どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
話題沸騰中のキングコング・西野亮廣さんの新書「革命のファンファーレ」を読みました。
まだ読んでない方は西野さんのブログで冒頭40ページが無料公開されていますので、まずはそちらを読んでみてください。
≫ 『革命のファンファーレ』の前半40ページを無料公開してみた。|キングコング 西野(LINE BLOG)
今回はこの本の中にとても心に響く部分があったので、その内容について考えたことを紹介してみようと思います。
行動しない人間はアホである
まず「革命のファンファーレ」は、西野さん自身が絵本「えんとつ町のプペル」やビジネス書「魔法のコンパス〜道無き道の歩き方〜」を出版してきた中で繰り返してきた『仮説と実証』を元に書かれています。
インターネットの登場により「お金」と「広告」のシステムがどのように変わりつつあるのか、ということが主軸になっているんですが(これがまた面白い)、今回ご紹介したいのは最後の章『踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報」だ。』という部分についてです。
この章の中から、とりわけ印象的だった部分を引用してみます。
行動しない人間はアホである
行動しない人間は、自分が行動しない理由を、すぐに「勇気」のせいにする。「勇気がないから一歩踏み出せない」と言う。
これは違う。大間違いだ。
行動することに、勇気は必要ない。
子供の頃に一人で乗れなかった電車に、今、あなたが一人で乗れるようになったのは、あなたが勇気を手に入れたからではない。
「電車の乗り方」という"情報"を手に入れたからだ。
(中略)
一歩踏み出すために必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。
説明できてしまう事柄に「勇気」は必要ない。
一歩踏み出すことに勇気が必要だと思っているのであれば尚のこと、そんな不確かなものを取っ払ってやる為にも、とっとと情報を仕入れた方がいい。
そして、コチラから仕入れようとせずとも、自然と情報が集まってくる身体作りをしておいた方がいい。
情報は、行動する人間に集まり、更なる行動を生み、また情報が集まってくる。行動の連鎖だ。
勇気のせいにしてはいけない。
今、あなたが行動できていない理由は、あなたが情報収集をサボっているせいだ。
努力だ、圧倒的努力。これに尽きる。
出典:革命のファンファーレ
躊躇なく一歩踏み出すために「情報収集」を欠かさない
いかがでしょうか?
「一歩踏み出すために必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ」という部分を読んだ時には、なんで今まで気づかなかったのか不思議なぐらい共感している自分がいました。
失敗をしても前向きに挑戦し続けている人を見て、「あの人は前向きだなぁ、自分はあそこまでタフには生きられない」と考えたことがある人も多いと思います。僕自身もそうでした。
ただ、僕自身の経験を振り返ってみても、一歩踏み出して挑戦した時には必ず自分の中で「理論武装」をして臨んでいたことに気づきます。
「国公立大学の学生なら休学に躊躇する理由なんてないと思うんですけど」という記事も、まさに僕自身が大学院休学をする時にロジカルシンキングで考えた結果のひとつでしょう。
そして、ロジカルを組み上げていくためには「情報収集」をしっかりしておく必要がある。
たとえば僕であれば「国公立の休学費はゼロであること」や「時代がどう変化しているのか」を知っていなければ行動までつなげることはできなかったと思います。
あとは、「情報収集をしてロジックを組み上げる」をどれだけ繰り返せるか。もうその努力だけなんじゃないかという気になってきます。
ネット上で散々叩かれてきた西野さんですが、正直「ここまで準備しているのか…」と衝撃を受けるほどの準備(努力)を積み重ねてます。そりゃメンタルが弱いなんて言わないよ、絶対。
≫ 『メンタルが弱いのではなくて、ただ準備をサボっているだけ』問題|キングコング 西野(LINE BLOG)
自分の頭で「考える」時間を持とう
さて、ここまでを読むと「もっと情報収集(インプット)をする時間を取らないと!」と感じる人が出てくると思います。
ただ、たぶん本質はそこじゃない。
大事なのは「情報収集(インプット)の時間」でも「アウトプットの時間」でもなく、「考える時間」をどれだけ生み出せるか。
繰り返しますが、鍵は「インプット=情報収集」にあるのでもなく、「アウトプット=書くこと、文章力」にあるのでもないです。鍵は「考える」部分にある。だからまずはここに(他の2プロセスより)多くの時間を使う必要がある。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) October 4, 2017
「コチラから仕入れようとせずとも、自然と情報が集まってくる身体作り」=「情報収集を自動的にできる環境作り」こそが、本来するべきアプローチであるはずです。
僕は空き時間に有効な情報収集するために「Pocket」などを活用していますが、「考える時間」を創り出すためにこのような方法はどんどん試してみた方がいいのだろうと、改めて感じています。
ブログを毎日続けるコツも、常々新しいことにチャレンジする意識も、「自分のアタマで考える」ことからスタートするような気がします。
最近の僕が忘れ気味だったことでもあったので、今回は自戒を込めて書き残しておきました。
読んでくださった皆さんにとって、なにか参考になる部分があれば嬉しいです。