どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
熱海と鳥取の二拠点居住をしながら、アフィリエイトとライターで生計を立ててます。
先日、下記にような質問をもらいました。
都市部に住みながら地方にも拠点を持って暮らす「デュアルライフ」に興味があります。
最近熱海が盛り上がっていると聞くんですが、実際に二拠点生活をする拠点としての熱海はどうですか?
というわけで、熱海を拠点にして1年が経つので、実践者としてのリアルな話を書きながらこちらの質問に答えていこうと思います。
もちろんデメリットもあるので、そんなマイナス面も含めて紹介していけたらなと。
✔︎ デュアルライフ(二拠点居住)に興味がある
✔︎ 二拠点生活実践者のリアルな声を知りたい
✔︎ 熱海に拠点を持ちたいと考えている
結論を先にお伝えしておくと、東京都市圏に住んでいる人にとって『熱海はデュアルライフの拠点としてオススメできる街』です。デメリットと合わせて、この記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。
「デュアルライフ」 ≒ 「二拠点居住」
聞き馴染みのない方もいるかもしれません。『デュアルライフ』とは『二拠点居住』とほぼ同義な言葉です。
厳密には「都市と農山漁村が双方向で行き交うライフスタイル」を指すようですが、、、まあ二拠点居住だと思っておけばOKかなと。
ちなみに、リクルートホールディングスが発表した『2019年のトレンド予測』にも【デュアラー(二拠点生活者)】が選ばれており、近年注目を集めているライフスタイルでもあります。
>> 参考:2019年、人口の14%が「デュアラー」になる!? シェア文化の浸透で実現する、都心+郊外のデュアルライフ|ログミーbiz
デュアルライフの拠点に熱海が優れている理由
というわけで本題です。理由は下記の5つ。
① 新幹線の停車駅(交通の便が良い)
② 二拠点居住者の先輩がたくさんいる
③ ゲストハウスやコワーキングがある
④ リゾート感に包まれて仕事ができる
⑤ 疲れたらすぐに温泉に入りに行ける
理由① 新幹線の停車駅(交通の便が良い)
二拠点居住の最も大きなネックは【移動】になります。が、熱海は新幹線の停車駅になっているので、東京からのアクセスは抜群に良いです。
ちなみに、熱海から品川までは片道約40分ほど。参考に料金と所要時間を載せておきます。
熱海⇄品川(新幹線自由席)
正規料金:3,670円
所要時間:約40分
熱海⇄品川(JR片道)
正規料金:1,940円
所要時間:約100分
二拠点生活の拠点に向いている街はいくつかありますが、その中でも熱海はトップクラスに交通の便の良い街じゃないかなと。
理由② 二拠点居住者の先輩がたくさんいる
元々が別荘地ということもあり、二拠点居住な暮らし方を送っている先輩がたくさんいるのも特徴的なところです。
中には、熱海に住みながら毎日東京に通勤しているような方もいて、仕事を辞めることなく二拠点生活を模索する道も考えられます。
>> 参考:熱海と東京の二拠点生活が私に与えてくれたチカラ 編集者 水野 綾子さん
最初は二拠点生活からスタートして結果的に完全移住したような方も多くいるので、実践中の悩みを相談できる人と気軽に出会える環境は大きなメリットだと思います。
理由③ ゲストハウスやコワーキングがある
また、二拠点居住の入り口となるゲストハウスを目指して2015年にオープンした guest house MARUYA の存在も忘れるわけにはいきません。
>> 参考:二拠点居住の入り口となるゲストハウスを、熱海につくる!|Readyfor
月に何度も宿泊してプチ二拠点生活をしている人もいますし、通りに面したテラスバーには実際に二拠点生活から完全移住をした人たちも頻繁に集っています。
