どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。フリーランス歴も2年目に突入しました。(開業してからだと5年目になります)
僕が学生だった頃には「フリーランス」という言葉自体が知られていませんでしたが、今では就職を経ない【新卒フリーランス】という存在も珍しくなくなってきています。
そんな時代になってきたことを表すように、フリーランスの活動を補助してくれるサービス・ツールも多く登場し始めました。しかしながら、「種類がたくさんありすぎてどれを使っていいのかわからない」という声も聞こえてきます。
調べてみると、フリーランス初年度向けに整理された記事があまり見当たらないようなので、今回は【フリーランス1年生が登録しておくべきツール】をまとめてみました。
フリーランス1年目だった去年の僕に向けて書いているので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事の内容を3行で伝えると・・・
✔︎ フリーランス1年生向けにサービスをまとめました
✔︎ 会計・保険・契約・健康管理・仲間づくりの各分野で厳選してます
✔︎ まとめ:ほとんど無料ツールなので、この機会に登録しましょう!
なぜツールを使わなければならないのか
もしかすると、「フリーランスになったからと言って今まで使ってないツールを使い始めなければならないのか!?」と疑問に思う方もいるかも知れません。当然の疑問だと思います。
しかし、少しばかしフリーランス活動を先に始めた僕の答えは【絶対に使うべし】です。なぜならば、本業以外に余計なリソースをかけない方がいいから。
フリーランスは会社員とは違います。会社員なら会社(他の社員)が負担してくれている業務も、フリーランスは全て自分でやらなければなりません。
営業、広報、会計経理、契約交渉、契約締結、資料管理、健康管理、etc…
売上も安定しておらず実績も少ない初年度に、これらの業務に対して時間や労力を使ってしまうのは極力避けた方がいいのは明らかです。
だからこそ、本業以外の業務を効率よく済ませられるツールを使ってほしいなと。フリーランスとして自分のやりたい仕事を長く続けていくためにも、この記事で挙げるツールは使ってみてください。
フリーランス1年生が絶対に登録すべきツール5選
しかし、副業解禁に伴ってフリーランス向けのサービスは数多くリリースされてきています。これらの中から『真に使うべきツール』を見分ける作業自体もかなり時間がかかり、フリーランスになりたての人には勿体ないなと。
というわけで、今回は、1年間のフリーランス経験を踏まえて【フリーランス1年生が最低限登録しておくべき】と感じたツールをまとめました。
『会計・損害補償保険・ヘルスケア・契約締結・仲間づくり』の5つの分野で厳選しています。(同じ分野で複数のツールを紹介しても無駄なので、各分野1ツールにしました)
個々の説明は後述しますが、最初にリストを書いておきます。説明を読む時間も惜しいという方は下記のリンクから各サイトに飛んで登録してみてください。
ここから先では、各サービスについて説明をしていきます。
1.業界シェアNo.1の「クラウド会計freee(フリー)」
フリーランスとして活動を始めて、最も心配なことのひとつが【確定申告】だと思います。会社員であれば不要だった手続きが毎年発生するわけで、開業する前から胃がキリキリする人も多いのではないでしょうか。
そんな不安を一掃してくれるのが、【クラウド会計freee】です。
業界シェアNo.1(ユーザー数100万人!!)の実績だけでなく、会計や簿記の知識のない初心者でも質問に答えるだけで確定申告書類の作成ができる手軽さは他の会計ソフトとは一線を画する素晴らしさです。
また、銀行口座やクレジットカードと連携させることで明細を自動読み込みしてくれて、且つ、その内容を自動で仕訳作業をしてくれる機能まで付いています。
年額9,800円(スタータープラン)ではありますが、忙しいフリーランスの経理業務負担を劇的に軽減してくれるツールなので、絶対に登録しておくべきサービスです。まずは30日間の無料期間で試してみてください。
2.無料で損害補償自動付帯!「FREENANCE(フリーナンス) 」
会社員とフリーランスの最も大きな違いのひとつは【責任の所在】です。
業務中の事故や情報漏洩などにより取引先に不利益を与えてしまった場合、会社組織であればミスした個人の代わりに法人が損害賠償を負ってくれますが、フリーランスであれば、全て自分の肩に乗りかかってきます。
そんな有事の際に金銭的なサポートをしてくれる「フリーランス特化型の損害賠償保険」を無料で付けてくれるのが、【FREENANCE】です。
充実の補償を無料で付帯してくれることに怪しさを感じるかもしれませんが、運営会社は大手企業の『GMO』で、保険の引受会社も業界大手の『損保ジャパン日本興亜』と、体制はしっかりと整っています。
また、振込までのタイムラグにより資金繰りに苦しみやすいフリーランス初年度にはありがたい「請求書買取による即日払いサービス」も提供されているので、万が一に備えて無料口座開設しておくことは必須だと思います。
3.フリーランスの総合サポート「Freelance Basics」
