どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
本日から「第4回リノベーションスクール@鳥取」が開催されています。
できる限りライブアクト(講演)は聴きに行こうと思っているので、ツイッターで実況中継していく予定です。
というわけで、この記事では、オープニングアクトで話をされたスターパイロッツ代表の 三浦丈典さん の講演内容をまとめてみます。
タイトルは「いまはまだないしごとにやがてつくきみたちへ」です!どうぞ!
開校式が終わり、続いて、三浦丈典さんによるライブアクト(講演)が始まります!#とっとリノベーション
— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
ツイート実況の内容
始まりました!#とっとリノベーション pic.twitter.com/KDYjoLJzOD
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三浦さんを一言で言うと「建築エリート」です。#とっとリノベーション
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しかし、独立当時、
・資格なし
・実家暮らし
・事務所は実家の一室
・貯金は20万円
・プライトと自信だけはなぜかあるという状況だった。#とっとリノベーション
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独立した32歳の時だったんですが…、仕事はこない。
たまにきてもうまくいかない。コンペも全敗。#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
理由は、
学んできたのは「スラム化(高密度化)」する時代の学問だったが、
独立してからは「スポンジ化(低密度化)」する時代に突入して、
使える武器がなかったから。#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
遊休化していた自宅(維持費50万円!!)の1階スペースを、
息子割引で20万円で賃貸して、
政策金融公庫で500万円の借り入れをして初めて始めたのが「シェアオフィス」だった。募集すると、2週間で満室に。#とっとリノベーション
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シェアオフィスがうまくいった「3つの勝因」(たぶんだけど)は、
1.広めの打ち合わせスペース
2.本棚を解放
3.大家がそこにいる下宿的シェアオフィスだったのがよかったんじゃないかと。#とっとリノベーション
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そして、母親から「近所の人が気軽に立ち寄れる感じで使いなさい」とわけわからないリクエストを受けていたが、
仕事がなくて暇だったので、近所の子どもたちを招いて「おうち作りワークショップ」を開催したりした。#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
こういうことをやっていると、
・ぼく
・入居者
・こども
・親のすべてがハッピーになる。
【幸せの四重奏】のようなことができ始めた。#とっとリノベーション
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建築をまちひひらくということは
そこにいてもいいんだよ、と
まわりから認められること。by三浦#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
さらに、車で50分の距離に住んでいた自宅から、実家(シェアオフィス)の4階スペースに引っ越すように。
さらに、屋上も解放してこどもたちと招いてパーティを開催したりするようになった。#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
空間は小分けにした方が儲かる。
時間も小分けにした方が儲かるのでは?
と気づいた。そこで、空いていた2階スペースに「ハウススタジオ」を作った。(奥さんが写真家だから)
追加で500万円追加投資して、シンプルなキッチンスタジオを作ってみた。#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
スタジオクリック数が、1年目で2位、2年目で1位に。
さらに、一般的には数年でリニューアルが必要になるが、このハウススタジオは7年目になっても安定的に儲っている。(年間2000万円ぐらい)これによって「経済的安定」を手に入れている。だからパブリックマインドも持てる。#とっとリノベーション
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ハウススタジオで心がけている3つのこと
・シンプルで清潔
・スペックでなく信頼関係
・場所に愛が注がれていること#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
建築家なので忘れがちなんですが、
やっぱり「愛」が注がれていないところはすぐにわかってしまう。#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
わかったこと
自腹でイベントをやると楽しい。(スピードと実行力)#とっとリノベーション
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多少の赤字でも、自腹でやる方がいい。
今日の1万円の損失も、将来的に100万円になって返ってくる。#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
事業を考える時は、
