どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
藤沢数希さんの「ぼくは愛を証明しようと思う。」を読みました。
この本では、モテない主人公・渡辺正樹が、心理学や金融工学を応用した「恋愛工学」を学びながらモテ男になっていく物語が小説風に書かれています。
✅ とにかく女性からモテたい
✅ ナンパの成功率を上げたい
✅ 愛を理論として理解したい
という男性が読むと、目から鱗が何枚も落ちちゃう一冊です。
一番のポイントは、
恋愛工学の理論が主人公の成長過程ごとに紹介されている
という点。
つまり、実生活で応用しやすい形で恋愛工学の戦略を学び取ることができます。
しかし、小説風な内容をすべて読むのはめんどくさい・・・
そんな人のために「ぼくは愛を証明しようと思う。」の中から、特に実用性の高い恋愛工学の理論を厳選してみました!
というわけで、この記事では「【書評】モテたい男子の必読本!?「ぼくは愛を証明しようと思う」の恋愛工学理論がスゴすぎる」について書いていきます。
✔︎ 「ぼくは愛を証明しようと思う。」の概要を解説
✔︎ 厳選した「恋愛工学理論」の紹介
✔︎ 本書を読んで感じた個人的な感想
藤沢数希さんの「ぼくは愛を証明しようと思う。」ってどんな本?【概要】
「ぼくは愛を証明しようと思う。」は、2015年6月24日に発売された書籍です。
単行本版は全392ページ(文庫版は457ページ)で、集中して読めば【約2時間】で読み終えることができます。
ちなみに、漫画版(全3巻)も発売されているので、読みやすさを重視する人にはこちらがおすすめです。
また、耳で聴く読書の「Audible版」も提供されています。30日間無料体験ができるので、試したことのない人はこの機会にぜひ!
恋愛工学小説「ぼくは愛を証明しようと思う。」の目次
目次は下記の通りです。
プロローグ
第1章 非モテコミット
第2章 出会いのトライアスロン
第3章 はじめてのデート
第4章 恋愛プレイヤー
第5章 Aを狙え
第6章 星降る夜に
エピローグ
そもそも「恋愛工学」ってなに?
知らない人のために「恋愛工学」について、軽く説明しておきます。
恋愛工学とは?
筆者の 藤沢数希さん が提唱する恋愛理論で、科学や心理学、金融工学などの知識や知見を元に『男性が魅力的な女性にアプローチして男女の関係になるための戦略的なテクニック』がまとめられています。有料メルマガ を中心に配信されており、多くの男性がその理論で女性にアプローチをしているようです。(ただし、理論を知っている女性からの評判はあまり良くない)
要するに、男性が女性を口説いて行為に及ぶまでの手法です。
簡単に言うと、
モテ = モテ度 × 試行回数
という『モテの公式』をベースにして、「モテ度(ヒットレシオ)」と「試行回数」を最大化させるためのテクニックこそが恋愛工学の真髄になります。
使っていること自体を女性に知られるとキモがられるかもしれませんが、モテない男性はひとつの方法論として勉強しておいても損はないんじゃないかなと!
実用性の高い「恋愛工学理論」を紹介します【厳選】
「ぼくは愛を証明しようと思う。」に載っている恋愛工学理論の中から、特に覚えておくと役立ちそうなテクニック(理論)を紹介していきます。
この記事で取り上げるのは下記の4項目です。
① タイム・コンストレイント・メソッド
② モテスパイラル現象
③ セックストリガー理論
④ ACSモデル
① タイム・コンストレイント・メソッド【時間制限法】
「タイム・コンストレイント・メソッド」は、女性に話しかけるとき(要はナンパ)に有効な方法です。
簡単に言えば、「会話に制限時間をかける」という手法で、しつこく付きまとわれる不安を取り除くことができるので、ナンパの成功率が上がります。
例❶:用事があって20分しか時間がないんだけど一緒にお茶でもしない?
例❷:20時から重要な人との待ち合わせがあるから、あと30分しかないんだけど・・・
時間が決まっていれば女性は警戒心を解いて会話をしてくれる上に、楽しい会話ができれば「終わるのが残念…」という感情が芽生えて連絡先の交換をしてもらいやすいというわけです。
さらに言うと、「他にも予定が入っている=人気のある人」というアピールにもなるので、次に紹介する『モテスパイラル現象』の効果も期待できます。一石二鳥ですね!
