どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
小林昌平さんの「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」を読みました。
この本では、古今東西の26名の哲学者の言葉を引用しながら、思い通りにならない人生の悩みに対して『答え(のようなもの)』を紹介してくれています。
✅ 生きることが苦しく悩んでいる
✅ 人生に絶望感を抱くことがある
✅ 世界中の哲学者の教えを知りたい
という人にぜひ読んでみてほしい一冊です。
✔︎ 「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」の概要を解説
✔︎ 印象的な哲学者の言葉を紹介
✔︎ 本書を読んだ個人的な感想
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小林昌平さんの「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」ってどんな本?【概要】
「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」は、2018年4月27日に発売された書籍です。
全280ページの本ですが、割と読みやすいので【約3.5時間】ほどで読み終えることができます。(注釈や参考書籍に多くのページが割かれています)
ザックリと内容を紹介すると、
・人生における25個の悩みに対する答えが載っている
・古今東西の計26名の哲学者の言葉が紹介されている
・今の自分に必要な言葉だけを選んで心の支えにできる
という感じかなと。
著者の「小林昌平さん」ってどんな人?
著者の「小林昌平さん」のプロフィールも紹介しておきます。
小林昌平(こばやししょうへい)
・1976年生まれ
・慶應義塾大学法学部卒業
・専攻は「哲学」「美術」
・大手企業の主任研究員として勤務
・学会招待講演、慶應義塾大学ゼミ講師も務める
2007年に出版した「ウケる技術」は、累計20万部を突破するロングセラー本となっているようです。
「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」の目次は?
「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」の目次は下記の通りです。
はじめに
仕事(Work)
・将来、食べていけるか不安/アリストテレス
・忙しい。時間がない/アンリ・ベルクソン
・お金持ちになりたい/マックス・ウェーバー
・やりたいことはあるが、行動に移す勇気がない/ルネ・デカルト
・会社を辞めたいが辞められない/ジル・ドゥルーズ
自意識・劣等感(Self-consciousness / Inferiority complex)
・緊張してしまう/ゴータマ・シッダールタ(ブッダ)
・自分の顔が醜い/ジャン=ポール・サルトル
・思い出したくない過去をフラッシュバックする/フリードリヒ・ニーチェ
・自分を他人と比べて落ちこんでしまう/ミハイ・チクセントミハイ
・他人から認められたい。チヤホヤされたい/ジャック・ラカン
・ダイエットが続かない/ジョン・スチュアート・ミル
・常に漠然とした不安に襲われている/トマス・ホッブズ
・人の目が気になる/ミシェル・フーコー
人間関係(Human relations)
・友人から下に見られている/アルフレッド・アドラー
・嫌いな上司がいる。上司とうまくいっていない/バールーフ・デ・スピノザ
・家族が憎い/ハンナ・アーレント
恋愛・結婚(Love / Marriage)
・恋人や妻(夫)とけんかが絶えない/ゲオルク・W・F・ヘーゲル
・不倫がやめられない/イマヌエル・カント
【別解】親鸞
・大切な人を失った/ジークムント・フロイト
人生(Life)
・やりたいことがない。毎日が楽しくない/道元
・人生の選択に迫られている/ダニエル・カーネマン
・夜、孤独を感じる/アルトゥール・ショーペンハウアー
死・病気(Death / Disease)
・死ぬのが怖い/ソクラテス
・人生がつらい/マルティン・ハイデガー
・重い病気にかかっている/ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン
おわりに
印象に残った哲学者の言葉3選【紹介】
「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」で紹介されていた哲学者の言葉の中から、特に印象的だった3つの言葉を紹介してみます。
最良の瞬間は心身を限界にまで働かせ切っているときに生じる/チクセントミハイ
自分を他人と比べて落ち込んでしまう人に贈りたいのが、ハンガリー出身の心理学者『ミハイ・チクセントミハイ』の言葉です。
戦争で家族を失った経験から「人生をどうしたら幸せなものにできるか」というテーマに生涯をかけて挑み続け、下記のような言葉を残しています。
最良の瞬間とは、困難ではあるが価値ある何かを達成しようとする過程で、心身を限界にまで働かせ切っているときに生じる
つまり、自分の成すべきことに集中していれば、他人と比較するような注意力は残らない(=今ここに集中するといい)ということを語っています。
生活すべてが禅である/道元
一方で、やりたいことがなくて悩んでいるという現代人も多いように思います。
そんな人には、鎌倉仏教を代表する禅僧(日本曹洞宗の宗祖)である『道元』が残した言葉を噛み締めてみましょう。
生活すべてが禅である
禅といえば「坐禅」を思い浮かべる人が多いと思いますが、禅の修行は「座る」以外の時間でも取り組めるという教えです。
日常の些細な雑事に対しても、ひとつひとつを丁寧に丹念にやる。その意識を持ち続ける中で、ふとしたときに「やりたいこと」が見えてくるという感じでしょうか。
哲学は「死の練習」である/ソクラテス
そして何より印象的だったのが、哲学の祖とも呼ばれる『ソクラテス』の言葉です。
哲学は「死の練習」である。
知を愛し求める欲求さえあれば、死ぬことも怖くなくなる。
ソクラテスといえば「無知の知(=自分が無知であることを自覚すること)」が有名ですが、ただ生きるだけでなく「よく生きること」が大事という、『論語』とも似ている教えも残しています。
死ぬことが怖い人、生きる意味がわからない人。
そんな人こそ『哲学」を追求してみるのが良いのかもしれません。
このように、「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」では、人生におけるさまざまな悩みに対して古今東西の哲学者の残した言葉が紹介されています。
ここでは全部を紹介できないですが、Amazonプライム会員(月額500円)の人は「Prime Reading」で無料購読可能です。非会員の方も30日間無料体験ができるので、ぜひ試して読んでみてください!
「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」を読んだ感想【書評まとめ】
この記事では、「【書評】小林昌平さんの「その悩み、哲学者がすでに答えを出しています」は生きることの苦しみを緩和してくれる一冊!」について書いてきました。
これまであまり【哲学】に関する書籍を読んできてなかったので、多くの哲学者の言葉がまとまっているこちらの書籍を手に取ってみたのですが、思っていたよりも面白かったです。
読みながら、以前紹介したメンタリストDaiGoの書籍「後悔しない超選択術」に書かれていた言葉を思い出しました。
人生に「正しい選択」は存在しない。
選択したものを「後悔しない選択」にすることが人生を幸せにする。
歴史に名を残す哲学者たちは総じて、「人生の困難」に対して「どうしたら生きやすくなるか」という思考プロセスを語っています。
その意味では、「後悔しない超選択術」に載っていた『後悔しない選択にすること』には哲学者の考えが使えるのではないかなと。
この2冊を合わせて読んでみると、グッと人生の解像度が上がって生きやすくなる気がします。ぜひ試してみてください!
✔︎ 人生の悩みに対する哲学者の言葉が載っている
✔︎ 古今東西の哲学者の考えに触れることができる
✔︎ いまの自分の心を支えるような言葉が見つかる
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というわけで、今回の記事は以上です。
では、また!