どうも、りょうかん(@ryokan_1123)です。
先日「魔法をかける編集」の著者・藤本智士さんと対談をさせていただきました。藤本さんの出版記念ツアーのひとつとしてのイベントでした。
参照:「魔法をかける編集」の出版記念トーク『鳥取でものんびRe:S』で藤本智士さんと対談することになりました。【11月1日(水)】|りょうかんのつぶやき
その対談イベント中に、参加者の方が実況ツイートしてくださっていたので、今回はそのツイートを元に内容にまとめると同時に、その時の気づきなども合わせて書いておこうと思います。
参加できなかった方々に、何かヒントが見つかれば幸いです。
会場にいる方が、実況してくれることを祈って!
ハッシュタグはこちらでお願いします!#のんびReS
— りょうかん (@ryokan_1123) November 1, 2017
実況は鳥取期待の若手のひとり「モリモトメイ」!
さて、この記事を書くのに非常に重要な実況ツイートをしてくれていたのは、鳥取の飲食店を紹介するメディア「鳥取なにたべ!」の編集長を務める鳥取期待の若手のひとり「モリモトメイ」氏!
さすがのリアルタイム実況をしてくれていたので、ガンガン活用させてもらいます!メイちゃん、ありがとー!
こちらのイベントのミニ実況を担当いたします〜!
雑ですが宜しくお願い致します。#のんびReShttps://t.co/Ee2xnn3WHp— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
定有堂の大ファン!
早速いきましょー!まずは藤本さんの自己紹介からはじまりまして、鳥取の話を。
藤本智士さん(@Re_Satoshi_F )×ホンバコりょうかんさん(@ryokan_1123 )の対談、はじまりはじまり。
本日32回めの鳥取講演
全国50箇所で出版記念イベントを開催。
藤本さんが出版した「魔法をかける編集」は地方の人に読んで欲しい!#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
藤本さんは定有堂書店さんの大ファン!
ちなみに今年の1月にも家族でホンバコへ来られたそうです…#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
そう、実は藤本さん、今年2017年の1月に家族でホンバコ(僕の経営するブックカフェで、このイベントの会場)に来たことがあったそう。
この記事を書くにあたりさかのぼって検索してみるとありました。ホンバコに来た際のツイートを発見!
イベントしてみたい、とツイートされていたのを知りませんでした…。よかった!イベントができた!
〈Twilog用 旅メモ〉鳥取県鳥取市のブックカフェ『ホンバコ』。2階フリースペースのハンモックがいい。イベントしてみたい。 @ ホンバコ https://t.co/EKCvygw6hD
— 藤本智士 (@Re_Satoshi_F) January 7, 2016
この日に僕がお店にいたのかどうか、お互いに記憶は定かではなかったですが、こうやって以前から知らないうちに注目していただいていたのは本当に嬉しい限りです。
なぜ対談相手に「りょうかん」を指名したのか
なぜ、対談相手がりょうかんさんなのか?
地方の皆さんにこの本を届けたい!⇒15都市くらいの友人に電話⇒イベントやりたいからなんとかして⇒ブログに問い合わせフォーム「藤本呼んでください」⇒コバタクくんが藤本さんを召喚!!今に至る!
2日間開催は鳥取だけらしいですw#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
今回の出版記念イベントで藤本さんに声をかけたのは、「やまや」の小林くん(通称:こばたく)でした。実況ツイートをしてくれたメイちゃんと同じ92年世代の鳥取期待の若手のひとりです。
彼とは、以前のブログでツイート対談をしているので、興味のある方はぜひこちらも読んでいただけると嬉しいです。
参照:「ローカルメディア」を再定義してみよう。藤本智士さんとの対談に向けて主催者と語ってみました。|りょうかんのつぶやき
なぜ、対談相手がりょうかんさんなのか②
藤本さんの思う編集は本のことだけじゃない。
スペースをつくることも編集。
ホンバコは一冊の立体的な本を作っているようなもの。藤本さんがリスペクトする編集者って圧倒的に若い人達。
特にWebメディアの人達は学びが多い。#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
ホンバコは…どういうコンセプトでできたのか?
街に愛着を持つきっかけってなんだろう。
⇒その街の人ことを知ることだ!
⇒街の人、地元を知るためにホンバコの仕組みを作ってみた#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
なぜ、対談相手が…なのか③
りょうかんさんのことを藤本さんが知ったのは…
・VALU!!!!
