どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
2015年5月から運営していた「Book Cafe ホンバコ」の営業を、2018年3月で終了しました。
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多くの人に応援してもらいながらスタートして、最後まで激励の声をたくさんもらいながら閉店を迎えた。これほど幸せなことはありません。
FBやツイッター、そしてブログなどなどで届く、多くの人からもコメントやメッセージがとても嬉しかったです。
わざわざブログ記事にしてくれる方も…。
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このような一連の流れの中で、やっぱり「辞め方」って大事だな〜と再認識しました。
挑戦することを推奨する空気が増えてきた昨今ですが、同時に「辞め方」も意識してほしい。
及ぼした影響が大きいほど、その辞め方ひとつで良くも悪くも評価が大きく変わる。
隠居系男子の鳥井弘文さんが「ファンにファンだと公言してもらうために。」という記事の中で「人が誰かのファンであることを公言するのは、その美意識に惚れたとき」と書かれていたんですが、その美意識の中に『辞め方』も含まれているような気がします。
辞める際の真っ直ぐに正直な気持ちをしっかり伝えれば、ファンだと公言してくれる人も増えるんじゃないかなと。
ニュアンスが違うかもしれないけど、「ホンバコを辞める」という記事を書いてから、「応援してます」という声をかけてもらうことが多くなった。
これまでも応援してくれてたのかもしれないけど、
真っ直ぐに正直な想いを伝えれば、「覚悟が届く」ということを感じてます。https://t.co/gTLXGAG2Xj— りょうかん@仮想通貨&ブロガー (@ryokan_1123) April 1, 2018
「お礼を伝える機会」を複数用意する
僕が今回のホンバコ撤退に際して、一番意識したのが「お礼を伝える機会を複数用意すること」でした。
僕自身がお礼を伝える機会はもちろん、関わってくれた人が僕や店舗に想いを伝える機会という、両方の意味で。
閉店のお知らせをしてから2週間は毎日しっかり営業をする。その間にもこっそりとお手紙を置いてくれるお客さんがいました。
ホンバコの最終営業週が始まりました。
よく来てくださっていたお客さんが、こっそりと机に手紙を置いていってくれることがあり、嬉しくて涙しそうになってます。
— りょうかん@仮想通貨&ブロガー (@ryokan_1123) March 5, 2018
さらに、最終営業の翌日にはクロージングパーティを開催してもらいました。
【イベント】ホンバコ クロージングパーティ|鳥取家守舎|Facebook
本当に多くの人が参加してくださり、奈良や大阪や熱海からもわざわざ駆けつけてくれた人がいたほど。
さらに。営業を終了してからも契約が切れるギリギリまで、足を運べる口実としてイベントを開催してみました。
【イベント】最初で最後のホンバコ蚤の市!|ホンバコ|Facebook
【イベント】本当に最後の最後!ホンバコ蚤の市!|ホンバコ|Facebook
実際、この蚤の市を開催したおかげで、閉店のお知らせをしてから来店が難しかった人やお知らせが届いてなかった人とも店舗で顔を合わすことが出来たんですよね。とても有意義な時間になりました。
ラスト蚤の市に参加できた方からは、こんな温かいメッセージも受け取ったり…。
生後7ヶ月のお子さんと一緒にラスト蚤の市に来てくれた夫婦。
その奥さんからメッセージが届いた。「初めてのデートはホンバコだった」
「悩んだ時はホンバコで頭の整理をした」
「出産後の妊婦健診の帰りに寄った」
などなど、たくさんの思い出があったと。嬉しくて、今日も泣きました。w
— りょうかん@仮想通貨&ブロガー (@ryokan_1123) April 1, 2018
そして、店舗まで足は運べない…という人に対しては、「polca」がお互いに感謝を伝える良い機会になったんじゃないかなと感じてます。
【参照リンク】ホンバコを辞めてプロブロガーになります!「MacBook」を新調したい!|polca
【参考記事】polca支援者一覧|りょうかんのつぶやき
僕自身も関わってくれた多くの方々も、「辞めること」「終わること」を頭でも心でも整理することが出来て、納得して次に進める。
次にしっかり繋がる、そんな「辞め方」ができたんじゃないかなと思ってます。
正解はない
ただ、「辞め方の美学」って人それぞれ全く違うはずです。
僕のやり方を僕自身は正解だったと感じてますが、あなたにとっての正解かどうかはわかりません。
次につながるような辞め方をできればOKなんだと思うので、それさえ意識できてれば形はなんであれ良いのだろうなと。
その場所や環境で培った関係性をゼロに戻すことなく、立つ鳥が跡を濁さないように辞めることが大事なので。
もちろん、関係性を断ち切りたいような劣悪な環境の場合は、辞め方なんて意識せずに一目散に逃げてください。それが正しい辞め方だったりもします。
そのあたりの見極めはしながら、挑戦するだけじゃなく「辞め方」にも意識を向けてみると、また違った世界が見えるはずです。
読んでくださった方のなにかしらの参考になれば幸いです。