② モテスパイラル現象【モテる男がよりモテる現象】
「モテスパイラル現象」は、単に客観的なに他の女性にモテている男がモテるという理論です。
客観的に見た目が良い男性より、自分以外の人からアプローチされている男性の方が魅力的に映るという理屈なので、モテない男性からするとショックかもしれません。
これは生物学の世界でも、
外見の特徴でオスの遺伝的資質を見抜く傾向の強い「グッピー」も、他のメスと何度も交尾をしているオスを選ぶ現象が確認されている
という研究結果が出ています。他にも、メダカやキジ、ウズラなどでも同様の現象が確認されているそうです。
この現象を逆転して捉えると、「あなただけを愛してる」という一途な言動を見せると女性からの好意をゲットするのが難しくなるとも言えます。(これを「非モテコミット現象」と呼びます)
③ セックストリガー理論【セックスした男を好きになる】
さらにショッキングな事実なのが「セックストリガー理論」です。
これは、『女性は好きな男とセックスするのではなくセックスした男を好きになる』という衝撃的な理論になります。
恋愛工学は、この理論をベースに戦略を組み立てるので、
セックスする前の段階
=「プレ・セックス・ピリオド」
セックスした後の段階
=「ポスト・セックス・ピリオド」
の2つの段階によって、使う理論や手法を切り替えてなければいけません。
このあたりの細かな戦略や技法については、ぜひ「ぼくは愛を証明しようと思う。」を読んで確認してみてください。
④ ACSモデル【恋愛工学の鉄板フレームワーク】
さらに、上級者になると「ACSモデル」というフレームワークを使い、より効率的に女性を口説きます。
簡単に説明すると、女性との信頼関係の構築度合いを下記の3つの段階に分けて、順にアプローチのテクニックを変えていくという手法です。
✔︎ Attraction(魅了)
✔︎ Comfort-Building(なごみ)
✔︎ Seduction(性的誘惑)
ちなみに、「A→C」の移行は同じ日に行う必要なないですが、「C→S」の移行は必ず同じ日でなければなりません。
さらに、Cを飛ばして「A→S」を移行するのは絶対にNGなので、「C→S」の移行に失敗した場合は、後日あらためて「A→C」の移行を試みるところからスタートしましょう。
そして、この「A→C→S」のステップは、3時間以上10時間以内で遂行しなければダメです。
その理由は、短すぎると心を開いてもらえず、長すぎると友達フォルダに入ってしまうから。
と説明しても、たぶんよくわからないですよね?
「ACSモデル」は説明が非常に難しいので、ぜひ「ぼくは愛を証明しようと思う。」で理解を深めてください。
「ぼくは愛を証明しようと思う。」を読んだ感想【書評まとめ】
この記事では、「【書評】モテたい男子の必読本!?「ぼくは愛を証明しようと思う」の恋愛工学理論がスゴすぎる」について書いてきました。
ぶっちゃけて言うと、大学時代に藤沢数希さんの 有料メルマガ を購読していたので『恋愛工学』についての知識は多少なり持っていました。
とは言え、恋愛工学の理論を知った当時の僕は、
と感じており、そこまで深く理解しようとはしなかったのが正直なところです。
が、今回あらためて「ぼくは愛を証明しようと思う。」を読んでみると、心理学的な視点で参考になる部分も多く「なるほどな〜」と納得させられる理論だなと感じました。
特に、終盤でドン底に突き落とされてしまった主人公の悟った愛の形は、恋愛工学をヤることだけを目的に利用する男たちに対するアンチテーゼだなと。
安易な理解をすることを推奨はできませんが、モテない男子が女性との距離を近づけるために使えるテクニックが学べる書籍ではあるので、ひとつの参考図書として読んでみてください。
小説テイストで書かれているので、30日間無料体験できる「Audible版」で聴く読書をすると記憶に残りやすくておすすめかなと!
✔︎ 恋愛工学が紹介されてる恋愛小説
✔︎ 成長過程に合わせた理論を学べる
✔︎ オーディブル版で聴くのがおすすめ
というわけで、今回の記事は以上です。
では、また!