「熱海が盛り上がってるらしいね」
ここ数年の間にこの言葉を何度聞いたことだろう。統計データ上でも2011年を底にして観光客数はV字回復してきており、人口4万人に満たない街に年間300万人もの人が宿泊している。
観光地として活気が戻ってきている熱海。まち再生の成功事例の熱海。
それが近年の熱海に対するイメージだ。異論はない。間違いなく熱海に観光客は増えてきている。
だけど、それだけが熱海の本当の姿だろうか。観光だけが、熱海の可能性なのだろうか。
僕は熱海に住んだ経験がある。2013年の春から1年間、熱海で暮らして熱海で働いた。たった1年間だけど、住む目線から見た熱海には「観光」とは違う顔があった。
それが何なのか、言葉で表すのは難しい。言葉を扱う仕事をしてるのに恥ずかしい話だけど、僕にはまだ正解が見つけられてない。
だけど、なんとか「文章」で伝えたい。それがこの特集をしようと思ったきっかけです。
この特集では、伝えるための切り口として『経営者』にフォーカスを当てました。
熱海という街には、100年以上続く老舗をはじめとして、ローカルの地に根ざした事業を展開する会社が数多くあります。事業者の人口密度は全国トップレベルじゃないかと思うぐらいに。
熱海の経営者たちは、何を想い、どこを目指して、この地で事業をしているのだろう?
観光ではない熱海の可能性を探るヒントは、ここにある気がした。
今回の特集では、僕の独断と偏見で声をかけた熱海の経営者8名にインタビューをさせていただきました。明日から随時更新していきますので、楽しく読んでいただけると嬉しいです。
というわけで、
この街のポテンシャルは「観光」ではないのかもしれない。【静岡県熱海市】の経営者特集、はじめます。
(この特集は、独自制作のコンテンツです)
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