・りょうかんのつぶやき(ブログ)
・灯台もと暗しの鳥井さん(@hirofumi21 )
今回の対談相手に指名したのは、
完結に言うと、りょうかんさんに未来を感じるから!#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
藤本さん自身が「ホンバコの仕組み」を絶賛してくださっていたことはもちろん、僕のブログをかなり読んでくださっていたことに驚きを隠せませんでした。
対談の際には語られませんでしたが、僕がホンバコを始める前に23歳で人生が終わると思って行動をしていたことなどもご存知だったので…。本当に嬉しくて感動してしまいました。
ここから少し脱線…。「本の売り方」の話へ
藤本さんの本や雑誌をつくる時間は年々減ってきている…
よしもと芸人達のアートディレクションもやってる。
メーカーさんと商品つくることもやってる。
12/5はアルバムの日!アルバムエキスポ(イベント)もやってる。編集のお仕事の枠って広い!#のんびRes
— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
本は今売れない時代に…
藤本さんの知人のやなしたさん(校閲)
本屋をこの時代にバンバン立ち上げている
梟書茶房(フクロウショサボウ)のお話中身分からない本を売る本屋さん
袋とじのお店ちなみにその方の次の一手は本箱屋さんを百貨店でOPEN(予定??)#のんびRes
— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
ホンバコは次の一手として、ゲストハウスを計画中。
そのゲストハウスでは、旅人にセレクトした本をプレゼントする企画とかを計画中らしい…。#のんびRes
— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
個人的には今回の対談の中で、ゲストハウスの話に触れることが出来たのは個人的なハイライトかもしれません。
キングコングの西野亮廣さんも自身のブログの中でよく語られてますが、「本が売れない」というのはまぎれもない事実ではあるものの、その原因はamazonでも活字離れでもなく「売り方」にある。
この事実にいち早く気づいて対応をし始めているところもたくさんあるんですよね。そして、僕が今計画中のゲストハウスでも「本を売る」という挑戦をしようと思ってます。
詳しくはまた別の記事でまとめようと思いますが、キーワードだけを伝えると「セレクト本(選書した人がわかる)」「宿泊(体験)とセット」をいうイメージです。
ホンバコでは「本を売る」という機能を仕組みの中に取り込みきれなかったので、その反省を活かしながらチャレンジしてみようと思っていますので、ぜひ今後の動きに注目していただければ幸いです。
まずやる。そのマインドチェンジが必要
話はまだまだ続きます。今回の出版記念ツアーに問い合わせをくれる人は、圧倒的に20代が多いそう。
これはおそらく「年齢を重ねると依頼費用みたいなことが頭をよぎって問い合わせが出来ないから」ではないかと推測されてました。
藤本さんの出版記念ツアーを呼ぼう!のメールフォームに
メールをくれたのは圧倒的に20代が多い。そしてなぜかゲストハウスに関係している人が多い。#のんびRes
— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
なぜりょうかんさんがゲストハウスをやろうと思ったのか?
・ホンバコに県外から来る人も結構多いけど中々コミュニケーションとれない
・家みたいなものがほしい
・ゲストハウスを起点にゆるくつながりたい#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
43歳の藤本さんでも右肩上がりのバブリーな日本経済を経験していない。
単なる経済だけじゃない、豊かさはローカルにあると藤本さんは言っていたのに当時はあまり受け入れられず。
ゲストハウス的なビジネス、小商いが昨今たくさん生まれいるのは自然な流れ。#のんびRes
— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
りょうかんさん)
これまでのビジネスモデルには魅力を感じない。
このままやってもアレンジしていかないと生き残れないのではないか?#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
前述の「本の売り方」も同じ話だとは思うんですが、「インターネット」や「ブロックチェーン」「AI(人工知能)」などなどテクノロジーの大きな変化が劇的な勢いで生じている今の世の中で、これまでのビジネスモデルが通用する部分と変化させないといけない部分の見極めをきちんと出来るかどうか。
ここを自分の頭で考えて新しく構築していく人こそが「編集者」と呼ばれる人なのかもしれないな、と感じます。
そして、そのために重要なのは「行動すること」以外はないと。その良い例として「MacBookおじさん」の話になりました。
参照:MacBookおじさん、増殖中。 : まだ労働で消耗してるの? – イケダハヤト
Macあげるよおじさんの解説www
誰にあげるかの選定で
「自分はこうこうこういうことをします」って言う人よりも
「私はすでにこういうことをやっています」勢にあげてるすでにやってる人が稀有な人になりうる。#のんびRes
— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
「ほんとにやりたい人はもうすでにやってるよ。」
この一言が、りょうかんさんをマインドシフト。#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
夢を持っているやつはゴマンといる、それをちゃんと階段昇るように計画立ててやってるやつはいないよねby孫正義
これを聞いた途端、「会社やめます宣言」をした藤本さん。
その後、会社に行くふりして面接or映画をみる日々#のんびRes
— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
まずやる。このマインドシフト、マインドチェンジは、かなり大事だなぁと感じます。
そして、藤本さんも僕も、そのきっかけは「ある一言」だという共通点がありました。
マインドシフトワード
