どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
クリスティーン・ポラスさん著(翻訳:夏目大さん)の「Think CIVILITY (シンクシビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」を読みました。
この本では、無礼な人間の多い職場は大きな金銭的損失が生むという事実をさまざまな調査結果を引用しながら解説しており、あわせて「職場の礼節を高める方法」が紹介されています。
✅ 礼儀正しい態度を取る経済的なメリットを知りたい
✅ 無礼な人と仕事をする際に必要な対処法を学びたい
✅ 礼節ある会社組織をつくりたいと思っている経営陣
という人たちに読んでもらいたい一冊です。
✔︎ 「Think CIVILITY」の概要を解説
✔︎ 「無礼な人によるコスト」と「礼節ある人になる心得」を紹介
✔︎ 本書を読んだ個人的な感想
クリスティーン・ポラスさんの「Think CIVILITY(シンクシビリティ)」ってどんな本?【概要】
「Think CIVILITY (シンクシビリティ)」は、2019年6月28日に発売された書籍です。
全344ページの本で読みにくさもあるので、集中して読んでも【約4時間】ほどはかかります。
![](https://i0.wp.com/ryokan1123.com/wp-content/uploads/2019/11/a347fb89e49e31f77f570718bab2ab6d.jpg?resize=2048%2C1365&ssl=1)
ザックリと内容を紹介すると、
・礼儀の正しさが経済的にもメリットの多いことのデータを示している
・職場の人間関係トラブルを防ぐために実施すべきヒントが載っている
・礼節ある個々人や会社組織になっていくための方法も紹介されている
という感じかなと。
著者の「クリスティーン・ポラスさん」ってどんな人?
![](https://i0.wp.com/ryokan1123.com/wp-content/uploads/2019/11/96c0b7a7e8e00ffd519af8fdbf438c0a.jpg?resize=2048%2C1365&ssl=1)
著者の「クリスティーン・ポラスさん」と訳者の「夏目大さん」プロフィールも紹介しておきます。
クリスティーン・ポラス(Christine Porath)
・ジョージタウン大学 マクドノー・スクール・オブ・ビジネス准教授
・活気ある職場を作ることを目的とした講演やコンサルティング活動を行う
・その仕事は世界1500を超えるメディアで取り上げられている
・スポーツマネジメントとマーケティングを行う大手企業IMGの勤務経験あり
・ノースカロライナ大学チャペルヒル校にて博士号を取得
夏目大(なつめだい)
・1966年生まれ 大阪出身
・同志社大学文学部 卒業
・大手メーカーのSEとして勤務経験あ
・その後、翻訳家となり多数の訳書が出版されている
「Think CIVILITY」の目次は?
![](https://i0.wp.com/ryokan1123.com/wp-content/uploads/2019/11/d53b7a4fb5ed347163a07742d8ed19cb.jpg?resize=2048%2C1365&ssl=1)
「Think CIVILITY (シンクシビリティ)」の目次は下記の通りです。
はじめに 礼節は最強の武器になる
【第1部|なぜ礼節ある人は得をするのか】
第1章 無礼な人が増えた根本理由
第2章 無礼な人がもたらす5つの費用
第3章 礼節がもたらす5つのメリット
第4章 無礼は無礼を生み、礼節は礼節を生む
【第2部|あなたの礼節を高めるメソッド】
第5章 あなたの礼節をチェックしよう
第6章 礼節ある人が守る3つの原則
第7章 無意識の偏見を取り除こう
第8章 ワンランク上の礼節を身に付けるための5つの心得
第9章 礼節あるメールの作法を身に付ける
【第3部|礼節ある社会になる4つのステップ】
第10章 礼節ある人を見極める採用システムを作る
第11章 礼節を高めるコーチングを取り入れる
第12章 誤った評価システムを改善する
第13章 無礼な社員とどう向き合うか
【第4部|無礼な人に狙われた場合の対処法】
第14章 無礼な人から身を守る方法
おわりに あなたはどういう人間になりたいか
「無礼な人のもたらす5つのコスト」と「礼節ある人になるための5つの心得」を紹介します
![](https://i0.wp.com/ryokan1123.com/wp-content/uploads/2019/11/b293c4f94d58d794d6fc86be2e3a6a46.jpg?resize=2048%2C1365&ssl=1)
「Think CIVILITY (シンクシビリティ)」に書かれている内容の一部を紹介します。
無礼な人のもたらす「5つ」のコスト
第2章に書かれている「無礼な人がもたらす5つのコスト」は下記の通りです。
無礼な人がもたらす5つのコスト
❶ 同僚の健康を害する
❷ 会社に損害を与える
❸ まわりの思考能力を下げる
❹ まわりの認知能力を下げる
❺ まわりを攻撃的にする
言われてみれば当たり前かもしれませんが、それぞれの項目に「統計的な調査データ」が載っていてなかなかの説得力を醸し出しています。
礼節ある人になるための「5つ」の心得
さらに、第8章には、ワンランク上の礼節を身に付けるための5つの心得も載っています。
礼節ある人になるための5つの心得
① 与える人になる
② 成果を共有する
③ 褒め上手な人になる
④ フィードバック上手になる
⑤ 意義を共有する
これも読めば当たり前の話ではありますが、この「当たり前の礼儀正しい振る舞い」を「当たり前として実行する」ということ自体が難しいんだろうなと。
「Think CIVILITY」を読んだ感想【書評まとめ】
![](https://i0.wp.com/ryokan1123.com/wp-content/uploads/2019/11/f7cf277e47fbb580f6c4c91243e763cf.jpg?resize=2048%2C1365&ssl=1)
この記事では、「【書評】全米で話題の「Think CIVILITY」に書かれているのは、日本人こそ大切にするべき『礼節』の精神!(クリスティーン・ポラス)」について書いてきました。
正直な感想を残しておくと、書いてある内容は「日本人的には当たり前なこと」に終始しているように感じました。
ぶっちゃけ、期待していたほどの書籍ではなかったかなと。(期待値が高すぎただけかも)
とは言え、伝えたいメッセージの
礼節ある振る舞いをした方が
経済的にもメリットが大きい
という一点は非常にわかりやく、それを裏付ける統計データなどがしっかりと綴られている価値は高いと思います。
職場にいる無礼な人の扱いに困っている場合などは、対処の根拠にも使えるので、読んでみると良いのかなと!
✔︎ 礼儀正しい振る舞いの経済的メリットを示されている
✔︎ 職場の人間関係トラブルを防ぐヒントが書かれている
✔︎ 礼節ある行動をするための具体的な方法も載っている
というわけで、今回の記事は以上です。
では、また!