どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
先日とあるインタビューを受けたんですが、その最後に「自分の肩書きはなんだと思いますか?」という質問を受けました。
ホンバコを始めてから自分の中で度々議題に挙がっては答えが見つからず棚上げされてきた質問でした。
未だなお、自分の「わかりやすい肩書き」が見つけられません。これからの仕事の方向性も含めた肩書きを、そろそろ見つけたいなと感じています。
わかりやすい肩書きを名乗りたい
まず、僕が「わかりやすい肩書き」を持ちたいと思った理由を説明しておきます。
鳥井弘文さんが以前に書かれた「ネット上で注目される専門家になるためのテンプレは確実に存在する」という記事の中で、このような『隠居系男子メソッド(通称)』がまとめられていました。
ネット上で特定のコミュニティの中で有名な専門家になるためのテンプレ
1.徹底的にその分野の情報を発信し続ける。
2.海外の動きを伝える。
3.定期的な繋がりを創りだす。
4.ネット・リアル問わず“面倒くさい事”を代行する。
5.実体験から得たことを発信する。
【追記】
6.わかりやすい肩書を名乗る。
7.めちゃくちゃ詳しいブログ記事を書く。
これを読んでいて、ものすごく納得したんですよね。「確かにネット上で有名な専門家になっている人は当てはまるな〜」って。
中でも、追記で書かれていた「わかりやすい肩書きを名乗る」の部分に強く反応してしまって。
記事の中にも登場していますが、以前に対談イベントをさせていただいた小倉ヒラクさんの『発行デザイナー』って半端なく秀逸な肩書きだと思うんですよ。これ以上の肩書きが思い浮かばないぐらい。
今までは「りょうかん」という珍しい名前と「ホンバコの店主」という普通な肩書きで認知が広がってきましたが、今後は『わかりやすい肩書き』を持つ必要性があるんじゃないか、と漠然と感じるようになったというわけです。
ツイッターで投票をしてみた
冒頭で触れたくいしんさんからのインタビューの時もだったんですが、自分の中に解答が見当たらない僕は「周りからはどう見られているのだろう?」という素朴な疑問に駆られました。
そこで、何気なくツイッターの投票機能を使って質問を投げかけてみたところ…。
先日のくいしんさん( @Quishin )からのインタビューの中で、
「自分の肩書きは?」という質問を受けた。僕自身もわからず悩んでいる部分でした。
くいしんさんから言われた「プロデューサー」が確かに1番近いのかも…。皆さんからは、どう見えてますか?
— りょうかん (@ryokan_1123) September 26, 2017
投稿の中で「プロデューサー」を推してしまったことを考慮すると、周りからは「カフェオーナー」という見られ方をしている、という結果に。まあそうですよね。
ただのカフェオーナーではなく、これからを見据えた肩書きを考えたい
このツイッターでの投票を終えて感じたのは、本当に持ちたい「わかりやすい肩書き」は「これからを見据えた肩書き」でなければダメなのだという想いでした。
そこに飛び込んできたのが、くいしんさん本人からのリプライ。
「肩書きなんか関係ねえ!」も真実だとは思いますが、肩書きによって周辺にいる人はその人のことを判断したり考えたりできるというのもまた事実で…。だからこそ自分は何者か、どういった気質の人間なのかを説明するためのひとつのカードとして、肩書きというのはおもしろいよねと思っている派です。 https://t.co/ts2yz0iAjB
— くいしん (@Quishin) September 26, 2017
で、僕はりょうかんさんは、これから場作りとかいろいろなプロジェクトを世の中に仕掛けていくんだろうなーって想像して、プロデューサーだなって思いました。 https://t.co/ERN8E3Y1rQ
— くいしん (@Quishin) September 26, 2017
なるほどな、と。
確かに僕自身は今後も色々と仕掛けていきたいと思っているし、仕掛けていかねばならないとも感じてる。
それを「プロデューサー」と呼ぶのか。んー、しかし「プロデューサー」とは何なのでしょう?
そんなことを考えてエゴサーチしていた時に見つかったのが、再び登場、鳥井弘文さんの「編集者とプロデューサーの違いとは?」という記事でした。本文中から引用させていただきます。
さて、そんな中最近よく思うのですが、自分がなりたいのは「プロデューサー」ではなかろうかと。
ただし、プロデューサーというのも広義の意味で言えば、「編集者」に含まれるのだと思います。人なりモノなり何かしらコンテンツをプロデュースして、より多くの人に届いたり、愛されるようなものへと変えていくのが主な仕事なわけですからね。
ただ、狭義の編集者と、プロデューサーは決定的に何が違うのかと問われれば、僕は以下のように答えます。
「何を選べばいいのか?」は答えられるけど、「どう変えたらいいのか?」は答えるのが苦手。それがプロデューサーだと。
より“飛躍”させるのは得意だけれど、より“完成度”を高くするのは得意じゃない、そんな感じではないでしょうか。
なるほど、僕が鳥井さんにシンパシーを感じていた理由がわかってきたかもしれない。
しかも、よくよく調べてみると、この記事が書かれた当時2015年1月。僕自身でこのようにツイートしていたようです。
僕はプロデュースしたい編集者タイプかも。
編集者とプロデューサーの違いとは? http://t.co/HZfXvpXWls @hirofumi21さんから
— りょうかん (@ryokan_1123) January 16, 2015
自分ではっきり言ってますね。「プロデュースしたい」って。
最後に:でも、まだ肩書きは定まらない
珍しく自分の頭の中で渦巻くモヤモヤを素直に書いていく系の記事を書いてみました。
自分自身としては「プロデューサー」という肩書きは、意外としっくりきています。ただ、もう一歩何かが足りない。
そこを見つけていく作業を、これから数ヶ月はしていくことになるんじゃないかなぁと感じます。
この数ヶ月の間に自分の中でフッと自分の形にハマる肩書きが見つかる瞬間がくると思うので、その時にはまたこのブログの中でお伝えしてみたいと思います。
また、皆さんも自分の「わかりやすい肩書き」を考えてみてみるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
P.S.
もし僕に良いんじゃないかという肩書きが浮かんだ方がいれば、ぜひ連絡ください。
こんな反応がありましたー!
りょうかんさんは、職能としては(すでにあるかもしれないけど、イベントや場所をつくる)「場づくりプロデューサー」なんじゃないか?というのが僕の仮説です。これをもっと、バシッとした言葉で言えたらいいですよね…笑。 https://t.co/ACN2SqHW64
— くいしん (@Quishin) October 2, 2017
あと「プロデューサー」という職能を考えるときに有効なのは作家性の有無です。
自分は、
・小説家なのか編集者なのか
・映画監督なのか映画プロデューサーなのか
・コックさんになりたいかお店を経営したいか
・個人の感情が第一か、チームの成果を優先するのかとか。
前者は、作家。 https://t.co/Cwybyx2fxp
— くいしん (@Quishin) October 2, 2017