働き方 - フリーランス

二拠点居住というライフスタイルはフリーランス向けです【経験談】

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どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。

鳥取と熱海との二拠点居住を始めてから半年以上が経ちました。今のところ快適な生活を送っています

ちなみに、リクルートホールディングスの発表した『2019年のトレンド予測』の住まい領域のキーワードには【デュアラー(二拠点生活者)】が選ばれたようです。

人口の14%が二拠点生活を始めるという衝撃的な予想まで飛び出しています。
>> 2019年、人口の14%が「デュアラー」になる!? シェア文化の浸透で実現する、都心+郊外のデュアルライフ|ログミーbiz

肌感覚としてそこまで爆発的な増加はしないだろうとは思いますが、働き方の多様化に合わせてライフスタイルも徐々に変化が出てきているのは間違いないでしょう。

この記事を読んでいる方の多くも、「二拠点居住に興味はあるけど実際どうなんだろう…?」という気持ちを抱いているんじゃないかなと。

というわけで、今回は、デュアルライフ実践者として「二拠点居住のメリットとデメリット」をお伝えしていこうと思います。経験談をまとめているので、参考にしてみてください。

結論から言うと、時間や場所に縛られず働けるフリーランスにはデメリット以上にメリットのあるライフスタイルです。(逆に言うと、会社員として働いている人には向いてないかも)

本記事の内容を3行で伝えると・・・

✔︎ 二拠点居住のメリットとデメリットをまとめました

✔︎ このライフスタイルは思ってる以上にデメリットが大きいです

✔︎ ただし、フリーランスの人にはメリットが上回るのでオススメです

あっ、僕自身は【地方×地方】の二拠点居住なので、いわゆる「デュアルライフ」と呼ばれるような【都心×地方】ではありません。その点だけはご了承ください。

二拠点居住をするメリットはあまりない

はい、まず大前提をお伝えしておくと、二拠点居住をするメリットはあまりないです。

週末移住のように休日の楽しみ方のひとつとして考えれば、人生をより豊かにするために選ぶ価値はあると思います。でも、純粋な損得勘定だけで考える人にとっては、得られるメリットよりコストの方が高くついてしまうので、二拠点も持つ必要はないですね。

余暇に旅行で自分の好きな街へ訪れるだけで充分じゃないかなと。

居住コスト&移動コストが膨大になる

誰しもが気づくポイントだと思いますが、二つの地域に居住をするためには、両方の地域に住居が必要になります。つまり、家賃負担が倍になってしまいます

加えて、毎回二つの地域を行き来しないといけないので、その度に交通費もかかってきます。もし週末移住のような形であれば、月に4往復分の交通費が家計の負担になるわけです。

僕は「居住コスト」を限界まで下げてます

参考に僕の実情を伝えておくと、「居住コスト」を限界まで下げることで二拠点生活を実現しています

鳥取と熱海の両方に住居を確保しているわけですが、実質的な家賃負担は合わせて「2万円以下」に抑えてます。具体的にはこんな感じです。

鳥取:一軒家を借りてルームシェア(家賃負担ゼロで水光熱費のみ負担)

熱海:お手伝いしている会社の管理物件に居候(家賃負担ゼロ)

そして、移動コストについても、鳥取と熱海は距離があるので「往復は月に1回」と決めて、その分だけそれぞれの滞在期間を長めに取ってます。移動手段によって変わりますが、毎月の交通費は「往復3.5万円以下」ぐらいですかね。

つまり、毎月の居住&移動にかかるコストは【〜約5万円】で、普通の一人暮らしの家賃分ぐらいに収まるようにしています。

地域によっては地元の人たちと馴染めない

あと、地味にネックになるのが「地元の人たちとのコミュニケーション」です。

特に縁の少ない地域を拠点にした場合、その地域の人たちが「二拠点居住」の概念に慣れてないことでトラブルが発生してしまうこともあります。

僕の場合は、出身地(鳥取)と居住経験のある街(熱海)を選んだので、これまで変なトラブルに巻き込まれるようなことはありませんでした。

ただ、それでも、家を借りている鳥取では、町内の行事毎に参加できないなどのプチ困難には直面しています。地域の人と馴染めてないと大変かもしれません。

 