会社員なら当たり前に使える機能を基本無料(もしくは割引価格)で提供してくれる【Freelance Basics】というサービスもあります。
ランサーズの提供するサービスで、各種契約書の雛形を無料でダウンロード出来たり、渋谷駅徒歩1分のコワーキングスペースが会員限定で無料開放されていたり、税理士を格安で紹介してもらえたり、とにかく困ったときに頼りになるフリーランス向けの総合商社のようなサービスです。
中でも僕がオススメしたい機能は、月額300円の有料サービスではあるものの、企業向けに提供されているヘルスケアサービス 「Carely」を使えることです。専門のメディカルスタッフにいつでもチャットで健康相談が出来たり、月に1度のストレスチェックを受診できる優れたサービスなんですが、これは大きな会員メリットだと思います。
『身体が資本』の言葉がリアルなフリーランスですので、この機会に定期的なヘルスケアをルーチン化しておきましょう。
4.ウェブ完結型の電子契約サービス「クラウドサイン」
フリーランス1年目に最も多いトラブルが「報酬がちゃんと振り込まれなかった」というもの。その原因の多くは『契約書を交わしていなかったこと』にあると言います。
独立してすぐの頃はクライアントのほとんどが知人です。親しい間柄だからこそ口約束で仕事を受けてしまいがちで、その結果として報酬の未払いなどのトラブルが発生してしまいます。また、クライアントが遠方の場合だと、契約書を交わすだけで一苦労してしまうこともあるでしょう。
そんなときにアカウントを持っておくべきなのが、ウェブ完結型の電子契約サービスの【クラウドサイン】です。
契約締結までのステップを全てウェブで完結させられるだけでなく、郵送代や紙代・印紙代までも削減できてしまいます。しかも、運営会社は【弁護士ドットコム株式会社】なので、法律面のシステム整備は完璧中の完璧です。
契約書自体は自分で作らなければならないことは難点ですが、前述の「Freelance Basics」で契約書の雛形をダウンロードして使えば問題ありません。
また、無料で使えるフリープランでは、送信できる契約書の件数が「月5枚まで」と制限があるものの、初年度であれば十分だと思います。まずはアカウント取得をしておきましょう。
ちなみに、「Freelance Basics」経由で「クラウドサイン」に登録すると、フリープランの契約書送信件数が「月10枚」にアップするようです。
5.フリーランスのチームづくりなら「TEAMKIT(チームキット)」
基本的にひとりで仕事をすることが多いフリーランスですが、仕事の幅を広げるためにも精神的な安定を得るためにも「仲間(チーム)づくり」は大事な視点になってきます。
そんな中で2019年2月にローンチしたのが、フリーランス向けのプロジェクトシェアプラットフォーム【TEAMKIT】です。
ユーザーそれぞれが「Tent」と呼ばれるプロジェクトページを作成することができ、立ち上がったプロジェクトの中から興味のあるものには参加表明をすることができます。さらに、ユーザー同士で「Whoop」と呼ばれる他己紹介を送り合う機能もあり、交友関係やその人の仕事っぷりなどが可視化されるようになっています。
これらの機能により、孤独になりがちなフリーランスでも気心知れた仲間が見つかりやすい環境となってくると思っています。
また、TEAMKIT内で作成できるプロフィールページも、簡単にシンプルで見やすいと評判なので、個人のサイトを持ってない方はポートフォリオとして利用してみるのもオススメです。ぜひ使ってみてください。
プロフィールページについて、実際に作成している様子をYouTube動画にしていますので、登録に躊躇している方はまずこちらを視聴してみてください。
>> フリーランスのためのプロフィール作成機能を使ってみた!【TEAMKIT】|YouTube
まとめ:この機会に登録しましょう!
フリーランス歴2年目となる僕ですが、この記事で挙げたツールのうち初年度に使っていたものは『クラウド会計freee』のみでした。
リリースされていなかったツールもありますが、まとめてみると「去年から使えていれば…」と思うサービスばかりで、今からフリーランスになる人が羨ましい限りです。
しかしながら、フリーランスにとって便利なツールが次々と登場している現状は、喜ばしい事ばかりでもありません。
本業に集中しなければならない中で、新しく登場したサービス・ツールをリサーチすることに時間を取られてしまっては本末転倒ですからね。
たった1年ですがフリーランスの先輩としてアドバイスをするならば、初年度はこの記事で挙げた5つのツールを使いこなして乗り越えると良いと思います。
もし新たなサービスが登場したとしても劇的な違いはないですし、そのリサーチの時間を本業のクオリティ向上に使うべきだと思うからです。
そして、少し余裕の出てきた2年目3年目になってから他の類似サービスは検討する。そのくらい大きな余裕を持ってフリーランス初年度に向かってみてください。
というわけで、今回の記事は以上になります。
フリーランス1年生は絶対に使うべきツールだと断言できるので、この機会に登録してみましょう! そして、良いフリーランスライフを送ってください!
フリーランス1年生が絶対に登録すべきツール5選