「同じ釜の飯を食う」の重要性。移住促進はここから始まるんじゃないかという仮説を立ててみた。

2017年10月11日まちづくり

どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。

先日、Square公式ブログに公開されていた「【商いのコト】社会的意義とビジネスは相反しない。長野から全国へ“古材の循環“を広げる」という記事を読みました。

長野県諏訪市にある、新しい時代の古材屋さん「ReBuilding Center JAPAN(通称:リビセン)」の代表・東野唯史(あずのただふみ)さんのインタビュー記事なのですが、スタッフに企業理念を浸透させるために行っている方法が素晴らしかった…。

非常に心に残ったので皆さんにもご紹介しながら、そこから考えたことを今回は書いてみようと思います。


「同じ釜の飯を食う」の重要性

ツイートした内容とかぶりますが、リビセンがスタッフに企業理念を浸透させているためにしている方法を抜き出してみました。

企業理念を浸透させる方法

1.毎日夜はスタッフと一緒にご飯を食べ、コミュニケーションをとる
2.月に1回スタッフと、1人あたり2時間程度面談する機会を設ける

この中でも僕が注目したのが「毎日夜にスタッフとご飯を食べる」という部分。

リビセンを運営する東野さん夫妻とは2014年10月頃に約2週間、寝食をともにさせていただいた経験があるのですが、確かにその時から「一緒に食事をする」ということに非常に重きを置かれていたと強く印象に残っています。

そして、このツイートを読んだうちのスタッフが「食事をしている時が一番素が出るから、良いコミュニケーションが取れるんだよね〜」とつぶやいたのを聞いて、ハッとしました。

これまでの経験を思い返してみても、机に座り膝を付け合わせてミーティングをした時よりも、ご飯を食べながら何気ない話をしている時の方が、印象に残る内容や気づきが多かった。

それは「食事」という三大欲求のひとつを満たしている瞬間にこそ「隙」が生まれて「素」が出るからかもしれません。

だからこそ、関係性が深まり信頼関係が芽吹いていくためには、「同じ釜の飯を食う」という行為が重要なのでしょう。

雑談をデザインする

さらに、もっと大事なのは、食事をする時には自然と「雑談」が生まれるという点。

最近僕のブログに度々登場する鳥井弘文さんが過去記事の中でも語られているように、インターネットが発達してあらゆるものが効率化してきた今の時代に必要になってきたのは、奇しくも効率化と対極にある「雑談」という一見無駄に見える時間だったりするわけです。

参照:日本の編集者は、LINEを多用して“雑談”をするべきだというお話。|隠居系男子
参照:会社の枠を越えて昼に集まって雑談するときに、ガレージの熱狂が生まれる。|隠居系男子

そして、「同じ釜の飯を食う」という行為は、現代において「雑談をデザインする」ためのとても良い仕組みなんじゃないかと。

すごく正直な話をすると、僕自身は「食事はひとりでしたい派」です。ご飯を食べながらスマホで情報収集するのが大学時代からの習慣になっていて、誰かと食事をともにすることを極力避ける傾向がありました。(リビセンの東野さん夫妻に、食事しながらスマホを見る癖を何度も注意されていたことを思い出します…)

ただ、そんな僕も、小学生の頃は家族と同じ時間に同じ机で食事をして、「今日はこんなことがあった」「こんなことを思った」とご飯を食べながらベラベラ喋っていた時代があったんですよね。

今考えてみれば、あの時間が「良い雑談」を生んでいて、コミュニケーションを活発にさせていたんだと26歳になってようやく気づきました。

逆に言えば、家族とあまりコミュニケーションを取らなくなったのは、僕自身がひとりでご飯を食べることを優先させ始めたからなのでしょう。ちょびっと反省です。


移住促進は「同じ釜の飯を食う」仕組みから始まる

さて、ここからは僕の仮説の話。

またまた登場の鳥井弘文さんが、「関係人口を増やすためには、定期的に通ってもらう仕組みをつくること。」という記事の中で興味深い仮説を立てられていました。

それが、移住者(関係人口)を増やすためには「定期的に通ってもらう仕組みをつくること」が大事というもの。

この仮説にはとても納得感を得たんですが、これをもう少し掘り下げていくと、「定期的に通ってもらう仕組み」をどうデザインしていくのか、という部分を考えていかないといけません。

そのひとつの解が「同じ釜の飯を食う」にあるような気がしています。

たとえば、いま計画を進めている「ゲウトハウス」の構想を練る中で、「スタッフが一緒に食事をしているところにゲストも自由に参加できる仕組みを用意する」のはどうかな、という案がホンバコのスタッフから出ていました。

リビセンと同じようににスタッフとのコミュニケーションを取るために実施する一方で、同時にゲストハウス(鳥取)を訪れた方とも「同じ釜の飯を食う」ことで雑談をする。

スタッフ同士の信頼関係を構築していくことはもちろん、ゲストが「ただいま」と言える場所を用意する仕掛けとなる意味でも、良い仕組みになるんじゃないかと密かに感じています。

その結果として鳥取に通う回数が自然と増え、勝手にこの地域に興味を持ち始めてくれることを狙う。その延長線上に移住・試住のような次の一歩を踏み出す人が現れ始めるんじゃないかと。

この仮説が正しいのかどうか実証するためにも、早くゲストハウスを始めれるように準備を急ぎたいと、この記事を書きながら改めてその想いを強くしました。(クラファンも実施するので、みなさんよろしくお願いします!)

移住を促進したいと考えている自治体の方やまちづくり関係者の方々の参考になれば幸いです。

 

追記:リビセンの書籍をホンバコで販売中!

ちなみになんですが、9月30日に「ReBuilding Center JAPAN」の会社案内本とも呼ぶべき書籍が発売されました。

一般市場には流通しておらず、リビセンのネットショップか取り扱い店舗で購入する以外、手にする方法はないという希少性の高い本なのですが、実は僕の運営する「Book Cafe ホンバコ」は取り扱い店舗になっています。

鳥取では唯一の取り扱い店舗だと思われますので、興味のある方はぜひご連絡ください。数に限りがありますので、お早めに〜!

関連記事:【販売中】ReBuilding Center JAPAN(リビセン)の書籍をホンバコでも!鳥取で唯一の取り扱い!|りょうかんのつぶやき

 

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りょうかん

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オーナー経営者Book Cafe ホンバコ
1990年生まれ、鳥取育ち。 「Book Cafe ホンバコ」のオーナー経営者。 プロフィールをより詳しく知りたい方は、こちらをお読みください。  個人株「VALU」もやってます→【りょうかんのVALU

2017年10月11日まちづくり

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