さらに、デュアルライフ実践者も多く利用している コワーキングスペースnaedoco もあるなど、地域の中にハブとなるようなスポットが複数あるのも魅力のひとつかなと。(ちなみに、僕もほぼ毎日ここで仕事してます)
理由④ リゾート感に包まれて仕事ができる
熱海を選ぶ最大の利点は【圧倒的なリゾート感】で間違いありません。
温暖な気候で、目の前にはすぐに綺麗なビーチとマリーナがあり、少し坂を登ると自然豊かな森にも足を運ぶことができます。
東京のようなコンクリートジャングルで過ごす日常から、強烈なギャップを感じさせてくれる環境に身を置けることは、とにかく人生の充実に繋がります。
理由⑤ 疲れたらすぐに温泉に入りに行ける
そして、熱海といえば【温泉】ですよね。街中にいくつも温泉施設があり、疲れたらすぐに温泉に入りに行ける環境は “最高” の一言です。
ちなみに、僕がオススメする日帰り温泉施設は「妙樂湯」。熱海駅から2駅ほど離れたエリアにある温泉施設ですが、ここほど “湯治” の言葉が似合う場所を僕は他に知りません。
かなり穴場スポットなので、一度訪れてみてほしいなと思います。
熱海を強く推奨できない懸念点も紹介しておきます
とは言え、ぶっちゃけ熱海の二拠点生活を強く推奨できない部分もありまして・・・。特に大きい懸念事項は以下の2つかなと。
懸念点① 飲食店の行列が長すぎる
懸念点② 手頃に借りれる家がない
懸念点① 飲食店の行列が長すぎる
最近の熱海は「V字回復した」と話題になるほど観光客数が爆増しています。
もちろん街の観光業的には喜ばしいことではあるんですが、住む目線で考えると弊害も感じます。
そのひとつが【飲食店の行列が長すぎる問題】です。行きつけの店も休日になると長蛇の列ができているので、諦めて他のお店に行かざる得ないときも多い。
せっかくデュアルライフで疲れを取りに来たのに「人が多くて逆に疲れる!!」となるリスクもあるのかなと。
懸念点② 手頃に借りれる家がない
で、より大きな懸念事項が【手頃に借りれる家がない問題】。元々の住環境が「風呂なしアパート」か「高級リゾートマンション」の二極化になっていたため、ちょうど良い塩梅の賃貸アパートがほとんど存在していないのが実情です。
不動産情報を調べてもおそらくほとんどヒットしないんじゃないかなと。熱海で働く人ですら住宅問題には頭を悩ませているので、一番大きなハードルになるような気もします。
ただし、そんな状況を改善しようと様々な取り組みが始まろうとしています。そのひとつが今年夏頃にオープン予定の「シェアハウス」。(まだ確定情報ではないですが)二拠点居住者向けのプランも用意しようとしているとの噂があります!
住環境問題がクリアになれば本当に二拠点居住に適している街になるので、続報をお待ちいただけたらと思います。
まとめ:ワーケーション利用からのスタートを推奨!
いくつかの懸念事項もありますが、熱海をデュアルライフの拠点にする良さが少しでも伝わっていると嬉しいです。
最後に、実践者からのアドバイスとして、「最初はワーケーション(ワーク×バケーション)から始めてみることを推奨」します。
ゲストハウスに何連泊かしながらコワーキングスペースで仕事をする。そうやって少しずつ熱海での暮らしのイメージを膨らませて、自分の目指したいライフスタイルと合っているかどうかをしっかりと見極めてほしいなと。
ちなみに、熱海のゲストハウスMARUYAでは「ワーケーションプラン」という宿泊プランを用意しているとのこと。こちらで試してみるのが良いかなと思います。
>> 熱海のゲストハウス MARUYA のワーケーションプランをチェックする
もしこの記事を読んで「デュアルライフの拠点としての熱海の良さをもっと聞きたい」と思ってくださった方がいれば、いつでも気軽に DM(Twitter) を送ってください。僕の答えられる範囲でお返事をさせてもらいます。
というわけで、今日の記事は以上になります。
では、また!