「まちのために事業をしない」宣言。地域の活性化は、徹底的なエゴイスティックの先にある。

2017年10月26日まちづくり

どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。

大学院を休学した2013年春から「まちづくり」の分野に足を踏み入れ、約4年半が経ちました。

2015年からは地元の鳥取に戻り、「まちづくり」の文脈の中で、8年間空家だった店舗をリノベーションして「Book Cafe ホンバコ」を始め、今現在も運営を続けています。

そして、次の事業の構想も着々と進めているんですが、そんな今だからこそ、これからは「まちのために事業をしない」という宣言をしておこうと、この記事を書き始めました。

地域の活性化をしたければ、徹底的なほどエゴイスティックに事業をした方がいい。

今回は、そんな話を書き残しておこうと思います。


木を見て森も見る

ご存知ない方もいるかもしれませんが、僕自身の大学時代には「化学工学」というマニアックな分野を専攻していました。

この「化学工学(Chemical Engineering)」という分野を簡潔に説明すると、『ある材料(原料)から特定の化学製品を作るプロセスを最適化して、製造の仕組みをオーガナイズ(設計)する学問』です。

もっとシンプルに言えば、「最適な生産プロセスを、木を見て森も見ながら考える人」を養成する分野だと思ってください。

この「木を見て森も見る」という考え方が「まちづくり」においても重要だというのは、誰でも容易に想像できると思います。

ただ、現実問題として多くの地方創生系の取り組みは「森を見て木を見ず」な状況になっています

いつまでも全体論や方法論を議論(勉強)し続けて、肝心な実践をしないままなので、中身スカスカな事例が多いこと多いこと。

勉強会からはなにも生まれない。講演会は満足感しか生まない。ワークショップは虚しさを生む。絵に描いた餅をいくら描いても無駄。

そんな当たり前なことを永遠と続けてる。「そんなことはわかっとるわ!」と言いながら。

本当にアホらしい。僕はもう飽きた。

参照:百の議論より一の行動 2016.1.5.|木下斉|note

地域活性化に必要なことはもうわかってる

「まちづくり」や「地域活性化」「地方創生」に携わる期間が長い人は、もう嫌ほどわかってるはず。

衰退していく地域は『経済の再生』でしか救えない、と。

そして、そのために必要なものも、すでに議論し尽くされてた。

1.しっかり外貨を稼ぐこと
2.地域内経済をまわすこと
3.もっと雇用を増やすこと
4.平均所得額を上げること

この4つに対してどうアプローチしていくか。やるべきことは本当にそれだけで、気づいている人は淡々と「しっかりと継続事業を生み出すこと」に取り組んでる。

小さな街ほど、継続事業を生み出す人材になるべき人を無駄に拘束する傾向が高かったりしますからね。マジで機会損失もいいところ。

「まちづくり」の名の下に時間を奪われることなく、とことんビジネスを洗練することに集中した方がいい。みんなで決めることが大前提になりやすいまちづくり的なプロジェクトに引っ張られると、本当に疲弊していくので。

稼ぐまちが地方を変える」の著者・木下斉さんも、「誰も言わなかった10の鉄則」の4番目に以下のように述べています。街のことを考えるなら、自分の限界までとことんエゴイスティックに事業をやった方がいい。

「全員の合意」は必要ない


まちのために事業をしない宣言

そうは言っても森を見なきゃダメでしょ、という意見もあるでしょう。僕もそう思います。どっちが正解というわけではない。

ただ、僕自身は「木を見て森も見る」という考えの方がしっくりくる、という話です。

木をしっかり育てるためには、周りの環境(森)がどうなっているのかにも感度が高くなるはず。だから「木を見る」にフォーカスした方がいいんじゃないかと。

ホンバコを始めてからの2年間は、鳥取の全体のことを考えながら自分の事業を見ることが多かったように感じます。でも、それでずっと疲弊し続けてきました。

街とか地域より、優先するべきは自分や自分の周りの人が幸せに生活することだと思うので、これからは「まちのため」ではなく「一緒に働く人」のために事業をしたい。

参照:一緒に働く人の「幸せ」を一番大事に考えたい。|りょうかんのつぶやき

今計画中の次の事業は、徹底的なほどエゴイスティックにやっていけたらと思います。

この「まちのために事業をしない」宣言が、まちづくりを志すみなさんの何かしらの参考になれば幸いです。

 

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2017年10月26日まちづくり

Posted by りょうかん