どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
兵庫県の但馬地方、豊岡市にある〝豊岡劇場〟(通称、豊劇。)をご存知ですか?
2012年に閉館した映画館をクラウドファンディングで集めた271万円などを使い復活させた『映画だけじゃない映画館』がコンセプトのクリエイターとコミュニティーの拠点で、最近あのgreenz.jpにも取り上げられたことで話題になっています。
参考記事
そんな豊岡劇場で定期的に開催されている『ゆらくみ』というイベントにゲストとして呼ばれてお話をしてきたんですけど、予想以上のポテンシャルの高さに圧倒されまくってしまったので、レポートを書きたいと思います!
豊岡劇場
鳥取駅から汽車に揺られて約2時間半。
豊岡駅から歩いて10分ほど。
駅から続く商店街から少し抜けて近くに大きな公園のあるエリアに豊岡劇場はあります。
到着すると、以前鳥取で出会った豊岡出身の旅人が会いに来てくれてギターを奏でてお出迎えをしてくれました!
こういう部分も魅力だったりするんですよね〜
中に入ると〝THE 映画館!〟って感じのめっちゃ良い雰囲気!
大ホールも素敵なんですけど、映画上映だけじゃなく、TEDxとかやったら最高の舞台だな〜と妄想してました。笑
後で聞いたら、レンタルスペースとしての貸し出しもしているみたいなので、やろうと思えばやれちゃうんだな〜、これが!
豊劇のここが凄い!
これだけ見ると、ただの普通の映画館なんですよね。
でも、豊劇が凄いのはここからです!
まず、映画館の中に〝ajito〟と呼ばれるCAFE&BARが併設されていて、映画を観なくてもここでゆっくり過ごすことが出来るんですよ!
しかも、フリーWi-Fiも飛んでるので仕事まで出来ちゃう!凄い!
さらに、前述したように大ホール、そしてこの日イベントをした小ホールはレンタルスペースとしての貸し出しもしているそうで、子ども達の職業体験のイベントやウクレレ教室、クラブイベントなんかもやっているそうなんです!
その辺の詳細は、greenz.jpの記事でとても上手くまとまってますので、そちらを読んでみてください!
そして、個人的に好きだったのが、随所に改装前のものを再利用して活用している部分が見られたこと!
例えば、映画のフィルムケースをライトに使ってたり、映写室のドアを物置のドアにしてたり、素敵じゃないですか?
で、1番興奮したのが、実際の映写室!
まあ普段はたぶん入れてもらえないんですけど。笑
一度閉館した後に、再び開館するまでの最大のハードルは、この映写機を導入することだったみたいです。
デジタル化の流れの中で対応する映写機の導入が出来ずに閉館していった映画館は全国どの地域も多いみたいですからね〜
映写室に入ってすぐのところに、ちょっとエッチなグラビア写真が保存されてたりするのも、なかなかオツな感じでしたよ〜笑
ゆらくみ
そんな感じでざっくりと豊岡劇場内の案内をしてもらい、いよいよゲストとして呼ばれているイベントの時間に。
〝ゆらくみ〟のことを簡単に紹介しておくと、「これからの暮らしやまちのことを考えるゆるい飲み会」としてgreen drinks Toyookaのメンバーで企画運営しているイベントみたいです。
余談ですけど、僕も大学最後の頃にgreen drinks Saijoの企画運営をしてたんですよね〜
(全国で行われているgreen drinksについてはこちらを読んでみてください。→ http://greenz.jp/greendrinks/)
で、話を戻しまして。
今回は『リノベーションがまちに与えるもの』というテーマで、豊岡劇場のオーナー・石橋秀彦さんと2人で話をしました!
