どうも、素人DIYerのりょうかん(@ryokan_1123)です。
自分で経営する『Book Cafe ホンバコ』の改装工事を実施しました。もちろんDIYで!
今回は「小上がりの座敷」を作ってみたのですが、その底上げ作業工程をまとめておきます!
ぜひこの記事を参考にしながら、快適なDIYライフを過ごしてもらえると嬉しいです。
小上がりとは?メリットとデメリット
最近は自室に小上がりを作る人も増えていると聞きますが、そもそも「小上がり」って…、という人もいると思います。簡単に言えば「座敷」ですね。
小上がりとは、ベースの床より一段高くなっている場所で、靴などを脱いで上がる仕切りのない空間(座敷)のこと。
室内(店内)に小上がりを作ると、仕切りをしてないのに半個室のような空間を創り出すことができます。立体的な空間創造とでも言いましょうか…。
さらに、子どもを遊ばせる場所としてもちょうどよく、大人は腰掛けながら子どもの面倒を見ることが出来る良さがあります。
・立体的に空間を作り出せる
・子どもの面倒を見やすい
その一方で、段差による事故や怪我などが発生するリスクがあるので注意も必要です。
加えて、一度作ってしまうと容易に場所を変更することができないので、将来的な空間の使い方なども考慮してから作り始めるのが良いでしょう。
・段差で怪我をするリスクがある
・空間を狭く感じさせてしまう
仕上げ材には「ユカハリ・タイル」を。
今回の自作小上がりでは、裏テーマとして「ユカハリ・タイルを使う」を掲げました。
ユカハリ・タイルとは、岡山県西粟倉村の株式会社 西粟倉森の学校が販売している「床に置くだけで無垢フローリングを実現できる」という画期的な商品です。
現状復帰が容易で引っ越し先にも持って行けるので、賃貸にお住いの方でも毎回好みの部屋にカスタマイズすることが可能になります!
元々使っていたという理由もあるのですが、無垢の木材に直に触れる機会をつくりたいという想いでこだわりポイントにしました。
僕が今回使ったのは『無垢杉』のユカハリ・タイルです。参考にどうぞ。
ステップ1:寸法計測
さて、早速作っていきましょう。まず最初に行うのは「寸法計測」です。これをしないと始まりません。
元々の座敷スペースを測ると[2.50m×2.83m]の広さでした。
建築業的には単位「mm」で表すのが常識ですが、この記事では一般的にわかりやすい「m」「cm」で表記しています。
そのままの広さで高さを上げることを考えます。
小上がりの高さについては、一般的に30~35cmで作られることが多いです。
目安となるものと比較しながら、昇降しやすく座って違和感のない高さを考えて、今回は「30cm程度」にすることに決めました。
一般的に、階段は20cm、椅子は40cm、で作られることが多い。
ステップ2:材料の調達
小上がりのサイズが決まれば、材料の調達です。
今回は木製の土台を組んで作ることにしたので、ホームセンター「CAINZ HOME」をフル活用させてもらいました!
しかし、実際に材料の検討をしてみると予定通りにはいかないものです。
ユカハリ・タイルを置くための下地材(コンパネ)の規格が[0.91m×1.82cm]と決まっているので、このサイズ感に合わせる必要性が出てきました。
なので、作成する小上がりのサイズを[約1.85m×2.83m×高さ約30cm]に変更しました。
というわけで、今回調達した材料は以下の通りです。
・角材(杉)9cm×9cm×4m 2本
・角材(杉)9cm×9cm×3m 3本
・コンパネ
0.91m×1.82m×12mm 3枚
・プラ塚 12個
・L字金具 12個
角材は、CAINZ HOMEで「4m→1.85m×2」「3m→2.83m」にカットしてもらってから持ち帰りました。
CAINZ HOME 鳥取店では、カット代は1回30円、持ち帰り用の軽トラは2時間までレンタル無料です。
インパクトドライバーは「リョービ」がオススメ!
今回の作業には、「インパクトドライバー」が必須アイテムとなります。
持っていない人の中で、これからDIYをするために購入を考えている人には、「リョービ(RYOBI)」のドライバードリルをオススメします!
