どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
伊藤羊一さんの「やりたいことなんて、なくていい。」を読みました。
この本では、ダメ社員からYahoo!アカデミア学長に務めるまでに至った著者自身の人生の経験を踏まえ、若いビジネスパーソンに向けた「凡人のためのキャリア形成論」の大事なポイントがまとめられています。
✅ 夢のないことを悩んでいる
✅ いまの働き方に不安がある
✅ 仕事のマインドを変えたい
という人に強くオススメしたい一冊です。
✔︎ 「やりたいことなんて、なくていい。」の概要を解説
✔︎ 著者発案の「わらしべ長者的キャリア」を紹介
✔︎ 本書を読んだ個人的な感想
伊藤羊一さんの「やりたいことなんて、なくていい。」ってどんな本?【概要】
「やりたいことなんて、なくていい。- 将来の不安と焦りがなくなるキャリア講義」は、2019年12月14日に発売された書籍です。
全256ページの本なので、集中して読めば【約2.5時間】で読み終えることができます。
ザックリと内容を紹介すると、
・夢がない人のための「仕事の取り組み方」が書かれている
・ダメ社員だった著者の「キャリア形成論」を解説している
・想像もしない未来を切り開くための方法が紹介されている
という感じかなと。
著者の「伊藤羊一さん」ってどんな人?
著者の「伊藤羊一さん」のプロフィールも紹介しておきます。
伊藤羊一(いとうよういち)
・Yahoo!アカデミア 学長
・株式会社ウェイウェイ 代表取締役
・東京大学経済学部 卒業
・グロービス・オリジナル・MBAプログラム(GDBA)修了
・ソフトバンクアカデミア(孫正義の後継者を育てる学校)に所属
・上記の国内CEOコースで年間1位の成績を修めた経験を持つ
・2015年4月 ヤフー株式会社に転職(次世代リーダー育成)
代表著書の「1分で話せ」はベストセラーになっているので、ご存知の方もいるかもしれません。当ブログでも過去に著書を2冊ほど書評しています。
「やりたいことなんて、なくていい。」の目次は?
「やりたいことなんて、なくていい。」の目次は下記の通りです。
はじめに
第1章 「今やっていること」に夢中で取り組め!
—— 「わらしべ長者的キャリア」のすすめ
第2章 「仕事恐怖症」だった私が、仕事に救われた理由
—— 「働くモチベーション」を高める方法
第3章 「なぜか周りに助けられる人」が大切にしていること
—— 「コミュニケーション」の法則
第4章 人生を変える「リーダーシップ」の話をしよう
—— リーダーシップの本質
第5章 自分の人生を生きるための「たった1つの方法」
—— 「志」の育て方
おわりに
著者発案の「わらしべ長者的キャリア」とは?
「やりたいことなんて、なくていい。」では、著者・伊藤羊一さんの提唱する【わらしべ長者的キャリア】が紹介されています。
「わらしべ長者的キャリア」とは?
目の前の仕事や経験に対して、全力投球して成果を出す。それがきっかけとなり、思いもしなかったキャリアに繋がっていく人生のこと。
これがまさに伊藤さん自身のキャリア形成そのもので、「やりたいことなんてなくてもよくて、必要に迫られて始めたことを突き詰めて成果をあげることに集中すればいい」というメッセージが詰まっています。
もっと噛み砕いて説明すると、『やりたいことがないなら、やるべきことをやろう』ということかなと。
つまり、
やるべきこと(must)を徹底的に積み重ねて、
できること(can) のレベルを圧倒的に高めていけば、
それが結果的に やりたいこと(will) になっていくことがある
というのが、大事なポイントです。
わらしべ長者的キャリアの「3つの極意」とは?
伊藤羊一さん曰く、「わらしべ長者的キャリアを築くための極意」は下記の3点とのこと。
① クオリティを徹底的に上げよ
→ とにかく現場でのリアルな経験を積み上げて、その経験を抽象化・ノウハウ化して人に伝える訓練をしよう!
どんな形であれ、アウトプットとインプットのサイクルを回すことがクオリティを上げるポイントになる。
② 常に人を驚かせよ
→ 仕事のクオリティを高めた上で、そのクオリティに相手が驚くような「特異点」を見出してアピールしよう!
相手に与えたインパクトが「口コミ」として広がり、仕事の可能性を広げてくれる。
③ 食わず嫌いせず、何でも引き受けよ
→ 評判を聞いて頼まれる仕事の機会は、損得勘定を考えずに全部トライして120%の力でやってみよう!
頼みやすい人と評価されると、その評判がさらなる仕事を呼び込んでくれる。
この記事で紹介したのは「第1章」に書かれた内容の一部です。他にも多数の金言が載っているので、気になった方はぜひ本書を読んでみてください!
「やりたいことなんて、なくていい。」を読んだ感想【書評まとめ】
この記事では、「【書評】伊藤羊一さんの「やりたいことなんて、なくていい。」には凡人のための最強のキャリア論が載っている!」について書いてきました。
カフェ経営やブログ運営をして生きていたため、やりたいことをやって生きていると思われがちな僕ですが、ぶっちゃけ「やりたいことがない(夢がない)」という悩みを抱き続けていた一人です。
そんな僕も、ある時期に境に、夢を追うことではなく「目の前の仕事に120%のクオリティで応えよう」という気持ちに入れ替えて仕事に取り組むようになりました。
すると、徐々に予想しない方向に仕事の幅が広がり、フリーランスとしても生活ができるような状態になるようになった経験があります。
今この瞬間も「夢がないことを負い目に感じている人」はたくさんいると思います。
そんな人たちにとって、「やりたいことなんて、なくていい。」は視界をパッと開けてくれて、これからどんな仕事人生を過ごせばいいのかを明確に示してくれる一冊じゃないかなと。
シンプルで力強く背中を押してくれるメッセージが綴られているので、ぜひ手にとって読んでみてください。
✔︎ 夢のない人に向けた仕事論が書かれている
✔︎ 著者の「キャリア形成法」が解説されている
✔︎ 未来を切り開くための考え方が紹介されている
というわけで、今回の記事は以上です。
では、また!