どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
橘玲さんの「上級国民/下級国民」を読みました。
この本では、現代の日本社会(強いては世界の先進国)において「知識社会化・リベラル化・グローバル化」という巨大な潮流によって引き起こされている「国民の上級/下級の分断」を解説説明されています。
✅ 現代社会が抱えてる残酷な真実を知りたい
✅ 下級国民に落ちてしまう恐怖を抱いている
✅ 今後の世界の未来を考えるヒントがほしい
という人に読んでほしい一冊です。
✔︎ 「上級国民/下級国民」の概要を解説
✔︎ 本書を読んだ個人的な感想
橘玲さんの「上級国民/下級国民」ってどんな本?【概要】
「上級国民/下級国民」は、2019年8月1日に発売された書籍です。
全238ページの本ですが、少し難しいので読み終えるまでに【約3.5時間】ほどがかかるかなと。
ザックリと内容を紹介すると、
・現代日本社会を生きている人たちの抱く本音を解説している
・上流国民/下流国民の分断が起きている理由が紹介されている
・今後の世界がどんな方向に進むのか考えるきっかけが書かれてる
という感じ。
著者の「橘玲さん」ってどんな人?
著者の「橘玲さん」のプロフィールも紹介しておきます。
橘 玲(たちばな あきら)
・1959年生まれ
・作家(2017年新書大賞受賞)
・早稲田大学第一文学部卒業
・国際金融小説『タックスヘイヴン』などの著書がある
過去に多数の書籍を出版しているので、合わせて読んでみてください。
「上級国民/下級国民」の目次は?
「上級国民/下級国民」の目次は下記の通りです。
まえがき
PART1 「下級国民」の誕生
① 平成で起きたこと
② 令和で起きること
PART2 「モテ」と「非モテ」の分断
③ 日本のアンダークラス
④ 「モテ」と「非モテ」の進化論
PART3 世界を揺るがす「上級/下級」の分断
⑤ リベラル化する世界
⑥ 「リバタニア」と「ドメスティックス」
エピローグ 知識社会の終わり
あとがき
「上級国民/下級国民」を読んだ感想【書評まとめ】
この記事では、「【書評】橘玲さんの「上級国民/下級国民」には令和を生きる我々の知っておくべき残酷な真実が書かれてる!」について書いてきました。
正直「ちょっと理論が飛躍しすぎてる気がするな〜」と感じる部分があったり、「物事を一面性だけで判断して結論付けてない??」と思う箇所もあったりと、すべてが腑に落ちる内容ではありませんでした。
ただ一方で、「最低賃金の引き上げがマイナス効果を生む理由」「ベーシックインカムが破綻する理由」のような納得感のある話も随所に書かれており、全体的に考えさせられる内容になっているのかなと。
特に、以前書評でも紹介した「お金の流れで探る現代権力史」や「父が娘に語る 経済の話。」を合わせて読むと、理解が深まるように思います。
否が応でも、今後国民のマジョリティの中での「上級/下流」の分断は拡張していきます。これは歴史的にも制度的にも潮流的にも疑いようのない事実です。
そんな時代をどのように迎えたらいいのか。そんなことを考えさせられる一冊ですので、ぜひ一読してみてください!
✔︎ 現代日本社会を取り巻く現状が解説されている
✔︎ 上級/下級の分断が生じる理由が紹介されている
✔︎ 今後の世界の方向性を考える良いきっかけになる
というわけで、今回の記事は以上です。
では、また!