コード式ではないので持ち運びには向かないですが、かなり軽いので素人でも扱いやすく、充分なパワーも兼ね備えてます。コスパを考えても、初めての購入にはベストじゃないかと!
ドライバードリルは、Amazonや楽天市場などで購入可能です。六角ボルトなどの金具から電動工具まで幅広く取り揃えているよう
ステップ3:組み立て作業
材料が揃ったら、あとは組み上げる作業を残すのみです。
まずは土台を組んでいきます。1.85mにカットしてもらった短い角材を縦に並べていきます。
角材の下には、プラ塚と呼ばれる高さを自由に調節出来るジャッキーのようなものを置いてます。
今回は床面が完全にフラットではないので高さ調整ができるものを選びましたが、完全水平な床であってもあとで高さを変えられる方法がベターな選択だと思われます。
プラ塚を置くのは、両端+角材と交差する部分。
続いて、2.83mの長い角材を重ねるように乗せ、水平器で水平を確認しながらプラ塚を調整します。
水平器が手元にない場合も、ペットボトルで自作することが可能です。こちらの記事を参考にしてみてください。
水平が取れた状態でプラ塚をビス固定し、上下の角材をL字金具で固定まですれば、土台が完成です!
土台が完成したら、その上にコンパネを貼っていきます。
今回は全体サイズの兼ね合いで隙間を空けすぎていますが、木材の収縮膨張を考えるとコンパネをきっちり詰めてしまわない方がベターだと思われます。
あとはユカハリ・タイルを乗せるだけ!!
……なんですが、ここで側面の飾り付けにこだわり始めてしまいました。
ユカハリ・タイルと同じ材を大量に持っていたので、これを側面に敷き詰めようかと…。というわけで、1本1本ノコギリで長さを切り揃えていきました。
たまたま切り込み模様が入っている材だったので、意図せずこの美しい壁面になりました!
ここまでくれば、あとは本当にユカハリ・タイルを乗せるだけです!
が、元々使っていた無垢のユカハリ・タイルだったので、すでに膨張収縮をしていてサイズが異なってきており、この調整が最も大変でした…。
完成!総工事費は約2万円也!
というわけで、完成しました!!
素人がDIYで作り上げたとしては十二分な仕上がりじゃないかと!自画自賛です!
ざっくりと費用などをまとめておきますので、参考にしてみてください。
総工事費:約2万円+ユカハリ代
総工事時間:約9時間(実質5時間)
実働人数:2人
側面とユカハリ・タイルの調整にかなり時間をかけてしまったので、土台を組むだけなら時間はここまでかかりません。
全体の雰囲気も良くなりました!
最後に
工具の使い方などの基礎知識は持っていなければならないですが、素人のDIYでも意外と出来てしまうものだと伝わったでしょうか?
わからないなりに、見よう見まねでやってみる。その中で気づいた発見こそが学びです。
この記事を読んで「自分にも出来るかな?」と思った方がいたら、ぜひすぐにでも小さなチャレンジしてみてください。
きっと出来る!
Let’s DIY!!!! (Do It Yourself)
DIYの参考になるオススメ本 3選
僕がDIYをする上で読んできた書籍の中で、参考になったものをご紹介しておきます。
1.今日からはじめるヴィンテージDIY
初心者でもマネできるDIYアイデアをギュギュッと詰まった1冊。
簡単に作れるものから本格的な家具まで、『ヴィンテージなインテリア』を作るためのノウハウが書かれています。
道具の使い方も詳しく解説されており、これからDIYしていきたい人向けかなと思います!
2.Let’s DIY! カフェみたいなお家をつくろう
100均などのプチプラグッズで自宅の改造に成功した主婦・chikoさんのお部屋改造指南書。
カフェのような家に憧れる人にはたまらない一冊で、カフェインテリアの参考にもなります!
3.DIY+GREEN もっとおうちを好きになる
主婦ブロガーチーム『つるじょ』による、DIYのHOW TO レシピ集。
6人のDIYアイディアやヒントがまとめられているだけでなく、雑貨やGREENとDIYを合わせるコツやフェイクグリーンの飾り方までを紹介されているので、緑を上手く使いたい人にはとても参考になる一冊です。