どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
2019年3月末に YouTubeチャンネル を開設して、3週間ほど毎日投稿をしていました。
「まずはトライしてみよう」という感じで始めてみたんですが、実際にやってみると収益化までの道のりが長すぎて愕然としまして・・・。
動画投稿を始めてから【YouTubeはマジで稼げない】と実感してます。
いや、正しくは「1円を稼ぐまでのハードルが高すぎる」ですね。運よくバズれば別ですが、普通の人だと「毎日投稿を3〜6ヶ月続けてようやく1円発生する」ぐらいのイメージかなと。この間を無報酬で走れるモチベーションが必要。
— りょうかん (@ryokan_1123) May 6, 2019
動画投稿を始めてから【YouTubeはマジで稼げない】と実感してます。
いや、正しくは「1円を稼ぐまでのハードルが高すぎる」ですね。
運よくバズれば別ですが、普通の人だと「毎日投稿を3〜6ヶ月続けてようやく1円発生する」ぐらいのイメージかなと。この間を無報酬で走れるモチベーションが必要。
ツイートでも書いていますが、知名度のない一般人だと「毎日投稿を3〜6ヶ月続けてようやく1円の広告収入が発生する」ぐらいのイメージです。
運よくバズり動画を出たら話は変わりますが、正攻法でやっていくと無報酬で半年近くは走り続ける必要があるかなと。正直、かなりの無理ゲーですよね?
ただ、YouTubeへの動画投稿をしてみたことで別の視点も見つかりました。
ただ一方で、動画編集スキルを高めればそれなりに稼げるなと。
理由としては、以下の2点。
☑︎ YouTube向きの編集ノウハウがある
→ 一般的な動画編集とは違うスキルが必要☑︎ YouTuberの分業化が進んできている
→ 編集担当を雇う人が増えてきた実際に1本5,000円ぐらいの外注が増えてます。
— りょうかん (@ryokan_1123) May 6, 2019
ぶっちゃけ、YouTubeで稼ぎたいなら「広告収入」を狙いつつ「動画制作」を請けていくのが現実的だなと。
というわけで、この記事では【2019年現在のYouTubeの実情】と【動画制作が稼げる理由】を説明していきます。
本記事の内容を3行で伝えると・・・
✔︎ YouTubeの新規参入はぶっちゃけ無理ゲーです
✔︎ 稼ぎたいな「動画制作(編集代行)」を狙いましょう
✔︎ 編集代行を受注するためのアイデアも公開しています
僕自身は編集代行を請けたことはないですが、最初から1本3,000〜5,000円ぐらいで外注しているYouTuberの方も増えているので、かなりチャンスは大きいかなと思います。
今からYouTubeを始めて稼げるの?
夢のない話で申し訳ないですが、正直かなり無理ゲーです。
YouTubeに新規参入しても稼げない理由
今からYouTubeを始めても稼げないと思う理由は、以下の3点です。
✔︎ 広告収益化の条件が高すぎる
✔︎ 広告単価自体が下がっている
✔︎ 参入者の増加により飽和気味
2018年2月にYouTubeの規約が変更され広告掲載条件がグッと引き上げられたことで、一気にハードルが上がりました。
ちなみに、現在の広告掲載条件は下記の2点です。
① 過去12ヶ月間の総再生時間が4,000時間以上
② チャンネル登録者数が1,000人以上
イメージが出来ないかもしれませんが、このハードルはかなり高いです。
参考データとして、僕が約3週間毎日投稿をした結果も紹介しておきます。
【参考データ】
① 総再生時間 → 約133時間
② チャンネル登録者数 → 62人
毎日1本ずつ動画を投稿していても1年以上はかかりそうな感じですね・・・。
さらに、上記の条件を達成してから【約2週間〜1ヶ月間の審査期間】があり、規約違反等がないかチェックが入ります。その審査を無事に通過してようやく広告を貼ることが出来るのですが、、、クラクラするほど道のりは長いです。
2019年のYouTube広告事情(広告単価)
また、無事に広告を貼れたとしても、広告単価自体が下がってきています。
動画の長さや内容によって数字は変動しますが、目安としてはこんな感じかなと。
以前:1再生 0.1円程度
現在:1再生 0.05円前後
以前の数字は2017年頃に言われていたものなので、この2年ほどで広告単価が約半分に落ちていることになります。(つまり、2倍の再生回数を目指さないと以前のような収益性が生まれない)
せっかく厳しい広告掲載条件をクリアしても、実情がこれだとテンションが下がりますよね・・・。
「広告収入」ではなく「動画制作(編集代行)」を狙うべき理由
トップユーチューバー達は5年以上前から毎日動画を投稿しているわけで、今から参入する人は超絶後発隊になります。であれば、弱者の戦略を取るしかない。
