どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
私はこの記事を執筆している時点(2014年10月13日)で、147台の車をヒッチハイクしてきました。(最終的に212台になりました)
その経験の中で感じた「ヒッチハイクをすることで得られる3つのメリット」をまとめてみました。
1.旅費が浮く
これが目下最大のメリットだと思います。旅費を浮かすためにヒッチハイクを考える人がほとんどでしょう。(もちろん私もそうでした)
しかも、乗せてくれた人がとても優しい方だと、持っているお菓子やパンを恵んでくれます。さらにスーパーウルトラ優しい方の場合、ご飯を奢ってもらえる超ハッピーパターンに遭遇することもあります。
そうなると、移動費だけじゃなく食費までもが浮いてしまうわけですね。
今までの経験の中では、1日の収支がプラスになった日もありました。(餞別でお金を包んでくれた)
四国九州を約2週間かけて巡った時の支出額は、合計2万円以下でした。
2.コミュ力がつく
ヒッチハイクをする人のマナーとして同乗者を退屈にさせない心構えが必要になります。
退屈させないためには、最低限のコミュニケーション能力が求められます。
もちろん、面白い話が出来る・面白い話を引き出せるところまで出来れば理想的ですが、それが無理だとしても『話をする・話を聞く・質問をする・質問に答える』という基本の繰り返しが出来ないといけません。
ヒッチハイクをしていると否が応でもこの基本を繰り返す場面が続くので、台数を重ねる毎にコミュニケーション能力も自然と向上していきます。
更には、高速道路のサービスエリアや道の駅などでは停まってる車に直接交渉に行かないといけない場面もあります。断られることが多いので心が折れそうになる時もありますが、交渉力や営業的なスキルも向上が期待できます。
3.偶有性の海に飛び込める
ヒッチハイクしていると本当に様々な人と出会えます。
一流企業人事部の部長、飲食店のオーナー、メガネのデザイナー、専門学校の先生、県庁職員、車の整備士、飛行機の塗装屋、不動産オーナー、引っ越し業者、なんでも屋、特許取得で一儲け中の人、不倫中の人、難聴の人、人見知りを自主リハビリ中の人、元暴走族、刺青の彫り師、半自給自足生活してる人、専業主婦、フリーター、etc…
大学や会社の同じコミュニティに閉じこもっていたら絶対に出会うことのない人と会える。そして、その人に長時間同じ空間で直接話を聞けるのは、本当に貴重な経験になります。
しかも、大事なのはその人との出会いはこちらから選び取っているわけではないという点です。
脳科学者の茂木健一郎氏は著書「挑戦する脳」の中で、『日本人は「偶有性忌避症候群」に陥っている』と指摘していました。
ヒッチハイクをしていると予知出来ない偶然の出会いや発見の連続です。この予知出来ない出来事によって、人はセレンディビティ(偶然の幸福)を得ることが出来ます。
これは、最近の日本人がほとんど感じる機会のない脳にとっての快感になるそうです。(これは乗せる側にも同じことが言えます)
最後に
ヒッチハイクは、他の移動手段より時間がかかる上に到着時刻も正確には読めません。事故に巻き込まれる可能性もあります。それでも時間に余裕のある人にとっては非常にメリットが大きいと思います。
そして、回数を重ねてくると3つ目のメリット(偶有性の海に飛び込める)の比重が大きくなってきます。
今の私にとっては、セレンディビティを感じたくてヒッチハイクをしているみたいなものですし、よりセレンディピティを感じるために声をかける方法はほとんど使わなくなりました。(偶然に身を委ねてます)
自己責任の範囲でかまわないので、是非ともヒッチハイクへの挑戦を考えてみてください。
ヒッチハイクで得られるメリット
1. 旅費が浮く
2. コミュ力がつく
3. 偶有性の海に飛び込める
では、また!