3つぐらい「オンリーワン」のものを持っておくとうまくいきやすい。#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
ひとりひとりの活動を空間が緩やかに受け止め、自然に交流ができる場所
=公共空間#とっとリノベーション
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事業を始めるときはみんな不安。
だから「レベニューシェア型設計料の仕組み」を思いついた。設計料は極限まで安くして、事業が始まった後に「予想以上の売り上げが出た場合に利益の分配をしてもらう」という形で設計を受け取った。#とっとリノベーション
— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
こういう契約形態を結ぶと、「事業主がとても安心する」というメリットがある。
契約を超えた信頼関係が築ける。#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
20年後の暮らしをイメージできるデザインをしたいと思う。
今年の建築デザイン雑誌の載るよりも、
20年後に「こういう暮らしができる場所がいいね」と言われるものを造っていきたい。#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
モノの時代
モノと質の時代
モノと質とデザインの時代
モノと質とデザインと安さの時代が
その背景にあるストーリーに共感する時代に#とっとリノベーション
— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
設計者が関わる時間軸が変わってきたよ、と。
企画立案から運営/経営まで、コミットする時間を増やしていくとコミットする人が増えていく。#とっとリノベーション pic.twitter.com/ZunhOYiBqZ
— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
三浦さんが実施した「アナログ4Dシアター」の様子です。
ライブアクト会場でもこの動画をみんなで観ました。ぜひご覧ください。https://t.co/k5KP258AIn#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
この動画は何度も観ましたが、
三浦さんの解説付きで観るのは格別ですねー!#とっとリノベーション— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
映画上映中に、スクリーンの光に照らされたこどもたちの笑顔をスクリーン側から見るのは、
本当に幸せな時間だなと感じました。この笑顔が街の未来に繋がっていくんだろうなと。#とっとリノベーション
— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
最後のメッセージ。
自分のためではなく
未来のために
何ができるか考えること#とっとリノベーション pic.twitter.com/e9fqVLMk7a— りょうかん@仮想通貨ブロガー (@ryokan_1123) January 26, 2018
一言感想
いかがだったでしょうか。三浦さんのライブアクトを聞くのはこれが3度目なんですが、何回聞いてもモチベーションを高めてもらえるような不思議なパワーを感じます。
そして、聞くたびに「おっ」と感じるポイントが少し変わってきているのは、自分の状況が変わってきているからなのかもな、と。
今回のライブアクトで僕の琴線に触れたのは、以下の2つの部分でした。
✔︎ 経済的な安定が必要不可欠
✔︎ 場所に「愛」がある重要性
✔︎ レベニューシェア型設計料
それぞれ軽く触れておきます。
✔︎ 経済的な安定が必要不可欠
最近強く感じ始めていることで、「まちづくり」の領域に20代の若者が参加しにくいのは、やはり「経済的」な部分にどうしても埋められない溝があるからじゃないかなと。
あまりこんな結論にしたくはないですが、結局は「お金」の問題は大きいですよ。やっぱり。
まずは「経済的な安定」を手にしてからでないと、真の意味で「外」に目は向かないなと。
僕自身、今年の目標として「しっかり稼げるまではまちづくりとは距離を取る」と決めたのもそんな理由です。
というか、年収200万程度(それ以下)の若者に対して「自分で事業しろ」「街に出ろ」「移住しろ」なんて言ってくる人たちってなんなんでしょうね…。
その言葉の前に「(生活費ぐらいは面倒みたるから)」と自腹を切って言う人ならまだしも…。オッと、愚痴になってしまった。w
✔︎ 場所に「愛」がある重要性
そして、場所に「愛」を注ぐ重要性も、最近強く感じているところでした。以前にも『継続の秘訣は「本気で愛している人がいるか」』だと書いたことがあります。
また、隠居系男子の鳥井さんも、「愛」に関する投稿をよくされています。
リノベーションまちづくりの一部だけ理解して突き進むと、「愛」が欠如してしまうことが往々にしてあります。自分自身に対しての自戒も込めて、心に強く刻んでおきたいなと思います。(受講生の人にも意識してもらいたいなと)
✔︎ レベニューシェア型設計料
また、「レベニューシェア型」の設計の請負かたも良いなと。わかりやすく言うならば、『成果報酬型』です。
施工終了の段階では最低限の設計料だけを受け取り、その後、事業を継続していく中で「利益」が出た部分を配当のように支払うイメージ。
事業を作る側の視点で考えればとてもありがたい話ですし、請け負う側としても(デザインの部分で事業性の向上に寄与できれば)中長期的には利幅が増えるというわけですのでね。
ということで、第4回リノベーションスクール@鳥取のオープニングアクトの様子をレポートさせていただきましたー!
また明日以降もできる限り実況していければと思ってます。ツイッターの「#とっとリノベーション」を追っかけてもらえたら幸いです◎