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【書評】藤田田さんの「ユダヤの商法」は約50年前に書かれた画期的な実用経済書だった【いま読むから面白い】

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どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。

藤田田さんの「ユダヤの商法(新装版)」を読みました。

この本では、日本マクドナルド(株)の創業者で「銀座のユダヤ人」と呼ばれている著者が、自身の経験と合わせて『ユダヤ商法の公理』を紹介しています

✅ ユダヤの商人たちの「定石」を知りたい
✅ 確実に儲かる画期的な実用書を読みたい
✅ 藤田田さんのビジネス思想を垣間見たい

という人におすすめな一冊です。

当記事の内容

✔︎ 「ユダヤの商法(新装版)」の概要を解説
✔︎ ユダヤ商法の公理の一部を紹介
✔︎ 本書を読んだ個人的な感想

藤田田さんの「ユダヤの商法」ってどんな本?【概要】

ユダヤの商法(新装版)」は、2019年4月13日に発売された書籍です。(1972年に出版された初版本を底本にした新装版)

全264ページの本なので、集中して読めば【約3時間】ほどで読み終えることができます。

ザックリと内容を紹介すると、

・日本マクドナルド創業者の残した「確実に儲かる方法」が紹介されている
・ユダヤ商人を支えている「宇宙の大法則」がわかりやすく解説されている
・約半世紀前の内容なので令和の時代に読むと普遍的な内容が透けて見える

という感じ。

りょうかん
りょうかん
正直「!??」と思う部分も多々ありましたが、そこも含めて本質的なものだけを吸収すればOKかなと!

著者の「藤田田さん」ってどんな人?

著者の「藤田田ふじた でんさん」のプロフィールも紹介しておきます。

藤田 田(ふじた でん)
・1926年(大正15年)生まれ 大阪出身
・2004年にこの世を去る(78歳)
・東京大学法学部 卒業
・大学在学中に「(株)藤田商店」を設立(輸入業を手がける)
・1971年に「日本マクドナルド(株)」を設立
→ 10年あまりで日本の外食業界での売上1位を獲得
・1972年に『ユダヤの商法 世界経済を動かす』 を出版してベストセラーに
→ 2019年に復刻版(新装版)が再出版される
・1989年には「日本トイザらス(株)」を設立

藤田田さんの関連書籍としては「勝てば官軍」や「Den Fujitaの商法」などが有名です。

興味のある人は合わせて読んでみてください!

 

藤田田さんの「ユダヤの商法(新装版)」の目次は?

ユダヤの商法(新装版)」の目次は下記の通りです。

Part1 これがユダヤ商法だ

Part2 私自身のユダヤ商法

Part3 ユダヤ商法のバックボーン

Part4 銀座のユダヤ人語録

Part5 「円」を扱うユダヤ商法

Part6 ユダヤ商法とハンバーガー

りょうかん
りょうかん
どの章でも簡潔にユダヤ商法の鉄則がまとめられているので、サラサラ読めるんじゃないかなと!

 

覚えておきたい「ユダヤ商法の公理」を紹介します

ユダヤ商法の基礎「78対22の法則」

ユダヤ商法にはいくつかの法則があるそうですが、その基礎となっている法則が有名な『78対22の法則』です。

あらゆるものが「78対22のプラスマイナス1の誤差に収まる」という法則で、不変真理の法則だと言います。

たとえば、

・正方形の面積を「100」とすると、その正方形に内接する円の面積は「約78」になり、残りの面積は「約22」となる

・空気中の窒素とそれ以外の気体の割合は「窒素78:その他22」になっている。

・人間の体は「水分78:その他22」の割合で構成されている。

という形になっており、お金を借りたい人と貸したい人の割合もこの法則に従うとのこと。

りょうかん
りょうかん
ユダヤ商人はこの法則を活用して儲けているそうです!!

ユダヤ商法の2つの商品「女」と「口」を狙え!

少し驚いたのですが、ユダヤ商法における商品は下記の2つに狙いが定められていると言います。

第一の商品:女
→ お金を握っていることが多いため女性を狙って商売をすれば必ず成功する
(男性を相手にすると10倍以上は難易度が上がる)

第二の商品:口
→ 口に入れる商品を取り扱えば、刻々と消費されていくため商売が成功する
(その上で薄利多売にならないようにするべし)

一見すると「えっ…」と思ってしまいそうな公理ですが、理由を聞くと腑に落ちる部分ばかりじゃないかなと。

りょうかん
りょうかん
現在のビジネスの鉄則としても「女性をターゲットに!!」という話はよく聞きます。(口を狙えはあんまり聞いたことなかったけど)

 

ユダヤの商法(新装版)」では、このようなユダヤ商人の公理が他にも多数紹介されています。

現代では倫理的に微妙に感じる部分もありますが、それらも含めてユダヤ商人の5000年の公理は非常に参考になると感じました。

「ユダヤの商法(新装版)」を読んだ感想【書評まとめ】

この記事では、【書評】藤田田さんの「ユダヤの商法」は約50年前に書かれた画期的な実用経済書だった【いま読むから面白い】について書いてきました。

読後の率直な感想を書いておくと、

りょうかん
りょうかん
腹落ちしない内容が多かったな〜・・・

という感じでした。約50年前に書かれた内容なので、ネットの普及した現代では応用しにくい話もあれば、倫理的にどうなのだろうと思う公理もあったりします。

スタンスの問題かもしれませんが、個人的には渋沢栄一の『論語と算盤』の考え方の方が好きだな〜と。

ただ、一方で、儲けることを第一に考えた際の『ユダヤ商法』はかなり有効だとも感じます。

ビジネスをする上で「知っていると知らないの差は大きい」ので、自分の経営戦略に採用するか否かは一旦横に置いて、一読する価値はあるんじゃないかなと!

ぜひ読んでみてください!

本書の内容まとめ

✔︎ 藤田田さんの残した「確実に儲かるノウハウ」が詰まっている
✔︎ ユダヤ商人を支える『大法則』がわかりやすく解説されている
✔︎ 約半世紀前に書かれているので少しだけ時代錯誤な部分もある

 

というわけで、今回の記事は以上です。

では、また!

 

ABOUT ME
りょうかん
1990年11月 鳥取市生まれ / ブロガー兼WEBライター / 鳥取と熱海の二拠点生活中 / ✍毎日noteを書いてます / Amazonほしいものリスト / お仕事のご依頼は こちら を参照ください