二拠点居住をするメリットとデメリットとは

箇条書きでまとめておきます。

① ライフスタイルの見直しになる
② 人の繋がりが固定化されない
③ 定期的なリフレッシュになる

① 居住コストが単純に倍になる
② 移動コストがかかり疲労も出る
③ のんびりする時間が取れない
④ 地域の人との適切な距離感が取りにくい

メリット① ライフスタイルの見直しになる

この効果はめちゃくちゃ大きいと思います。

終身雇用制度が崩壊して、同じ会社で働き続けることも、同じ場所に長く住み続けるという概念も、少しずつ変化してきている時代です。

そんな価値観が多様になっている時代において、「自分にはどんなライフスタイルが合っているんだろう?」と悩んでいる人も多くなっていま。その悩みの解決法は明らかで、まずは今のライフスタイルを変えて試してみることしかありません。

その形として二拠点生活をするのはめちゃ良くて、実際に試してみることで自分なりにどのくらいの割合で都市と田舎に居たいのかなどの輪郭がはっきりしてきます

いきなり家を借りて住むのはハードルが高いと感じる人は、その地域のゲストハウスに繰り返し泊まってみたり、試住体験のできる「microstay」のようなサービスを使ってみるといいかもしれませんね。
>> 暮らし体験を提供するサービス「microstay」で試住体験をする

メリット② 人の繋がりが固定化されない

個人的に大きなメリットだと感じているのが「付き合う人のカテゴリーが広がる」という部分です。

人口構造や産業構造によってそれぞれの街で出会う人のタイプは全然異なりますし、その多様なジャンルの人たちとの繋がりが増えることで得るものはかなり大きいなと。

例えば、鳥取と熱海で比較すると、このような違いがあります。

鳥取の場合
行政や金融で働く人が多く、商売気のある人が少ない。20〜30代の若手クリエイタータイプの人たちとの距離が近く繋がりやすい一方で、上の世代との交流は少なめ。

熱海の場合
観光業に従事する人が大半で、長く続く商売家系の人も多い。活発な20代は少ないが、東京との距離も近いので刺激的な活動をする30〜40代の方達とは繋がりやすい。

メリット③ 定期的なリフレッシュになる

定期的に身を置く環境を変えることができるので、気分のリフレッシュにもなります。

観光の街なので住み心地の面では鳥取に劣る熱海ですが、目の前がすぐ海なのでこんな景色も見ることができます。最高ですね。

熱海の朝焼け。加工なしでこの綺麗さはヤバないですか?

デメリット① 居住コストが単純に倍になる

デメリットの部分は上述しましたが、やはり最大のネックはお金の面。特に「居住コスト」は単純に倍の負担になってしまいます。生活用品や家具家電もそれぞれの家に必要ですしね。

さらに言えば、お金だけではありません。掃除の手間や防犯面の苦労も合わせて増加するので、その負担感は相当なものになります・・・。

ただし、最近は、「シェアハウス」や「多拠点居住向けサービス(例:ADDress)」なども登場してきているので、居住コストを抑えられる選択肢は徐々に増えてきているかなと。

デメリット② 移動コストがかかり疲労も出る

この話も繰り返しになりますが、交通費もバカになりません。

加えて、個人的にかなりのダメージになっているのが【移動疲れ】です。距離が遠い二拠点だからということもありますが、移動した日は仕事の生産性が著しく悪くなってしまいます

下手したら移動で疲弊した体力の回復だけで半日ぐらいかかっているかも・・・。詳しくは「「移動」こそが二拠点居住の最大の障害。」という記事に書いているので興味がある方は読んでみてください。

デメリット③ のんびりする時間が取れない

意外かもしれませんが、二拠点居住をしていると時間に追われることが多くなります

移動の日が決まっているので、その地域(もしくは家)にいる間に片付けておかないといけないことが出てくるんですよね。たとえば「洗濯」とか「掃除」とか「ゴミ捨て」とか「頼まれ仕事」とか。

