書評(おすすめ本)

【書評】完全翻訳版の「死とは何か イェール大学で23年連続の人気講義」が最強すぎる哲学の入門書でビビった!(シェリー・ケーガン)

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どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。

シェリー・ケーガンさんの「「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義[完全翻訳版]」を読みました。

この本には、世界最高峰イェール大学で「伝説の授業」と呼ばれている『(死についての)哲学の講義内容』を完全に日本語訳したものが収録されています(全751ページの超大作)

✅ 哲学的なロジックに触れたい
✅ 死とはなにかを考えてみたい
✅ とにかくぶ厚い本を読みたい

という人にぜひ手にとってもらいたい一冊です。

りょうかん
りょうかん
ちなみに、全384ページに縮約された「日本縮約版」も出版されています。こちらは 無料購読可能 です!(プライム会員限定)

当記事の内容

✔︎ 「死とは何か 完全翻訳版」の概要を解説
✔︎ 本書で主張されている「死」に対する考えを紹介
✔︎ 本書を読んだ個人的な感想

こちらの縮約版は、Amazonのオーディオブック『Audible(オーディブル)』で聴くことができます。月額1,500円で1冊分が購入できるサービスですが、最初の1冊は無料体験可能です!この機会にどうぞ!

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シェリー・ケーガンさんの「死とは何か 完全翻訳版」ってどんな本?【概要】

死とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 完全翻訳版」は、2019年7月12日に発売された書籍です。

全751ページの超絶ぶ厚い本なので、集中しても読み終えるまでに【10時間以上】はかかります。

ザックリと内容を紹介すると、

・イェール大学で伝説と呼ばれる人気講義の内容を全編収録している
・哲学的に「死の本質」に迫ろうとする思考プロセスが書かれている
・死の定説にまつわる「あらゆる可能性」が徹底的に検証されている

という感じです。死をテーマにしているとは言え、完全に非宗教的な観点から論理的な思考のみで論じているところがポイントかなと!

ただし、一般的な「死」に関する書籍で語られている事柄とは異なる内容かもしれません。(詳しくは後述してます)

りょうかん
りょうかん
哲学的な論理的思考によって導かれた「死に対する結論」を、なるべく納得してもらえるように丁寧に解説しながら、結論までのプロセスが綴られています…!!

著者の「シェリー・ケーガンさん」ってどんな人?

著者の「シェリー・ケーガンさん」のプロフィールも紹介しておきます。

シェリー・ケーガン(Shelly Kagan)
・1956年生まれ 米国イリノイ州出身
・イェール大学教授
・道徳哲学や規範倫理学の専門家
・イェール大学着任以来20年以上にわたり開講されている講義が超人気
・その講義をまとめた書籍は世界各国で累計40万部以上翻訳出版されている

また、翻訳を担当した「柴田裕之しばたやすしさん」のプロフィールも載せておきます。(めっちゃすごい人です…!!)

柴田裕之(しばたやすし)
・1959年生まれ 東京都出身
・翻訳家
・早稲田大学理工学部建築学科 卒業
・アーラム大学(米国) 心理学専攻 卒業
・ベストセラー「サピエンス全史」や「21Lessons」などの翻訳を担当する

 

「死とは何か 完全翻訳版」の目次は?

死とは何か(DEATH) 完全翻訳版」の目次は下記の通りです。

第1講 「死」について考える

第2講 二元論と物理主義
 「死」と「存在」についての問題提起
 人間の形而上学についての疑問と、二つの基本的な立場
 「二元論」から見た「私」
 「物理主義」から見た「私」

第3講 「魂」は存在するか?
 「最善の説明に導く推論」 —— 目に見えないものの存在を証明するには?
 思考、感情、創造性 …… 日常的な現象から「魂」を考える
 臨死体験、ESP …… 超自然的な現象から「魂」を考える

第4講 デカルトの主張

第5講 「魂の不滅性」についてのプラトンの見解
 プラトンの形而上学 —— 身体の死後、魂は生き延びるのか?
 魂の不滅性についての「形相の本質」に基づく主張
 魂の不滅性についての「単純性」に基づく主張
 シミアスの異論について —— 「身体のハーモニーとしての心」とはどういうことか?

第6講 「人格の同一性」について
 「魂が存在しないこと」は立証できるか?
 人格の同一性 —— 「私」が「私」であり続けるための条件を探る
 魂説 —— 私が私であることを決めるのは「魂」であると仮定する
 身体説 —— 私が私であることを決めるのは「身体」であると仮定する
 人格説 —— 私が私であることを決めるのは「人格」であると仮定する

第7講 魂説、身体説、人格説 —— どの説を選ぶか?
 「人格の同一性」の核心に迫る2つのケース
 複製 —— 「人格説への異論」から、身体説の有効性をたぐり寄せる試み
 分裂 —— 「人格説への異論」は身体説をも破綻に導く!?
 「生き延びること」だけが、本当に大切なことなのか?

第8講 死の本質

第9講 当事者意識と孤独感 —— 死を巡る2つの主張
 主張①「誰もがみな、“自分が死ぬ”ことを本気で信じてはいない」
 主張②「死ぬときは、けっきょく独り」

第10講 死はなぜ悪い・・・・のか
 死にまつわる形而上学的な考察のおさらい
 死はどうして、どんなふうに悪いのか
 死はいつの時点で、私にとって悪いのか
 死後に関するルクレーティウスの主張とその反論

第11講 不死 —— 可能だとしたら、あなたは「不死」を手に入れたいか?

