸君に言いたい。
君たちが私の年になって、自分を愛してほしいと思う人から愛されていれば、立派な成功者だ。

どんなに才能に恵まれて多大な努力をしても、時間を要することがある。
じっくり考えることに、毎日でも時間を費やせと言いたい。

アメリカの実業界はそれをやらな過ぎる・・・
私は実業界の誰よりも多くの本を読み、じっくり考える。思いつきで決断することは少ない。

金持ちになるコツを教えよう。
他人が不安を抱いているときに貪欲になることだ。
そして、他人が貪欲になっているときに、不安を抱くことだ。

細かくは説明不要かなと。

りょうかん
りょうかん
繰り返しになりますが、大学生はマジで読んだ方がいい本です!!

小さな決断によって誰もが人生を大きく変えることができる

サードドア:精神的資産のふやし方」の最大のメッセージだと感じたのがこの部分。

小さな決断によって、誰もが人生を大きく変えることができる。

みんなが並んでいるからと何となく行列に加わり、ファーストドアの前で待つのも自由だ。
行列から飛び出して裏道を走り、サードドアをこじ開けるのも自由だ。

誰もが、その選択肢を持っている。

可能性を信じられる人間になることで、可能性を広げることさえできるんだ。

このメッセージの深さは、きっとこの言葉だけを読んでも真の意味では理解できません。

著者のバナヤンが経てきた苦悩や葛藤、紆余曲折を知った上で、この言葉を読むからこそ、受け取れるメッセージ重みを感じることができる。心の底からそう思います。

ただ「ベストセラー本だから…」と読み始めた僕が、最後にこのメッセージを読んだときには涙が止まらなくなったほどでした。

2019年でもっとも心が震えた瞬間と言っても過言ではありません。この鳥肌級の感動を味わってみてほしいな・・・!!

「サードドア:精神的資産のふやし方」を読んだ感想【書評まとめ】

この記事では、【書評】挑戦と失敗の感動物語!全米ベストセラー「サードドア(The Third Door)」は20代で読むべき書籍No.1!について書いてきました。

正直、Amazonのレビューにあるように、『タイトル詐欺』『出版社の横暴』という側面も否めません。僕自身も「成功者のキャリア形成のきっかけをたくさん知れるのかな?」と思って読み始めたんですが、期待を裏切られた感がありました。

が、それ以上に、

読み終えたときの感動が凄まじかった

と強く感じました。

ビル・ゲイツやレディー・ガガ、ウォーレン・バフェットなどの超成功者たちの第一歩目を知ることよりも、筆者のアレックス・バナヤンが彼ら彼女らのインタビューを実現するまでの軌跡を知れることこそがこの書籍の真の価値です。

 

語弊を恐れずに言うならば、「サードドア:精神的資産のふやし方」は、

読み手を選ぶ書籍

なんだろなと。なぜなら、過去に何かに挑戦した経験のない人にとっては、ただただ酷評するしかない内容とも言えるから。

一方で、自分の実力以上のものに挑戦したことのある人や、これからチャレンジの一歩目を踏み出そうとしている人には、力強く背中を押してくれる一冊だと感じるはず。

つまり、失敗することの価値を知っている人(知りたい人)にこそおすすめできる書籍です。

 

僕の中の「2019年ビジネス書ランキング」で間違いなくトップ5に入ってくる一冊になりました。興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。

「サードドア」まとめ

✔︎ 何者でもなかった大学生の超絶成長ヒストリー
✔︎ これから人生の歩み方のヒントが詰まっている
✔︎ 自己啓発本よりも大学生におすすめしたい一冊

 

というわけで、今回の記事は以上です。

では、また!

 

ABOUT ME
りょうかん
1990年11月 鳥取市生まれ / ブロガー兼WEBライター / 鳥取と熱海の二拠点生活中 / ✍毎日noteを書いてます / Amazonほしいものリスト / お仕事のご依頼は こちら を参照ください