どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
永井俊輔さんの「市場を変えろ – 既存産業で奇跡を起こす経営戦略」を読みました。
この本では、過去から引き継いできた貴重なリソースを持つ「レガシー企業」が、その固有資産を生かした画期的な商品(サービス)を作ることで既存市場(レガシーマーケット)を自らの手で刷新していくためのヒントが紹介されています。
✅ 刷新の必要性を感じている地方中小企業の経営陣
✅ 次の展開を模索している実績のあるフリーランス
✅ 新たな投資先としてレガシー企業に注目している
という人たちにぜひ読んでほしい一冊です。
✔︎ 「市場を変えろ」の概要を解説
✔︎ レガシーマーケット・イノベーション(LMI)のステップ
✔︎ 本書を読んだ個人的な感想
永井俊輔さんの「市場を変えろ」ってどんな本?【概要】
「市場を変えろ」は、2019年9月16日に発売された書籍です。
全256ページの本なので、集中して読めば【約3.5時間】で読み終えることができます。
ザックリと内容を紹介すると、
・群馬の老舗看板屋の二代目社長による実践的ノウハウが紹介されている
・レガシー企業が生き残るためのイノベーションの手法が解説されている
・既存産業の企業経営者だけでなく実績あるフリーランスにも参考になる
という感じ。
著者の「永井俊輔さん」ってどんな人?
著者の「永井俊輔さん」のプロフィールも紹介しておきます。
永井俊輔(ながいしゅんすけ)
・1986年生まれ 群馬県出身
・クレストホールディングス株式会社 代表取締役社長
・早稲田大学 卒業
・株式会社ジャフコでM&Aやバイアウトに携わる
・その後、父親の経営する 株式会社クレスト に入社
・2016年に同社の代表取締役に就任
→ LMI(レガシーマーケット・イノベーション)の普及に尽力
・2019年9月 ホールディングス化に伴いグループの代表に就任
「市場を変えろ」の目次は?
「市場を変えろ」の目次は下記の通りです。
はじめに 夢の続きを描こう
序章 レガシー企業だからできるイノベーションがある
第1章 なぜ、レガシー企業にイノベーションが必要なのか
第2章 自社と市場の「現在地」を把握する
第3章 「Lの世界」の成長戦略
第4章 「Iの世界」の成長戦略
第5章 イノベーションの実現に欠かせないこと
おわりに
レガシーマーケット・イノベーション(LMI)を起こすステップ
「市場を変えろ」で紹介されている『レガシーマーケット・イノベーション(LMI)を起こすステップ』を載せておきます。
詳しくは本書を読んでいただきたいですが、簡潔にまとめると
① 「L(Legacy)の世界」で生産性を上げる
→ デジタル化などによって既存ビジネスを生産性を高める
(レガシー企業はデジタル化による効率化の余地が大きい)
② 「I(Innovation)の世界」で収益性を上げる
→ Lの世界で得た収益を元にしてイノベーションを起こす
という感じかなと。
①の「デジタル化などによる既存ビジネスの生産性向上」に取り組んでいる企業は多いように思います。
が、筆者によると『②のイノベーションを起こす視点を持って生産性向上に臨む』という二段構えでの取り組みが大事なのだとか。
これ以上の詳細についてはネタバレが多くなってしまうので、ぜひ「市場を変えろ」を手に取って読んでみてください!
「市場を変えろ」を読んだ感想【書評まとめ】
この記事では、「【書評】永井俊輔さんの「市場を変えろ 既存産業で奇跡を起こす経営戦略」は地方の中小企業と実績あるフリーランスの必読な一冊!」について書いてきました。
フリーランスとして活動している僕としては「レガシー企業と言われても・・・」と思って最初は敬遠していたんですが、今後のなにかしらの参考になればと思い手に取りました。
読んでみて感じたのは、「革新を狙う地方の中小企業の経営層向けの書籍だけど、その企業にとって必要なのは専門領域でスキルと経験のあるフリーランスかもしれない」ということです。
リソース規模を使ったレバレッジを効かせれないフリーランスや個人事業主にとって、そのデメリットを補いつつ旨味を提供できるのが、もしかすると地方のレガシー企業とのコラボなのかもしれないなと。
これから生き残りをかけてイノベーションを起こしたいレガシー企業の経営陣だけでなく、フリーランスの人たちもぜひ一読してみてください!
✔︎ 地方中小企業の二代目社長による実践ノウハウが紹介されている
✔︎ レガシー企業が生き残るために必要になる考え方が詰まっている
✔︎ 既存企業の経営者だけでなく実績あるフリーランスにもおすすめ
というわけで、今回の記事は以上です。
では、また!