第12講 死が教える「人生の価値」の測り方

第13講 私たちが死ぬまでに考えておくべき、「死」にまつわる6つの問題
 1 「死は絶対に避けられない」という事実を巡る考察
 2 なぜ「寿命」は、平等に与えられないのか
 3 「自分に残された時間」を誰も知りえない問題
 4 人生の「形」が幸福度に与える影響
 5 突発的に起こりうる死との向き合い方
 6 生と死の組み合わせによる相互作用

第14講 死に直面しながら生きる
 死に対する3つの立場
 死と、それに対する「恐れ」の考察
 いずれ死ぬ私たち —— 人生で何をするべきか
 死を免れない私たちに採れる、最高の人生戦略

第15講 自殺
 自殺の合理性に対する第一の疑問
  —— どんな状況ならば、自殺は合理的な決断になりうるか
 自殺の合理性に対する第二の疑問
  —— 自殺の決断は明晰で冷静になされうるか
 自殺の道徳性に対する疑問
 結果主義と自殺と道徳性

死についての最終講義 これから生きる君たちへ

完全翻訳版のための訳者あとがき

構成としては、

前半(第2講〜第9講)
形而上学に沿った内容

後半(第10講〜第15講)
価値論に沿った内容

という形になっていて、前半はかなりロジカルに、後半は常識的な考えとの違いについて、語られているようなイメージです。

ちなみに、先行販売された「日本縮約版」は、第2講から第7講までがカットされた内容が綴られています。

りょうかん
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Amazonのプライム会員であれば、完全翻訳版を無料で読むことが可能です。下記のリンクから試してみてください!

日本縮約版:PrimeReadingで無料購読可能
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縮約版は、Amazonのオーディオブック『Audible(オーディブル)』で聴くことができます。最初の1冊は無料体験可能ですので、この機会にどうぞ!

 

「死とは何か」における著者の主張とは?

死とは何か(DEATH) 完全翻訳版」で長々と解説されている詳細については、後日【要約記事】を執筆しようと思っています。

なので、当記事では、本書で著者が主張している「死に対する考え」を、ザッと箇条書きで紹介するに留めます。

具体的には、

・魂など存在しない

・存在するとしても不滅とは限らない

・人間は機械にすぎない(ただの物質)

・機械と言っても人格を持った機械である

・それでもやはり「機械(物質)」にすぎない

・死ねば終わりである(死後の世界などない)

・死ぬことは悪いこととは限らない

・不死であることは不幸でもある

・死を恐れることは不適切である

・自殺はときに合理的に正当化できる

・自殺が道徳的にも正当な場合がある

・etc…

などが本書の中で、論理的に語られています。

りょうかん
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安易には受け入れ難い主張もあるかもしれません。が、なぜ受け入れ難いのかを考えることも、本書の狙いであるようです。

これらの主張に少しでも興味が湧いた方は、ぜひ本書の読破に挑んでみてください…!!

 

「死とは何か 完全翻訳版」を読んだ感想【書評まとめ】

この記事では、【書評】完全翻訳版の「死とは何か イェール大学で23年連続の人気講義」が哲学の最強すぎる入門書でビビった!(シェリー・ケーガン)について書いてきました。

読了した今の正直な気持ちは、すべてを読み終えた高揚感と、首尾一貫した主張に対する爽快感です。

ぶっちゃけると、ヘビーすぎる内容(書籍自体も)に、何度も読了を諦めそうになりました。

しかし、思っていた以上にわかりやすい構造で書かれており、著者の論理展開のクセを掴めると理解しやすい書籍だと感じました。

りょうかん
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大学の講義内容が全15講でまとめられているので、1講ごとに1回分の授業だと思えばわかりやすいかなと!

また、個人的には「第2講から第9講までの形而上学的な内容」の部分の方が興味深かったので、縮約版よりも完全翻訳版のほうがオススメです!

前述したように、Amazonのプライム会員であれば、完全翻訳版をすべて無料で読むことができるので、興味のある方は下記のリンクを参考にしてみてください!

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ただし、かなりのボリュームがあるので、紙の書籍で読むほうが理解はしやすいと思います!

この機会に「死とは何か(DEATH) 完全翻訳版」を読み切る体験をしておくのも、、、良いかもね!

本書の内容まとめ

✔︎ イェール大学の伝説的授業が全編収録されている
✔︎ 哲学的に「死の本質」に迫る思考が書かれている
✔︎ 死の定説に対する徹底的な検証が解説されている

こちらの縮約版は、Amazonのオーディオブック『Audible(オーディブル)』で聴くことができます。月額1,500円で1冊分が購入できるサービスですが、最初の1冊は無料体験可能です!この機会にどうぞ!

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というわけで、今回の記事は以上です。

では、また!

 

ABOUT ME
りょうかん
りょうかん
1990年11月 鳥取市生まれ / ブロガー兼WEBライター / 鳥取と熱海の二拠点生活中 / ✍毎日noteを書いてます / Amazonほしいものリスト / お仕事のご依頼は こちら を参照ください