会場となった小ホールの様子はこんな感じで。
なかなか本格的な雰囲気に、最初ちょっとビビってました。笑
最初に聞いてビックリしたんですが、豊岡劇場というリノベーションして実現した素敵な場所があるにも関わらず、豊岡、もっと言えば兵庫県北部地域で『リノベーション』をテーマにしたイベントはおそらく初めてじゃないかということなんですよ。
そんな大事な最初のイベントに、まだまだペーペーな僕なんかが……、と思いながらも、まあエラそうに話をしてきました。笑
『リノベーション』をテーマにしたイベントが初めてで、そのワードに引っかかって参加された人たちだからなのか、参加者の方々は真剣にメモを取りながら聞かれてるのが印象的でしたね。
イベント終了後は、さっきも出てきたCAFE&BAR ajitoで飲み食いしながら交流会。
社会人の方から大学生まで、多くの方に興味を持って質問をくださってありがたい限りです。本当に。
おかげさまで、深夜12時を越えても話は尽きませんでした。笑
(何時に寝たか覚えてないww)
ちなみに、イベントの詳細なレポートやトークで話した内容なんかは、ゆらくみメンバーがまとめてくださってるので、良ければ読んでみてください!
豊岡の中心市街地
豊岡劇場、いいところでしょ?
その周り、豊岡の中心市街地がどうなんだ、ってことで、イベント当日と翌日に豊岡の街中をぶらぶらしました。
一番印象的なのは、なんと言っても豊岡市役所!!
最初に目に入った時には、完全に高級ホテルにしか見えなかったwww
どう見ても市役所には見えないよね?よね?
商店街の雰囲気はね、鳥取の駅前とよく似てるな〜って感じました。
駅から真っ直ぐアーケードと共に商店街が続いてる感じとか、特に。
でも、豊岡の方が建物の状態がかなり良い印象がありましたね〜。商店街に限らず、周辺地域全体的になんですけど。
空き家になっているのかどうかはよくわからないけど、少なくともいわゆるZ案件のような見た目からポテンシャルMAXな物件は全然見つからなかった。
だからこそ、あんまり〝リノベーション〟という言葉が浸透してないのかな〜って。必要性に迫られてないから。
まあこれから遅かれ早かれ、直面する問題ではあるんでしょうけどね。
あとは、豊岡はカバンが有名らしいですね!
『カバンストリート』っていう鞄屋さんばっかりの通りがあるんですよ!
時間がなくて全部をゆっくりまわれなかったですけど、一軒入ってみたらとても良い鞄がたくさん揃ってました!
今度豊岡に行った時には鞄を買って帰りたいな〜。
最後に
豊岡劇場も、豊岡市も、かなりポテンシャル高いですよ!
鳥取の盛り上がりが羨ましいと言ってましたけど、そんなことない。
ポテンシャルの高さで言えば、鳥取を凌ぐんじゃないかってぐらい。
石橋さんのような志のある不動産オーナーさんに、ゆらくみメンバーのような若いエネルギッシュな人たちが、タッグを組んで一緒にプロジェクトを進めていけてる時点で、かなり凄いことですからね!
あとは、豊岡も鳥取も泊まる場所が出来れば文句無しって感じですね。
魅力的な泊まれる場所があれば、もっと爆発的に魅力が伝わる気がしてます!
それこそ、僕は豊岡劇場がゲストハウスも兼ねてしまえばいいんじゃないかと思うんですよ〜
さっきの映写室あるじゃないですか。元々芝居小屋として出来た建物なので、映写室の奥に控え室だったような和室のスペースが2部屋あるんですよ。
しかも、部屋の隣にちゃんとトイレと流し場もあって、布団まである。
このとき僕はそこに泊まらせてもらったんですけど、充分お金取ってもいいぐらい快適でしたからね!
朝起きたらCAFE&BAR ajitoでまったりとコーヒーを飲みながらフリーWi-Fiを使って仕事も出来て。
風呂がないのが難点ですけど、近くに銭湯もあるのでそれさえ目をつぶれば、完璧にゲストハウスに泊まったような感覚でしたもん。
今すぐにでもAirBnBとかで宿泊も受け入れたら良さそうな気がします。
『映画だけじゃない映画館』として『宿泊も出来る映画館』ってめちゃくちゃ良いと思うんですけどね〜
映画館に泊まれるってだけで食いつく人はかなりの人数いるんじゃないかな〜と思うのは僕だけじゃないはず。
ま、そんな部分まで含めて、豊岡劇場のポテンシャルの高さは圧倒的でした!!
豊岡の人にはこのポテンシャルの高さに気づいてほしい!!
そして、鳥取の人にも隣の県の隣の街のポテンシャルの高さを知ってほしい!!
これからも豊岡と、そして豊岡劇場と、色々とコラボしながらやっていく予感がプンプンしてます!
楽しみだ!!!