"本当にやりたい人はもうすでに何かしら始めてる。まだ始めてないというのは本当にやりたいと思ってないからじゃない?" by青木純
"夢を持っているやつはゴマンといる。夢に向けてちゃんと階段を登れるように計画を立ててやっているやつはいない。" by孫正義
巻き込み力をつけよう
対談も終盤にさしかかります。ここからは「まちづくり」にからめて話をしてくださいました。
20代っていいんだよね〜。
若い人って無条件に素晴らしいって思う。
自分自身の実感に伴ってもそう思う。#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
今、街を編集している人の約20年前、一昔前にも誰かが編集してくれている礎の基に今がある。
街づくりも、編集。#のんびRes
— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
地方に行くと目につく。
巻き込めてない人、1人でやってる人。なにやるにしても巻き込まないとダメで…
チラシを作るにしても誰か噛ませると拡がる
人に頼む力は結構大事!お金で対価をださずに情熱など他にもある。諦めるな。
お金で返すのがぶっちゃけ1番楽。思い切って頼め!#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
この記事の中では省略しましたが、当日の対談の中では藤本さんのこれまでの体験談も多く語っていただいていたので、参加者の方の印象にはこの最後のツイートの内容が非常に強く残ったはず。
まちづくりに限らず、何か「コト」を起こそうと思った時に大事なのは『巻き込み力』かもしれないと思わされました。
僕自身も熱海のまちづくり会社で働いていた時、自分自身に一番足りてないのは『巻き込み力』だと感じた時期があったので、あらためてその重要さに気づかされた気分です。
さらに、「チームを組む」というのも、巻き込み力のひとつなのかもしれません。
別に会社組織に加わるほどまでカッチリとしたチームじゃなくとも、企画を一緒に進めるぐらいのプロジェクトチームでも一緒なんじゃないかな、と。
最後に:「風と土の秋田」も合わせて読みたい
いかがだったでしょうか。
対談の一部を切り出してみましたが、話した内容が少しでも伝わっていると嬉しいです。(対談の全容はまた別の記事でまとめるかもしれません)
今回の対談の中で、僕の印象に一番残ったのは「20代」というキーワードでした。
藤本さんの出版記念ツアーに声をかけるのが圧倒的に20代が多いというのも驚きですが、そんな20代の後ろには必ずしっかりとサポートしている上の世代の方々がいたという話もありました。
僕を含めた20代の若手は、上の世代が土壌を作ってきてくれたことをきちんと理解して感謝しなければいけない。そして、その上で次の世代にさらに良い土壌を渡すためにチャレンジをしていかないとダメだなと感じました。
実際に、僕自身がホンバコを始めることができたのも、そして続けてこれているのも、ひと回り上の世代の人たちが土壌を作りバックアップしてくれていたからです。決して、僕自身に力があったわけでも能力があったわけでもない。
しかし、20代の終わりも見えてきた(もうすぐ27歳)ので、土壌を耕す意識をもっと増やしてく時期にさしかかってきたのかもと思っています。だからこそ、しばらくはエゴイスティックに事業をしたいなと。
参照:「まちのために事業をしない」宣言。地域の活性化は、徹底的なエゴイスティックの先にある。|りょうかんのつぶやき
しかも、意識したわけではないものの、今進めているゲストハウスプランに関わっているメンバーが全員平成生まれの20代という不思議な流れも生じています。
インターネットの登場とともに大きくなってきた僕たち世代が、如何にしてこれからの時代に適した「生き方」や「働き方」を模索していくのか。次の世代にどんなカルチャーを残せるのか。
正社員や終身雇用の形で提示されていたこれまでの画一的な価値観が崩れ、多様性の求められる世の中になってきました。
これからのチームは各自の「幸せ」の実現のためにあるような気がしますし、経営者やリーダーに求められるのは多様な「幸せ」の価値観への理解と探求だと思い始めています。
参照:一緒に働く人の「幸せ」を一番大事に考えたい。|りょうかんのつぶやき
この対談にはそのヒントがたくさん詰まっていたように感じます。
「魔法をかける編集」と同時期に出版された「風と土の秋田」は、藤本さんが周りの人を巻き込んでチームとして活動をしてきたリアルな物語が綴られているようなので、ぜひこちらも読んでみたいと思います。
この記事を読んでくださったみなさんにも、「魔法をかける編集」と「風と土の秋田」の両方を読んでいただけると嬉しいです。
昨日のイベントで買わせてもらった本、読みました!
寒天のお話の寒天会社の方のスピーチのところで泣いてしまったヽ(;▽;)ノ
街の人にこんなにも寄り添ってクローズアップして今、私が読めるのってすごいな。秋田の見ず知らずの人なのに。藤本さんの文章素敵だな。#のんびRes pic.twitter.com/HBWIV0YIv5
— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 2, 2017
その他の実況ツイートもご紹介
この記事では、全体の構成上省略させていただいた実況ツイートもありました。
その中でも合わせて読んでいただけると良さそうものを抜粋して載せておきます。お時間の許す方は、ツイッターで「#のんびReS」で検索していただき、全部を読んでいただけると嬉しいです!
そのとき、そのときに使うメディアは違っていい#のんびRes
— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017
「こういう動画をつくりましょう!」
「こういうHPをつくりましょう!」役所はつくることが目的となっているけど、それでは本末転倒。
こんな世の中にしたいなというビジョンを持って取り組むことが大切。#のんびReS
— さっけー (@Sake_yuta) November 1, 2017
小説家になりたかったけど…全くの器用貧乏だった。
当時は多動力が受けいられない時代。
「キミは何者なんだ!」とよく言われた。
自分は編集者であると名乗った時点で、
編集というところは多用なものであるという風に思っていた。#のんびRes— モリモトメイ@鳥取で複業編集長 (@hibi_tottori) November 1, 2017