「田舎でのんびりとした時間を!」と思っている人は、冷静に考えてみた方がいいかもしれません

デメリット④ 地域の人との適切な距離感が取りにくい

地域の人たちとのコミュニケーションの問題は「適切な距離感」にあります。この距離感の取り方が合わないと悲惨なことになってしまいます。

この問題には、以下の2つのパターンがあって、どっちになっても苦労することになります。

【距離が近すぎるパターン】
→ コミュニティが狭すぎてプライバシーが無い

距離が遠すぎるパターン】
→ よそ者アレルギーが強くてコミュニティーに入れない

 

二拠点居住がフリーランス向きな理由

ここからが本題です。実際に半年間の二拠点居住をしていて、二拠点居住というライフスタイルは【フリーランス向き】だなと感じています。

仕事を得られるチャンスが倍になる

最大の理由は『人の繋がりが増える』から。

フリーランスの仕事は、知人経由で直接依頼されることが多いので、付き合う人数が増えればそれだけ仕事が舞い込んでくるチャンスも増加します

さらに、地方都市ではフリーランスのように専門的なスキルを持った人材が少なく、能力と実績がしっかりあればすぐに噂は広がります。

そして、その噂によって次々と仕事の相談が届くようになっていきます。

加えて、フリーランスの多くは「リモートワーカー」でもあるので、仕事自体は場所に縛られない。

つまり、二拠点居住することで、リモートワーカーの優位性が活かしながら両方の地域で仕事を請けられるというわけです。

実際に僕自身も、鳥取と熱海の両方でライターとしての仕事依頼を請けていて、それぞれの地域の依頼の数も次々と増えてきています。

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フリーランス向けサービス「TEAMKIT」の代表も二拠点生活者

ちなみにですが、「フリーランス1年生が絶対に登録すべきツール5選」でも紹介した「TEAMKIT」の代表・小谷草志さんも、二拠点生活をしている一人です。

草志さんは「鳥取と東京の二拠点」なので、まさしく【デュアラー】ですね。

以前に寄稿されていた記事には、このような記載もありました。

二拠点居住は、移動という大変さもありますが、東京での人脈や情報が鳥取の事業に還元されることや、逆に鳥取での人脈や情報が東京での事業に還元されることもあり、それぞれの相乗効果を感じています

引用:鳥取県発の移住プログラムから「地域との新しい関わり」を考える|マチノコト

やはり、それぞれの地域での事業(仕事)が相乗効果を生む点を二拠点居住の利点として挙げられてますね。

 

まとめ:二拠点居住は大変だけど豊かです

もしかすると、この記事を読んで「やっぱり二拠点居住って大変じゃん」と感じたかもしれません。

実際、大変です。

ですが、その大変さ以上にこのライフスタイルに対する充実さがあるのも事実で。
僕はその点を重視しています。

そもそもフリーランスという自分で仕事や住む場所を選べる働き方を選んでいるのは、自分の人生を豊かにするためです。その中で、僕にとっては「拠点を複数持つ生活」が豊かだなと思って選択しています。

そして、フリーランスとして働く他の方々にとっても、二拠点居住や他拠点生活というライフスタイルが適しているかもしれないなと。

そんな方にとって、この記事が背中を押すきっかけになってくれたらと嬉しいです

 

というわけで、今回の記事は以上になります。

もしこの記事を読んで「二拠点居住を始めたい!」と思ったフリーランスの方がいれば、まずは住みたい地域に定期的に通うところから始めてみましょう

事前に知人を増やしておくと何かトラブルがあった際にも安心ですし、その地域で暮らす空気感や仕事のしやすさなどをリサーチしておくと、よりスムーズに地域に馴染んでいけると思います。

では、また!

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りょうかん
りょうかん
1990年11月23日 鳥取市生まれ / ブロガー兼WEBライター / 鳥取と熱海の二拠点生活中 / ✍毎日noteを書いてます / YouTubeチャンネルも稼働中 / polca Life / Amazonほしいものリスト
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