で、弱者戦略のひとつとして今からでも勝負できる可能性が高そうなのが【動画制作(編集代行)】かなと。
その理由を説明していきます。
理由① YouTube向きの編集ノウハウがある
YouTubeに動画をアップしていくとわかることですが、YouTubeにはYouTubeっぽい動画編集のノウハウがあります。一般的なプロっぽい動画編集とは全くの別軸のノウハウだったりするので、特化できればかなりのニーズを拾えそうだなと。
具体的には、
✔︎ テンポのいいカット割り
✔︎ 字幕テロップの付け方
✔︎ 飽きさせない効果音(BGM)
あたりは、わかりやすく「YouTubeでウケやすい独自のスタイル」がありますね。研究すればコツは掴めると思います。
理由② YouTuberの分業化が進んでいる
そして、最近のトレンドして「YouTuberの分業化」も進んでいます。
いわゆるトップユーチューバーと呼ばれる人たち(例:HIKAKIN, はじめしゃちょー, Fischer’s, 水溜まりボンド, 等)は、基本的に自分たちで企画・演出・編集・広報の全てやっていましたが、2018年参入組あたりから分業化の波がきている印象です。
具体的なYouTubeチャンネルを挙げておくと、
あたりは、おそらく演者本人が編集してないですね。
契機としては『テレビ業界出身の芸能人のYouTube進出』でしたが、今後は外注する形が一般的になるだろうなと。
理由③ 動画編集代行の需要が増えていく
加えて、これから5Gの実現などで通信速度がますます早くなるので、動画コンテンツを作る需要は増えていくと思います。
そうなれば、必然的に動画編集代行の需要も増加しますよね。
YouTuberを目指す人も次々と増えてくるのは間違いないので、動画編集のスキルがあればしばらく仕事に困ることはないんじゃないかなと。
いわゆる『つるはしビジネス』っぽい発想ですが、金脈自体を狙うのではなく、金脈に群がる人たちに向けて商売をした方が利益を得やすい気がします。
初心者でも単価3,000〜5,000円ぐらいで受注できる
で、実際にどのくらいの単価で外注されているかを調べてみると、初心者でも「単価3,000〜5,000円」ぐらいならゴロゴロと案件が転がってます。
気になる方は上記あたりで検索してみるといいかなと。
ちなみに、上記で分業化しているチャンネルとして紹介した「カジサック KAJISAC」や「マナブ」では実際に動画編集代行する人の募集をしていた時期がありました。(現在募集中かどうかは不明)
単価も5,000〜10,000円ぐらいで要交渉という感じだったので、普通にチャンスは転がってますね。
「動画制作(編集代行)」にも問題点はあります
ただ、ビジネス的に考えると「動画制作(編集代行)」にも気をつけておくべきポイントがあります。
懸念① 労働集約型ビジネスなので時間拘束される
基本的に動画編集は【労働集約型ビジネス】なので、稼ごうと思うと拘束時間が長くなってしまいます。
たとえば、『素材動画30分・完成動画10分・カット&テロップ・サムネイル作り』の条件で編集をすると、どんなに急いでも3時間ほどはかかってしまいます。(経験談)
となると、1日2本の編集が限度になるので、1本あたり5,000円の報酬だと日給1万円。
月20日間を編集に使えるとしても、月商20万円ほどで頭打ちになります。
専業でその金額なので、副業だと頑張っても月10万円ラインに届くかどうかかなと。
編集スキルや独自ノウハウを身に付けることで単価交渉をすることはできます(1本10,000円までは現実的に可能です)が、それでも労働集約の足枷からは逃れられないですね。
追記(5/9):長期的にやるなら「単価30,000円」がボーダーライン
この記事を公開してから多くの意見が届きました。
実際にYouTuberの編集代行を請けている人の話を整理すると、長期的に続けていくことを考えると「単価30,000円」が最低ラインの基準になるようです。
それより低い単価で代行を請け続けると疲弊していく可能性が高いようなので、目安にしてみてください。
懸念② 将来的に自動化の波と戦わないといけない
また、将来的に自動化との戦いにもなることも考えておく必要があるかなと思います。
世の中のデジタル技術の発達は凄まじいものがあるので、2020年あたりには「無音部分の自動カット」や「音声認識による自動テロップ挿入」などは登場している気がしますね。
クオリティの程度はあるものの最も手間な部分は自動化されていくので、それ以外の価値をしっかり構築しておかないと苦しい戦いを強いられるかもしれません。
とは言え、現実的にはまだもう少し先の未来です。2〜3年あれば数百万単位では稼げると思うのでワンチャンあるかなと。
動画制作(編集代行)を受注するための戦略【アイデア】
