どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
山本直樹さんの漫画「レッド 1969~1972」を読みました。
この漫画では、東大安田講堂の陥落をきっかけに急速に勢いを失いつつあった学生運動の末期、連合赤軍が結成されてから一気に過激化していき、最終的に「あさま山荘事件」を引き起こすまでの物語がわかりやすくまとめられています。
✅ 学生運動を知らない平成生まれ世代
✅ 連合赤軍のことをよくわかってない
✅ 日本の近代史をちゃんと理解したい
という人にぜひ読んでほしい作品です。
ぶっちゃけ、僕を含めた平成生まれの世代にとって『学生運動(連合赤軍)』は縁遠い存在だと思います。
なんとなくのイメージで、
・暴徒化した学生運動があった
・連合赤軍という過激派がいた
・あさま山荘事件の鉄球が印象的だった
ぐらいの知識しかないのが正直なところかなと。
しかし、近年の「ISIS」や「香港デモ」を正しく理解するためにも、同じようなテロ行為やデモ活動が近代日本でも行われていたという事実は知っておいた方がいいと感じます。
とは言え、その過激性のため学校などの教育現場で触れられることはまずないですし、裁判の関係もありしっかり事実がまとめられた文献も少ないです。
ですが、だからこそ、連合赤軍の歴史をきちんと学ぶことのできる漫画「レッド 1969~1972」は最初の教材としてふさわしい漫画じゃないかなと!
というわけで、この記事では「【書評】平成生まれが読むべき名作!学生運動の末期が描かれた漫画「レッド 1969~1972」で連合赤軍事件の裏側を考えよう」について書いていきます。
✔︎ 「レッド 1969~1972」の概要を解説
✔︎ どんなストーリーなのかを紹介
✔︎ 本書を読んだ個人的な感想
山本直樹さんの「レッド 1969~1972」ってどんな漫画?【概要】
「レッド 1969~1972」は、2006年から2013年まで漫画雑誌イブニングで連載されていた漫画です。
全8巻で完結後、続編「レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ」が4巻、完結編「レッド最終章 あさま山荘の10日間」と続き、シリーズ全体では計13巻の作品になります。
ザックリと内容を紹介すると、
・あくまでも「フィクション」として描かれている
・連合赤軍事件の関係者の証言をもとに、かなり忠実に描いている
・登場する人物や組織の名前は実在のものではない(作中の仮名)
・作中で登場する丸数字は活動や山岳ベースで殺された順番を示している
という感じ。
特に【名前が実在のものと異なる】という点は、多少なりとも知識のある人が読むと混乱する要因になるので注意が必要です。
あさま山荘事件に突入する前のストーリーは続編以降に描かれているので、興味のある人はシリーズ全体を通しで読んでみてください。
・レッド 1969~1972(全8巻まとめ買い)
・レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(全4巻まとめか書い)
・レッド最終章 あさま山荘の10日間(1巻完結)
「レッド 1969~1972」のストーリー【紹介】
「レッド 1969~1972」を読んだ感想【書評まとめ】
この記事では、「【書評】平成生まれが読むべき名作!学生運動の末期が描かれた漫画「レッド 1969~1972」で連合赤軍事件の裏側を考えよう」について書いてきました。
正直、学生運動や連合赤軍事件について最初に興味を持ったのは「レッド 1969~1972」を読んだからでした。
それまではほとんど知識も関心もなかった僕も、今ではこのテーマで数時間は語れるほど詳しくなりました。それも、レッドを読んで以降に少しずつ関連事件について学んでいった結果です。
まさに、連合赤軍事件を知るきっかけとして最適な作品じゃないかなと!
あの当時の(優秀な)学生たちが、なぜ『共産主義化』に燃え、どうして『暴徒化』してしまったのか。
平和に慣れてしまっている平成生まれだからこそ、戦後の内戦(!!)の歴史から多くを学んで、これからの時代に活かしていくべきだと思います。
目を覆いたくなるような描写もありますが。ぜひ読んでみてください。
✔︎ 連合赤軍のヒストリーがまとめられている
✔︎ 過激テロ集団化していく過程を考えさせられる
✔︎ 知られざる近代日本史の歴史をしっかり学べる
・レッド 1969~1972(全8巻まとめ買い)
・レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(全4巻まとめか書い)
・レッド最終章 あさま山荘の10日間(1巻完結)
というわけで、今回の記事は以上です。
では、また!