実際に挑戦したわけではないですが、僕が動画制作(編集代行)の受注を狙うならこんなステップを踏むだろうなというアイデアを紹介しておきます。
【編集代行を受注するためのステップ】
STEP1:自分のYouTubeチャンネルを開設する
STEP2:編集スキルが伝わる動画を30~50本公開する
STEP3:チャンネルをポートフォリオにして営業する
簡単ですね。
自分のスキルの程度が伝えやすいポートフォリオを「YouTubeチャンネル」で作っておいて、それを武器に営業をかけていけばOKかなと。
動画の本数は目安ですが、1~2ヶ月の間に30~50本ぐらいの投稿があれば、『編集クオリティ』と『編集スピード』を伝えやすいと思います。
また営業方法も比較的簡単です。
動画投稿をしながら「営業先YouTuber」のリストを作っておき、ポートフォリオが出来た頃に一気に営業メールを送れば間違いないでしょう。
営業先YouTuberは、動画の外注を考え始めていると想定される『単独YouTuber』『チャンネル開設半年程度』『登録者数3,000〜10,000』のあたりの人を狙うと良さそうですね。
実際にチャンネルを開設して動画も投稿していく方法なので、運よく動画が跳ねたら編集代行から広告収入型にシフトチェンジすることも可能です。
多方面に保険をかけておけるので、YouTubeで稼ぐことを考えるなら理想的なステップじゃないかなと。
編集ソフトは「Adobe Premiere Pro」がベスト!
この話をすると必ず「動画編集のソフトは何を使ったらいいですか?」と質問されます。
動画制作(編集代行)を本格的に請けていくのであれば『Adobe Premiere Pro』の一択かなと。理由は「YouTuberが最も多く使っている編集ソフトだから」です。
(より高い編集クオリティを求めるのであれば『Adobe After Effects』も使えるといい)
ちなみに、最近になって簡易編集ソフト『Adobe Premiere Rush』も登場しましたが、最低限の編集機能しか付いていないので個人で活動をしていく人向きかなと思います。
「Premiere Pro」を使いこなすための勉強方法は?
とにかく『使って慣れろ』の世界です。
自分で撮影した動画を1000本ノックのように編集していきましょう。
しっかりと学びたいという人は、テックアカデミーの【動画編集コース】を受講してみるといいと思います。最短4週間でハイクオリティの動画編集スキルが身につきますので。
気軽に受講できる完全オンラインスクールで、週2回のマンツーマンメンタリングも付いているので、初心者でも安心して学び始めることが出来るかなと。
無料で説明会動画を視聴できるので、気になる人はチェックしてみましょう。
≫ 動画編集コースの説明会を視聴する【無料】
最低限の基礎だけ学んで実践を積みたい人は、とりあえず「プロが教える! Premiere Pro デジタル映像 編集講座」を読んでおけばOKです。
テックアカデミーでも学習用の書籍として紹介されている一冊なので間違いないですね。
追記(5/9):Macユーザーなら「Final Cut ProX」も検討しよう
Macの無料編集ソフト iMovie で編集人生を始めた方は、Appleの公式編集ソフトの「Final Cut ProX」を極める手も有りだと思います。
どちらかと言うと初心者向けのソフトですが、トップYouTuberの HIKAKIN や はじめしゃちょー も動画編集に使っていたので充分実用的かなと。
まとめ:YouTubeは稼げないけどチャンスはある【副業向き】
結論をまとめると、『今からYouTubeに参戦しても稼げないけど、動画制作(編集代行)ならチャンスがあるかもね』という感じです。
ただし、編集作業自体に向き不向きがあるので、誰にでもオススメできる手法ではないかなとも思います。
とは言え、2019年時点ではかなりの需要があるビジネスなので、副業でやってみるにはちょうど良い気がします。
少なくとも動画編集スキルは身につきますし、あまり稼げなかったとしても多少の初期費用(編集ソフト代+機材代)と時間を失うぐらいです。リスクは低いのでやってみる価値はあるかなと。
これから伸び盛りの動画コンテンツの分野で稼いでいきたいと思う人は、チャレンジしてみてください。
この記事のポイントをまとめて終わります。
YouTubeの「動画制作(編集代行)」で稼ぐための戦略
【編集代行を受注するためのステップ】
STEP1:自分のYouTubeチャンネルを開設する
STEP2:編集スキルが伝わる動画を30~50本公開する
STEP3:チャンネルをポートフォリオにして営業する
動画編集スキルを学ぶ方法
① テックアカデミーの【動画編集コース】を受講する
② 書籍「プロが教える! Premiere Pro デジタル映像 編集講座」を読む
というわけで、今回の記事は以上です。
では、また!